●本日午前7時晴れ4.2℃
【お蔵入り】WeWishが158日間の宇宙滞在を終え、大気圏へ再突入したとのこと。皆さんのBlogで紹介されています。衛星を作った側からは、もう少し積極的に情報発信をしていただくと良かったのですが、忙しくてそれどころではないことはよく分かります。とにかく衛星を作るということは大変です。JAMSATのシンポジウムに参加してその感を強くしました。明星電気さんにおかれては、これを機にさらなる発展を期待します。お蔵入りになるレベルコンバーターが再び使える日が来るように…。JA5BLZさんもレベルコンバターを駆使し、数多くデコードされたようです。共々お疲れ様でした。
【請負い】奥武蔵アマチュア無線クラブの一員が衛星通信を始めることになり、この程アンテナの設置が終わりました。アンテナ自動追尾のため(新)PIC-NICを使いたいとのこと。キットの組み立ての依頼を受けたので、請負いました。10日TOKYOへ行った時、秋月電子で買って来ました。穴あき基板へ組むコントロールボードを含め、出来上がり。夕べテストをし、問題なく動くことを確認しました◆「もう忘れている」CALSAT32の設定では幾つかポイントがあるのですが、もう忘れていて、すこしまごつきました(内容:後述)
【実験途中】DDESat32が動くようにならないか検討中ですが、私は中断していたところ、JE9PELさんが作者に直接問い合わせ回答を得たとのことです。分からなかった点はDDESat32に衛星名が出なかったのですが、実際に飛来し、可視範囲に入れば出るとのことです。衛星の周波数が入れてないためか、私の場合はまだエラーが出ます。もっといろいろとやってみないとだめです。
●本日午前7時快晴0.6℃ 風は止んでいる
【JAMSATシンポジウム】おとといの10日、2日目JAMSATのシンポジウムに初めて参加しました。会場は日本科学未来館◆FITSAT-1を作った田中卓史教授の話を直接聞くことが出来、名刺も交換させていただいたことは良かった。豊かな発想と柔らかい頭、終始笑顔で話す親しみやすい人間性、すばらしい人だと思いました。LEDの点滅を10Hzに選んだのは「船舶信号通信で10Hzが最も視認性が良いとの海上保安庁の論文を見つけて…」「UHFアンテナは、ラジコン用サーボモーターにキャプチャーを取り付け、ローラー式で引っ張り出す、機械工学部の学生に考案してもらった…」「最悪の事態に備え、1200MHzの受信用パッチアンテナを装備…」「衛星を地球に向けるため、最も強力なネオジム磁石を搭載」など、FITSAT-1はあらゆる角度から幅広く検討、研究して出来上がった産物と思いました◆日本大学、筑波大学の学生さんの発表も聞きました。頑張っている◆埼玉上尾市のJA1OGZ金子さんの「2.4GHz帯の干渉状況」発表は時節柄、1200MHz帯を含む「アマチュア無線は二次使用」の現状と合わせて課題提起となっていました。金子さんとも顔つなぎが出来て良かった◆それにしても発表はパワーポイントとプロジェクターを使ったビジュアルプレゼンテーションが当たり前になっていることにあらためて気づきました。このような発表方法以外は考えられない今日、何かを発表する時のスタイルとして心しておかなければならないと思いました。取り敢えずの感想としておきます。
●本日午前7時快晴4.1℃ 強風 東日本大震災から2年
【Go for Mars】あと5年後、人類は本当に火星に向けて旅立つのであろうか。約18か月の旅、乗組員は1ペアーの夫婦が望ましいとのこと。地球から火星を見ると小さな星にしか見えない。火星から地球を見たらこれまた小さな星にしか見えないはず。そんなところまで、たった2人だけで行って、望郷の念どころではない、虚無感に襲われないか。マゼランやコロンブスが果てしない大海に出て、海の向こうがどうなっているかを求めた境地とは比べ物にならない。何かことがあったら、地球に帰れないことは確実だ。それでも宇宙に出て行こうとするのは人類の宿命か。原子核を操作するというパンドラの箱を開けてしまった人類。「惑星への旅」という新たなパンドラの箱を開けようとする人類。時代はいつも新たな始まりを見せたがる。
●本日午前7時晴れ7.5℃ 晴れですがどことなくどんより
【ESEO】「European Student Earth Orbiter」2月4日に少し触れていますが、字句を調整し、翻訳がやや滑らかになったので紹介しておきます。まだ一部です◆AMSAT-UKは「ヨーロッパの学生地球オービター(ESEO)」という名の145MHzと1260 MHzのFMのトランスポンダ及び145 MHzのBPSKのテレメトリ?ビーコンをもつ衛星を開発予定です。これは、欧州宇宙機関(ESA)の衛星教育プログラムの一環で「第3の使命」に当たるものです◆重さ40㎏、各辺33x33x63 cmの衛星は、地球の低軌道に2015から16年に打ち上げられる予定です。ヨーロッパ9大学がこのミッションに加わり、開発者はALMASpaceで、イタリアで開発の作業をすることになります。ベッドフォードシャー州のクランフィールド大学は、ミッションの終わりに宇宙船の脱軌道(大気圏再突入)を実証するために展開される小さな帆を供給することになっています◆AMSAT-UKのこの衛星の第一の目的は、教育支援であり、学校や大学で受信することができるダウンリンクテレメトリを提供することです。データは、魅力的な形式で表示され、ユニークな方法で全ての科目が好きになるよう、学生の興味をそそる方法で提供されます。対象読者は、プライマリとセカンダリの両方のレベルで、主に学生であり、プロジェクトはアマチュア衛星サービスにおけるVHF周波数上でシンプルかつ安価な "地上局"オペレーティングシステムの開発を含みます◆地上では衛星からの信号を直接受信し、任意のWindowsラップトップPC上の特別に開発されたグラフィカルなソフトウェアでデータが見えるようにします。FUNcube DonglePRO + SDRの受信機で受信できるよう、無指向性アンテナから電波が発射されます◆次に搭載機能の説明をします。以下、翻訳未了
WE-WISH
1 38856U 98067CS 13068.38303117 .03100724 11817-4 17997-2 0 2418
2 38856 51.6256 223.9181 0014103 314.4690 45.5597 16.17842570 24326
◆日本時間9日18時11分34秒現在のTLEですが、これによりますと今朝、まずまずの仰角のPassがあったのですが、追えず(残念)06:12 18.7°∠◆どうなったか
18:13のVO-52 ■交信(SSB)JA3BLK ★-850Hz
19:52のVO-52 ■交信(SSB)JI1DSU ★-840Hz
20:33のFO-29 ■交信(SSB)JR3BOT ★2,230Hz
●本日午前7時快晴6.2℃
【ARTSAT】「アートサット」は東大と多摩美大のコラボレーションによる「超小型衛星を芸術のツールとして使うというプロジェクト」とのことです。JAXAの打ち上げリストに載ったようです。この衛星についてのシンポジュームが昨年12月に行われ、その時のビデオが公開されました。JI1IZR眞田さんのBlogで紹介されています◆シンポジュームでコーディネーター、パネラーの言っていることは全て分かります。日ごろ衛星に触れているので、むずかしいとは感じません◆その中で出てきたポイントを幾つか①眞田さんが紹介しているのは、自身の研究課題のモデムIC無しのTNC(現状デコード率良くて70パーセント前後)②Arduino(アルディノ)③ゲイナー◆Webサイトで調べると…『「Gainer(ゲイナー)」は,物理的な入出力をともなうインタラクティヴな作品やインターフェイスを短時間で試作するためのツールキットです.電子回路の試作で用いられるブレッドボードと組み合わせることで,自由に回路を変更しながら試行錯誤し,作り上げていくことができます.』◆アルディノは知ってはいましたが、そのHPを見ると、アルディノもゲイナーも同じようなもののようです。髭のおじさんが一生懸命説明している№3のビデオまで見ましたが、アルディノのプログラミングは面白そうです。しかし、これらのキットにのめり込んだら、これまた多大な時間が必要になって来そうです。☆☆☆
●本日午前7時快晴5.4℃
それと「もっとしっかりしろ!」と言いたいですね。私は日本が世界をリードしなければならないと思っていますが、若者にもぜひそう感じてほしいです。新しい打ち上げシステムを作って、世界中の衛星打ち上げや探査を請け負うぐらいの意気込みがあってもよいのではないでしょうか。誰かが最初にやらなければ、国も周りも動きません。宇宙開発をどんどん盛り上げてほしいと思います。
出典:JAXAのインタビュー記事(ここは、と思ったところを抜粋したものです)
「ロケット開発の黎明期の熱き思いを未来へ」秋葉鐐二郎(元宇宙科学研究所所長・東京大学名誉教授)Ryojiro Akiba◆今年はロケット博士「糸川英夫」生誕100年。氏は糸川英夫博士に師事し、後継者の基盤を築いた人物◆JAXAも広報活動を積極的に行っています。教育にも力を入れています。JAXAは人工衛星を宇宙に飛ばす巨大な組織であることには違いありませんが、産学連携など日本全体の力が結集されてさらに発展することを期待しています。
●本日午前7時快晴2.0℃
最近は発射場の公開を制限しているようですが、学術目的なものを秘密にすること自体がくだらないと私は思っています。工学技術は汎用性を追求している学問で、その成果が、技術として実際に広く人の役に立つわけです。そしてその基本にあるものは、人間の知恵や知識です。知恵や知識は、時間が経てば自然と拡散する本質を持っていると思いますので、非公開にしてもただの時間かせぎのような気がするのです。でも今は、なかなかそうはいかない事情もあるようです。
◆↑私の言にあらず。出典は3回目で紹介します。
【WeWish】JA0CAWさんのBlogを見ると「WeWishの大気圏再突入が3月11日頃」とのMikeさんの見立てが紹介されています。私は何の根拠もなく、直感でARISSAT-1と比べたら「お釈迦様ころ」と見ていました。かなり早いことになります◆それにしてもWeWishのHPにはその後一切のコメントが載っていません「失敗とかどうとか」そういうことを言うつもりは全くなく、この衛星に関する考え方そのものが何も見えないのは誠に寂しい限りです。FITSAT-1が大成功であるだけに…。14:54 信号何も聞こえず
●本日午前7時曇り3.3℃
【韓国初のCubeSat】4月19日に打ち上げとなっていますが、打ち上げロケットはまだ決まっていないようですから、どうでしょう。FITSAT-1と同じようにLEDを光らすことが出来るCubeSatです。Korean OSSI-1 Ham Radio CubeSat Frequency Coordinated The IARU amatuer radio satellite freqency coordination panel◆国際アマチュア無線連合のサテライト部門が割り当て周波数の調整をすることになっています。アップ145.980MHzダウン437.425MHzどこかで見たような周波数ですが、衛星が増えて来て、割り当て周波数もだんだん逼迫しているのかも知れません◆韓国ではDS1SBO Hojun Songさんが調整役窓口のようです。
◆↑上記衛星のInformation Video 20分28秒全部見ました。韓国はようやく自前のロケット打ち上げ成功、自前の衛星も何とか衛星になったようだが、動いたかどうかは不明。そんな中、このようなVideoを公表することは良い傾向。しかしVideo見ればすぐ分かることだが、大変不謹慎ながら成功するとはとても思えない。おもちゃレベル。打ち上げ試験Passまで持って行けるかどうか。たぶん、完璧に動くか、あるいは「うんともすんとも言わない」まま終わるかどちらかになると思う。いずれにしても各国の大学がCubeSat技術を競っている現状だが、成功例なのどの技術提携は全く行われていない様子。ここで論じて見ても何の役にも立たないが、せっかく宇宙へ運び出すのだから、せめてゴミでなく衛星になってもらうよう願ってやまない。
●本日午前7時快晴3.1℃ 風は止んだが、冬空
【安価な自作ローテーター&ST2】AMSAT-BBの論調2つ①Homebrew as-el systemsロボットの時代、もう少し安くアンテナの方位・仰角のローテーターが手作りできないものか②ST2アンテナローテーターインターフェースは電圧が正しくプロットできない◆①についてはYAESUのG-5500がアマチュアにとっては少々高い金額になっている。日本の実勢価格での73,000円くらい。ちょっと手が出ない。なので出来るだけアンテナローテーターを安く作りたい②については私と全く同じ悩み。オペアンプをかますことによって解決できるのではないかと思っているが、実験はまだ。
【コスモグラード】3月1日更新されました。なかなか薀蓄(うんちく)のある読み物。読むには少々時間も必要だが、読んでおいて損はない。