●本日午前7時雨21.8℃ 東の空は明るいが 10月 神無月
【 埼玉県飯能市市制施行70周年特別記念局 】「8J170HC」今日から運用ということで、式典のあと運用が始まりました。いろいろな周波数帯で運用しますので、聞こえましたら、交信よろしくお願いいたします。今日の様子を画像で紹介します。
UTC JST表記の時計(こんなの我がシャックにも欲しいなぁー )
◆ JM1LRA新井さんにお会い出来て良かったです。お住まいは春日部市ですが、JARL埼玉県支部長という大変な役をお勤めいただきありがとうございます。遠路ご来場ありがとうございました。ますますのご活躍をご祈念申し上げます。
【 INSPIRESAT-7】日本時間、昨日夕方5時半から12時間、FM中継器が初めてONになりました。管制局のTwitterは見たのですが「運用する」ということが読み取れなかったため、追えず。フランスの2Unit CubeSat ID:56211 Up 145.970MHz Down 437.410MHz FM NoneTone ◇ 次の運用は何時になるか分かりません。
臼田64m
美笹54m
野辺山45m
野辺山10m群
内之浦
Swiss 32m
【パラボラアンテナアラカルト】 JA3IKC東口さんに紹介していただいた画像です。東口さんは現役の時、スイスの画像の現場で32m級のパラボラアンテナの建設に携わったとのことです。
【深宇宙からの信号受信考察】 電波の到達で言う場合、月より向こうを「深宇宙」と呼んだ方がいいと思うのですが、ここでは取り敢えずに地球周回でない宇宙機からの信号の意味で使いたいと思います。実際SLIM「LEV-1」は今のところ地球周回ではありますが。
今回行われた、SLIM「LEV-1」との通信試験は、約11万3千kmの距離からの437.410MHzのFSK信号での通信ということでした。この信号JA5BLZさんのコメントにもあるように、和歌山大学の12mパラボラアンテナで追い「受信出来た」ということのようです。管制局がどんなアンテナを使ったのか情報はありませんが、管制局も通信出来たと発表されています。
〔 サテライターはどんな設備で追ったか 〕 ☆☆☆
JA5BLZ局の場合 受信リグ IC-910D ANT 15EleX2 +LNA WSJT
JE1CVLの場合 RTL-SDR + SDR#1831 ANT 15eleYagi×2 or 19eleCrosssYagi +LNA USB
残念ながら、両局とも信号見えず、聞こえず。
この宇宙機の運用は、JAXA LEV_HAM_Clubのようです。ここに衛星の概要が出ています。これとは別に「Twitter」がありますが、普通のコメント発信で、細かい技術的なことは囁かれません。
【 自由空間伝搬損失の計算 】 ☆☆☆ エクセルの計算シート(JL1MZP局提供)
◇ 437MHzで、29日午前0時半のLEV-1までの距離約113,300kmを入れると損失186.33dBと出ます。
一方 LEV-1の送信は
送信電力 1〔dBW〕
送信ケーブルロス ー0.5〔dB〕
送信アンテナ利得 3〔dBi〕
実効輻射電力 2.5〔dBW〕
とあります
受信側では、アンテナ利得、LNA利得、受信機利得を加算して、ケーブルロス等を減算して、186.33-2.5=183.83〔dB〕のGainが必要ということになるのかどうか、良く分かりません。
【月周回宇宙機からの信号受信】 記録というより、もう思い出になっていまいました。この時新潟のJA0CAW佐藤さん、高知のJA5BLZ野口さん、飯能市のJH1OKL宮原さんも一緒に追いました(他の方もいたと思いますが、当時情報交換していませんでしたので不明)
◆ 2018年5月21日に中国の月周回宇宙機「DSLWP-A/B」2機の打ち上げが成功し、同年8月4日に435.400MHzでまずTestとしてWSJT「JT4-G」モードの信号が送出されました。その信号を追った訳です。結果4局とも受信成功しました。画像は2019年7月10日のもの ◆ WSJTは、交信する2局間の時間が正確にドンピシャリ合っていないと駄目な訳ですが、地球の時間と月の時間は違う訳なので、信号のデコードにはテクニックが要りました。PCの内蔵時計を無理に16秒程狂わせて、デコード出来たことなどが思い出されます。JA5BLZ野口さんは、この宇宙機の信号を受信するため25 Elementの八木を自作したとのことです。JE1CVLは、15Elementシングル八木にアンテナ直下型プリアンプ(公称25dB)で受信出来ました。今回SLIMの「LEV-1」からの信号、どんな受信設備なら受かるのか興味が尽きないところです。