ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ポルトガルの田舎を通って(ロカ岬へ)

2006-01-22 23:23:55 | ヨーロッパ旅行記
シントラ駅からバスに乗りロカ岬を目指した。
バスはくねくねと田舎の小さな村々の間を走っていく。途中、村の広場で野外市場をしていた。バスを降りて立ちよりたかったが、次のバスがいつになるかわからないので、窓から眺めるにとどめる。
また廃線跡などもあり、田舎の風情が出ていた。

バスは海の方に近づいていく。どこで降りたらいいのかよくわからない。そのままカスカイスという終点の町まで行ってしまったらどうしようなんて思ってしまう。
途中、観光客らしい東洋人の男がバスを降りていった。なぜこんなところで降りるのだろう、間違えているのかな、いや間違えているのは俺だろうかなんて、いちいち心配になってしまった。

しばらく行くと、海へのパースペクティブが広がってきた。
そして岬の風景が広がる。ついに到着した。
幸い天気にも恵まれた。
目を見張りながら、バスから降りる。

大西洋を目指して(ロカ岬へ)

2006-01-22 01:18:21 | ヨーロッパ旅行記
翌朝、目を覚まし、天気を確認する。
窓から見た限り、曇っていたが、前日よりかは良くなりそうだった。
テレビで天気予報を確認。霧の自動車道路などを映し出していたが、晴れるとのことだった。
リスボンから大西洋方面の、シントラ・ロカ岬に行ってみようと決める。

地下の食堂に下りて朝食をとる。
色々なパン、チーズ、ハム、ヨーグルト、コーヒー、フルーツジュースなど。旅行の時の朝食はなんていつもおいしいんだろう。しっかり食べて、1日分のエネルギーを補給する。

ホテルを出て、少し南に下る。朝の爽やかな中、通勤する人にすれ違いながらロシオ駅に行く。
ユーロ用ですよ、と手書きされた表示のある受付でシントラ行きの切符を買う。
電車に乗る。ゆっくり動き出す。リスボン郊外の、いかにもベットタウンですよという町々を通り過ぎていく。
各駅に止まりながら、乗客が入れ違っていく。ポルトガルの日常生活の中を通り抜けていく一介の旅行者になる。
終点シントラ駅に着く。ここから、シントラの街は後回しにして、ロカ岬を目指すことにする。
駅を出てガイドブックの指示の通り、右100Mほどのバス停から403番のバスに乗った。
バスはユーラシア大陸最西端を目指し、ポルトガルの田舎町ををくねくねと進んでいく。