ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

欧州の広場にて(クレベール広場)

2006-05-19 23:15:42 | フランス物語
ヨーロッパの街の中心に
必ず位置する「広場」
その空間は
建物に占められた街の中で
ひとびとが直接空の恵みを満喫できる場所
そこで出会い、集い、そして別れる

ここストラスブールでは
クレベール広場が、街の中心地
クレベール将軍の記念像の後ろには
多くの旗が風になびき
太陽光の角度を変えて
さまざまな光の効果をつくりだす
そして市民も観光客も
オープンカフェでくつろぎ
広場を横切るひとを眺めてる
定期市では
アルザス名産のお菓子から
ピカチュウのおもちゃまで
いろんなものをすすめる売り子の声

夜になれば
仮設のステージ
その上で
照らされたライトのもと
旅回りの音楽隊が
ヴァイオリンとアコーディオンを
得意げにかき鳴らす
彼らの音は
広場周囲の建物まで響いたのち
夏の夜空のはるか彼方へ
あとかたもなく
消え去っていく
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ストラスブールの「鉄の男」広場

2006-05-19 01:49:57 | フランス物語
旧市街に入り、
「いにしえのワイン市場」通りや
「子供たちの遊び」通りなどをさまよい
ホテルに到着する。
すぐ近くには
「鉄の男」という名の広場
ここは今は最新型トラムの駅
ロトンドと呼ばれる
環状ガラス屋根が
天使の輪のごとく
天と地をわける

鉄の男とは
ポーランドのワレサ氏のことでもあったが
ここストラスブールでは
鉄の甲冑で身を固めた男
17世紀までは
一度警鐘がなると
すばやく、その装備を身につけ
防備につく

20世紀末からは
アルザスの街を
のんびり、ゆったり走る
おしゃれで最新型の
トラムの中心地

広場としての
天の恵みを
天使の輪で制限された見返りに
ここ鉄の男広場は
地を巡る拠点として
ストラスブールの街に君臨する
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