ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ヨーロッパの民族学(第3章~第5章)

2020-08-15 20:33:11 | ヨーロッパあれこれ
第三章 遺産の継承、同化、革新

Ⅰ 古代ギリシャ・ローマ文明からの継承

1 ロマンス文化圏

「ラテン語化」「都市化」「市民性」




軍隊とカトリック教会という二つの権威が「ロマニア」の人々を近づける。




ロマンス語圏

イタリア、ルーマニア、フランス、スペイン、ポルトガル

シチリア、カタロニア

ロマンシュ圏またはフリウーリ圏




2 ギリシャ・ビザンチン文化圏

文化圏形成の中心となった言語が、35世紀(!)にわたり存続している。




Ⅱ 「蛮族」からの継承

1 ケルト文化圏




2 ゲルマン文化圏




3 スカンディナヴィア文化圏




4 スラヴ文化圏




5 バルト文化圏

ラトヴィア人とリトアニア人




第四章 アイデンティティの危機

Ⅰ ヨーロッパの中のヨーロッパ人

1 さまざまな理論形成またはイデオロギーによる正当化:旧ソヴィエト連邦における民族の理論




2 連邦内のヨーロッパ系諸民族:アイデンティティの喪失と再発見




3 国民運動と民族闘争




Ⅱ 他者の中のヨーロッパ人

紀元前のインドのギリシャ人、アフリカのローマ人、中世のパレスチナにおもむいた十字軍やエルサレムの王たち、近世のメキシコのコンキスタドール、北アメリカの植民者たち




1 ラテン系モデルの植民

15世紀半ばから18世紀終わりまで、商業資本主義の飛躍と結びついている。




2 ゲルマン的モデルの植民

オランダ人やイギリス人は、組織された商人として海外へでかけた。




3 植民の古いモデルと新しい帝国




Ⅲ ヨーロッパのヨーロッパ人と外国人

1 同化と疎外の歴史:ユダヤ人とジプシー




2 同化か追放か:アフリカ人とアジア人




3 文化変容の受け入れと連帯の承認:(フランスでの)レバノン人とアルメニア人

同化への個人的計画や地位の向上の機会や危機を、親類縁者の援助によって支えながらも、婚姻や親子の関係を超えて彼らを結びつけている絆をメンバーの中で維持しようとする。

このようにしてグループは、一世代あるいは二世代で社会の周縁に押しやられたり、領域的に周縁化することをまぬがれている。




第5章 好みと価値観と信仰

Ⅰ 食物の好みと結婚の選択

1 食性と料理



2 配偶者選択のタブー、規則、好み

ラスレットのよる4つの家族のタイプ

「北部ヨーロッパ」タイプ

晩婚と、新居住と、核家族とに基礎を置き、子供は計画出産である

「中部ヨーロッパ」タイプ

ゲルマンやバルトのヨーロッパで優勢。前者とは違い、始祖の家系(本家)や「家」の永続性や一子相続を重要視する。

「地中海」タイプ

女性の早婚が特徴。配偶者間にかなりの年齢差があり、再婚にはある程度抵抗があり、複合家族の割合が多い。

「東部ヨーロッパ」タイプ

結婚が早く、夫との年の差は大きい。再婚は頻繁であり、若いカップルが両親に依存するしきたりがある。一般に、結婚した子供は両親と生活を共にする。p117



Ⅱ 世界の呪縛と覚醒

1 世界の呪縛と芸術表現



2 世界の覚醒と聖なるものの新しい姿

・古代ヨーロッパの神話と寓話

・スラブ語圏のフォークロア

・キリスト教のフォークロア、異教のフォークロア

・儀礼の形と目的
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