上の絵画は、ユトリロによる「シャルトルのギヨーム門」です。1914年に描かれました。
ユトリロは印象派の画家ではないのですが、彼のパリの作品群のように、この本の題名にある「都市風景画」にはぴったりの画家です。本の中でも、多くの作品が扱われていました。
自分もほぼ同じ場所から写真を撮っていました。
ギヨーム門はユトリロの時代は、まだほぼ完全な姿で残っていたようですが、第二次世界大戦中、1944年8月15日から16日にかけて破壊されました。
残念な話ですが、それはそれで廃墟の美といった趣があります。古代ローマの水道橋遺跡を思い出します。
シャルトル観光案内所の㏋によると、再建の計画もあるそうです。
ただ、再建されると、大聖堂がこの角度からは見えなくなりそうです。
どういう計画になるのか気になるところです。
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