第3章 サン・モール会の誕生と発展
サン・モール会
パリのサン・ジェルマン・デ・プレを拠点として1631年に発足した修道院会
第4章 ジャン・マビヨンとその時代
1632年に生まれたジャン・マビヨン
31歳の時サン・ジェルマン・デ・プレ修道院での生活に入る。
戒律生活のかたわら歴史研究に打ち込むマビヨン
研究に携わるものとそうでないものの間には目に見えない緊張関係が生まれる。
「文書の形式について」の成立
文書や記録の真贋判定
また偽書と判断されたなら、その偽造の理由なども判断されなければならない。
新たな記録や文書の発見のための旅
ラテン語で記された旅の記録
1682年の「ブルゴーニュ巡歴」
1683年の「ドイツの道」
1685・86年の「イタリアの道」「イタリアの博物館」
第5章 修史事業の展開
「アクタ・サンクトールム」(聖人伝)
聖人の伝記を集成した事業
聖人の祝日(命日)にあたる月ごとに分けて出版
この編集に携わるイエズス会士のことを「ボランディスト」と称するのは、最初の巻を出版した時の責任者がボランド(1596~1665)だったから。
1643年、1月を祝日とする聖人の最初の作品が出版された。
1940年5月に12月単一巻が出版され、全68巻が完結を見た。
18世紀のイタリア文化
ヴィーコを除いて語るべきものなし、という評価があるほど
そんな中「イタリア叙述史料集」を単独で編集出版したルドヴィコ・ムラトーリ(1672~1750)
フランスでの資料集成
マルタン・ブーケ師の「ガリアおよびフランスの歴史家集成」
第6章 デカルトかライプニッツか
17世紀に生きた哲学者にして数学者のルネ・デカルトと哲学者、数学者、歴史家であったゴトフリート・ライプニッツ
古典主義はフランスをはじめヨーロッパ全域で起こった文化・芸術的運動
フランスにおいては1660年から1715年にかけて顕著
つまりルイ14世の親政開始からその死まで
人間の類型としてフランス語でオネットム(紳士)と形容される人間が理想とされる。
バーリンの著書「ハリネズミと狐」
ハリネズミ型はすべてをただ一つのヴィジョン、論理的で明確に表明された体系に関連させ、それによって理解し考え感じるような人々
狐型はときには無関係で、矛盾すらしている多くの目的、関連があったとしても事実としての関連であって、なんらかの道徳的、美的な原則によって関連付けがなされない多くの目的を追求する人
ハリネズミ型としてプラトン、ダンテ、パスカル、ヘーゲル、ニーチェ、ドフトエフスキー
狐型としてヘロドトス、アリストテレス、モンテニュー、シェークスピア、エラスムス
新旧論争
1680年頃から、ルネサンス以後古代ギリシャ人や古代ローマ人を賞揚するよりも、近代人の天分の素晴らしさを主張する人々が表れる。
その間の論争
サン・モール会
パリのサン・ジェルマン・デ・プレを拠点として1631年に発足した修道院会
第4章 ジャン・マビヨンとその時代
1632年に生まれたジャン・マビヨン
31歳の時サン・ジェルマン・デ・プレ修道院での生活に入る。
戒律生活のかたわら歴史研究に打ち込むマビヨン
研究に携わるものとそうでないものの間には目に見えない緊張関係が生まれる。
「文書の形式について」の成立
文書や記録の真贋判定
また偽書と判断されたなら、その偽造の理由なども判断されなければならない。
新たな記録や文書の発見のための旅
ラテン語で記された旅の記録
1682年の「ブルゴーニュ巡歴」
1683年の「ドイツの道」
1685・86年の「イタリアの道」「イタリアの博物館」
第5章 修史事業の展開
「アクタ・サンクトールム」(聖人伝)
聖人の伝記を集成した事業
聖人の祝日(命日)にあたる月ごとに分けて出版
この編集に携わるイエズス会士のことを「ボランディスト」と称するのは、最初の巻を出版した時の責任者がボランド(1596~1665)だったから。
1643年、1月を祝日とする聖人の最初の作品が出版された。
1940年5月に12月単一巻が出版され、全68巻が完結を見た。
18世紀のイタリア文化
ヴィーコを除いて語るべきものなし、という評価があるほど
そんな中「イタリア叙述史料集」を単独で編集出版したルドヴィコ・ムラトーリ(1672~1750)
フランスでの資料集成
マルタン・ブーケ師の「ガリアおよびフランスの歴史家集成」
第6章 デカルトかライプニッツか
17世紀に生きた哲学者にして数学者のルネ・デカルトと哲学者、数学者、歴史家であったゴトフリート・ライプニッツ
古典主義はフランスをはじめヨーロッパ全域で起こった文化・芸術的運動
フランスにおいては1660年から1715年にかけて顕著
つまりルイ14世の親政開始からその死まで
人間の類型としてフランス語でオネットム(紳士)と形容される人間が理想とされる。
バーリンの著書「ハリネズミと狐」
ハリネズミ型はすべてをただ一つのヴィジョン、論理的で明確に表明された体系に関連させ、それによって理解し考え感じるような人々
狐型はときには無関係で、矛盾すらしている多くの目的、関連があったとしても事実としての関連であって、なんらかの道徳的、美的な原則によって関連付けがなされない多くの目的を追求する人
ハリネズミ型としてプラトン、ダンテ、パスカル、ヘーゲル、ニーチェ、ドフトエフスキー
狐型としてヘロドトス、アリストテレス、モンテニュー、シェークスピア、エラスムス
新旧論争
1680年頃から、ルネサンス以後古代ギリシャ人や古代ローマ人を賞揚するよりも、近代人の天分の素晴らしさを主張する人々が表れる。
その間の論争
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