門司猿喰あまざけ

　ある日、本城にギラヴァンツ北九州の試合を見に行ったのである。

「甘酒の試飲いかがですか」
「車ですから」
「ノンアルコールです」
「じゃあ」


　あ、なんかレベルが違う美味さや。


　猿喰と書いて「さるはみ」と読む。

　猿喰ブランド委員会が、町おこしのために売り出した、地元北九州市門司区猿喰の夢つくしのみを使って作ったノンアルコール飲料である。

　スタジアム内は、瓶・缶類の持ち込みが禁止されているので、買って入ることは出来ない。試合終了後に展示ブースに行ってみた。

Ｎ村「すんません、１本」
さる「有り難うございます、850円です」

　サッカーの試合って、試合が終わるとぞぞっと一斉に帰り出す。帰り際に、何か買おうとする人は少ないので、屋台などは試合が終わる前くらいに、たいてい撤収したりするのである。そういう意味では、売れ行きが気になるところではある。ちょっと高いが、それなりのクオリティと思います。

　門司猿喰あまざけ　で、検索すると購入可能店舗等が出てくるでしょう。

　そういえば、スタジアム内で、缶持ち込み禁止の缶ビールを、ぐびっと飲んでいる兄ちゃんがいた。係りの人が来て、紙コップを渡して入れ替えて貰っていた。缶は係りの人が回収したが、しばらくしたらその兄ちゃん、ザックの中からもう１本缶ビールを取り出して、ぐびっと飲み始めた。缶の持ち込み、いかんと言うとるやろう。

　※試合がエキサイトした時など、たまに物をピッチに投げ込む輩がいます。それが瓶・缶だと、人に当たると危険ですからね。