以前、アマチュア無線のデジタル電波型式「FT8」についての記事を書いたが、いろいろと認識違いもあったので、一旦削除しました。改めて、気が付いた点などについて記載します。
リグは、YAESUのFT-2000なので、I/FとしてSCU-17を購入
↓SCU-17
FT-2000と接続するには、オプションケーブル「SCU-21」を使うと、はんだ付けなしですべての接続が完了する。一番面倒くさい工程が、ほぼ苦労なしでできるのは有難い。ソフトは添付されていないが、COMポートを設定するために、ネットから専用ソフトをダウンロードする必要がある。インストールすると、COMポートが2つできるので、WSJX-T側で2つのCOMポートを設定する。これで、無線機のPTTと周波数をコントロールできるようになる。
・ソフトは、K1JTの作成した「WSJT-X」を使用する。ネットでフリーウェアとして、公開されています。
・このソフトは、時間の同期が必要です。なので、桜時計をインストールし、正確な時間をパソコンにセットします。(デフォルトのNTPサーバーでは動作しないので、ntp.nict.jpに変更します)
・ログソフトはハムログを使用しているので、WSJX-T⇒ハムログへのデータ転送は、JT-Linkerを使用してます。
・リグと通信するために、WSJT-X側の設定を行います。自分の使用するリグによって設定が異なるので、すこし面倒ではあります。試行錯誤しながら、動作する設定を探します。
・FT8が運用する周波数に合わせ、USBモード・帯域は最大の4KHzに設定すると、ウォーターフォールにぎっしりとFT8の信号があるのが分かります。ここでデコードしない場合は、パソコンの時計がずれている場合があります。
・BAND ACTIVITYに、デコードされたすべてのQSOが現れるでしょう。
・FT8の必要帯域は、たったの50Hzなので、FT8のサブバンド内には、多くの局が同時に運用することができます。
・人の耳では聞こえないような信号のデコードするので、アンテナが良くなったか、はたまたコンディションが良くなったのかと思うぐらいに、多くの局が見えます。
・QSOは、自動シーケンスによって15秒ずつの送受信で進行していきます。究極のラバースタンプQSOのような感じです。
・FT8を運用するためには、無線局の軽微な変更申請が必要です。
・7MHzの国内QSOは、フルサイズのDPを使うと10Wもあれば十分な感じです。DXとなると、それなりのパワーがないと、厳しいかもしれません。
・14MHzは、一日中世界のどこかが聞こえているようです。DX QSOが主体ですが、たまに国内同士のQSOも見られます。
・18MHzは、午前中はW(米国)方面、昼~夕方にかけては、アジア・オセアニア方面、夕方~夜にかけては、EU(ヨーロッパ)が良く見えます。
・サンスポットが最低に近い時期でも、こんなに見えるのか、と思うほどの局がQRVしています。
・18MHzでのコンディションがいい日は、米国の東海岸やカリブの局(CO:キューバ)の局が見えたりしてます。
・21MHz以上は、さすがにコンディションが悪いため、あまりアクティビティはないようです。たまに昼間は、オセアニア方面の局が見えます。⇒秋のDXシーズンになったので、北米やヨーロッパの局も見えだしました。しかし、オープン時間は短く、あまり信号も強くありません。
・主戦場は14MHzで、昼は18MHz、夜は7MHzといったところでしょうか。
・QSOは、パソコン制御で自動的に進んでいきます。デコードできないとリトライするので、いいかげんあきらめる場合は、手動でHALTします。
・だいたい自動でいいのですが、リトライの程度・呼んで他の局に応答があったら呼ぶのをやめる(条件によっては、自動でストップしますが)、混信の時には、適宜周波数を変えるなど、状況によってオペレーションを変えないといけないので、そのあたりは慣れが必要でしょう。
・CWやSSBのように人の耳に依存しないので、面白みがないと感じる人もいるかもしれません。
・DXCCやIOTAなどのアワードを追っている人は、効率よくQSOできるので必須のMODEになるかもしれません。
・FT8のスペックとして、S/N-21dBといわれているが、実際は-24dBの信号をデコードすることもある。
・いくら超弱い信号で交信できるからといっても、DX QSOする場合は、それなりのアンテナと、パワーも必要。
・今は黎明期で多くの局が運用しているが、飽きてやめていく人も多くなるかもしれない。逆に、簡単に遠距離交信ができるので、全体的には増えていくかも。
・バンドがワールドワイドに開いている場合は、FT8のサブバンド一杯に信号が見える。混信も激しくなり、リトライも増える。
↓ある日の14MHz、夕方の状況 ヨーロッパの信号で、2.6KHzあたりまで、びっしり埋まってます。
・最近のDSPトランシーバーは、バンド幅を自由に設定できるので、最大の4KHzにすると結構広い周波数をカバーできるが、SSBのフィルターしか使えない場合は、運用できるバンド幅が限定される。
・マイク入力レベルは、気をつけましょう。ALCが振れる直前にゲインを調整します。ALCが振れるということは、オーバーゲインでリミッターがかかっています。バンドチェンジをすると、リグによってはレベルが変動する場合があります。たまに、信号は強いのですが、デコードに苦労する局もいるようです。
・QSOB4(2回目のQSO)は、相手コールサインの色が変わるので、無駄な2回目のQSOを簡単に回避できる。
・N村的には、今珍しいのでハマってますが、やはりCW(電信)が無線をやっているなと思うような。
思いつつまま・・
リグは、YAESUのFT-2000なので、I/FとしてSCU-17を購入
↓SCU-17
FT-2000と接続するには、オプションケーブル「SCU-21」を使うと、はんだ付けなしですべての接続が完了する。一番面倒くさい工程が、ほぼ苦労なしでできるのは有難い。ソフトは添付されていないが、COMポートを設定するために、ネットから専用ソフトをダウンロードする必要がある。インストールすると、COMポートが2つできるので、WSJX-T側で2つのCOMポートを設定する。これで、無線機のPTTと周波数をコントロールできるようになる。
・ソフトは、K1JTの作成した「WSJT-X」を使用する。ネットでフリーウェアとして、公開されています。
・このソフトは、時間の同期が必要です。なので、桜時計をインストールし、正確な時間をパソコンにセットします。(デフォルトのNTPサーバーでは動作しないので、ntp.nict.jpに変更します)
・ログソフトはハムログを使用しているので、WSJX-T⇒ハムログへのデータ転送は、JT-Linkerを使用してます。
・リグと通信するために、WSJT-X側の設定を行います。自分の使用するリグによって設定が異なるので、すこし面倒ではあります。試行錯誤しながら、動作する設定を探します。
・FT8が運用する周波数に合わせ、USBモード・帯域は最大の4KHzに設定すると、ウォーターフォールにぎっしりとFT8の信号があるのが分かります。ここでデコードしない場合は、パソコンの時計がずれている場合があります。
・BAND ACTIVITYに、デコードされたすべてのQSOが現れるでしょう。
・FT8の必要帯域は、たったの50Hzなので、FT8のサブバンド内には、多くの局が同時に運用することができます。
・人の耳では聞こえないような信号のデコードするので、アンテナが良くなったか、はたまたコンディションが良くなったのかと思うぐらいに、多くの局が見えます。
・QSOは、自動シーケンスによって15秒ずつの送受信で進行していきます。究極のラバースタンプQSOのような感じです。
・FT8を運用するためには、無線局の軽微な変更申請が必要です。
・7MHzの国内QSOは、フルサイズのDPを使うと10Wもあれば十分な感じです。DXとなると、それなりのパワーがないと、厳しいかもしれません。
・14MHzは、一日中世界のどこかが聞こえているようです。DX QSOが主体ですが、たまに国内同士のQSOも見られます。
・18MHzは、午前中はW(米国)方面、昼~夕方にかけては、アジア・オセアニア方面、夕方~夜にかけては、EU(ヨーロッパ)が良く見えます。
・サンスポットが最低に近い時期でも、こんなに見えるのか、と思うほどの局がQRVしています。
・18MHzでのコンディションがいい日は、米国の東海岸やカリブの局(CO:キューバ)の局が見えたりしてます。
・21MHz以上は、さすがにコンディションが悪いため、あまりアクティビティはないようです。たまに昼間は、オセアニア方面の局が見えます。⇒秋のDXシーズンになったので、北米やヨーロッパの局も見えだしました。しかし、オープン時間は短く、あまり信号も強くありません。
・主戦場は14MHzで、昼は18MHz、夜は7MHzといったところでしょうか。
・QSOは、パソコン制御で自動的に進んでいきます。デコードできないとリトライするので、いいかげんあきらめる場合は、手動でHALTします。
・だいたい自動でいいのですが、リトライの程度・呼んで他の局に応答があったら呼ぶのをやめる(条件によっては、自動でストップしますが)、混信の時には、適宜周波数を変えるなど、状況によってオペレーションを変えないといけないので、そのあたりは慣れが必要でしょう。
・CWやSSBのように人の耳に依存しないので、面白みがないと感じる人もいるかもしれません。
・DXCCやIOTAなどのアワードを追っている人は、効率よくQSOできるので必須のMODEになるかもしれません。
・FT8のスペックとして、S/N-21dBといわれているが、実際は-24dBの信号をデコードすることもある。
・いくら超弱い信号で交信できるからといっても、DX QSOする場合は、それなりのアンテナと、パワーも必要。
・今は黎明期で多くの局が運用しているが、飽きてやめていく人も多くなるかもしれない。逆に、簡単に遠距離交信ができるので、全体的には増えていくかも。
・バンドがワールドワイドに開いている場合は、FT8のサブバンド一杯に信号が見える。混信も激しくなり、リトライも増える。
↓ある日の14MHz、夕方の状況 ヨーロッパの信号で、2.6KHzあたりまで、びっしり埋まってます。
・最近のDSPトランシーバーは、バンド幅を自由に設定できるので、最大の4KHzにすると結構広い周波数をカバーできるが、SSBのフィルターしか使えない場合は、運用できるバンド幅が限定される。
・マイク入力レベルは、気をつけましょう。ALCが振れる直前にゲインを調整します。ALCが振れるということは、オーバーゲインでリミッターがかかっています。バンドチェンジをすると、リグによってはレベルが変動する場合があります。たまに、信号は強いのですが、デコードに苦労する局もいるようです。
・QSOB4(2回目のQSO)は、相手コールサインの色が変わるので、無駄な2回目のQSOを簡単に回避できる。
・N村的には、今珍しいのでハマってますが、やはりCW(電信)が無線をやっているなと思うような。
思いつつまま・・