toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

蛍の光

2006-06-22 22:32:15 | 身の回りのこと

先日、菖蒲祭りで普段の様子からは考えられないぐらいの人出があった、うちの近所の横山創造の森の菖蒲園へ蛍を見に行きました。
菖蒲園のあたりから多量の湧き水が出ているようでこのあたりには普通にホタルがいるのです。

っで、当たり前のことなのですが、ホタルってば暗くならないと光らないわけですわ。当日僕は菖蒲やらアジサイも写真に撮りたかったので、まだ明るい18:30ぐらいから現地へ出かけました。ところが、ここ最近夏至も近かったこともあって、一年でも最も日の入りが遅い時期なわけなのです。そんなわけで暗くなってホタルが光りだすまでが異様に長く感じました。

また、それに加えてその手持ち無沙汰な期間が徐々に暗闇に近づいてゆくトワイライトな時間帯なわけです。
人っ子一人いない山の中で徐々に暗くなってゆく状況に放リ出されるというのは、けっこう精神的にこたえました。僕はやっぱり、想像力が豊かな人間なようで、暗闇の中に水木しげるさん調のイキモノ(ジブリとかそんなのではないのです)や落ち武者みたいなものを勝手に作り出して、カエルの声が”アイツ何も知らんとこんなとこに来てアホちゃうか”と僕のことを嘲るような風に聞こえたりもしてきて、クビの後ろがゾワーとなって固まってしまうような感じになってしまったのです。
イヤほんとに怖かったですわ、人間やっぱり暗闇に対しては無力なんやなぁ、という認識を強化するにいたりました。

しかし、アホな話なのですが暗くなってホタルの撮影を始めると夢中になって何も気にならなくなってしまったので不思議なものです。そのかわりに蚊に刺されまくってカイカイが今なお現在進行形でタイヘンです。
写真の出来もイマイチイマニイマサンぐらいで、キチンとした画を撮るには妖怪的存在への恐怖心を克服することと虫除けが必要不可欠なようです。