皆さん、こんにちは。(有)人事・労務の白川と申します。
読書会第3回は、「教育の最適化」というテーマで、最適化社会における教育のあり方について、金野の講義から始まりました。
やりたいこと(夢)よりもやれること(現実)に生きる、現実主義の日本。
受験では行きたい学校ではなく、受かる学校を選択する、常に正解を求める教育主義により、レールの上を歩く人生を送るといった人も少なくありません。
一方で、ドリームハラスメントと呼ばれる夢を持つことを強要する言葉があるそうです。
確かに、小さい頃から「将来の夢は何か?」と度々聞かれた記憶があります。
私の妹は、「将来のことなんて決められない、わからない」と、夢を聞かれることに嫌悪感を抱いていたと言います。
また、既存の、みんなが知っている職業の中から選択しなければならないという暗黙の雰囲気にも違和感があったそうです。
将来の夢を聞くこと自体が悪いのではなく、子どもたちに社会や仕事について教えきれていないこと、固定観念により将来の選択肢の幅を狭めていることが問題なのではないかと思います。
対話の時間には、「自分が教育をするとしたらどんな教育をしたいか」というテーマで、体験というワードが共通項目として挙がりました。実践的に、自分の身をもって知るという経験を小さな頃から積んでおくことが重要なのではないかと思います。
教育は誰もが必ず通る道であり、また教育を行う側として、学校現場の先生だけではなく、子どもに関わる様々な大人が教育者になる可能性があります。
時には大人が子どもから教えられることもあるかもしれません。
そのように様々な教育の形がある中で、正解を教える・求める教育ではなく、幅広い選択肢を与え、多様な価値観を認めるような教育が行われていくことが大切なのではないかと思います。
絶対的な正しさがないこの世界で、自分自身や、自分たちのよいと思うものを見つけていくこと、それが最適化社会に繋がる、‛‛教育の最適化’’なのではないかと感じました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます