JJ2CJB weBLOG

also W1CJB, V63CB (ex. 9M6/JJ2CJB, XV2CJB, AC2AI, V63CJB)

W1CJB/KH2 on LoTW

2023年12月03日 00時00分59秒 | 海外運用

たいへん遅くなりましたが、W1CJB/KH2のデータをLoTWに上げました。

前に書きましたが、AC2AIからW1CJBに変えて、LoTWのcertificateを申請した時に

W1CJBの米国内住所に指摘があって、住所取り直して、ARRLにcertificateの申請して、と諸々やっていたら

時間が掛かってしまいました。

わずか82qsoのみですが、6mでJAよりもzone21,22がよく見えたのが印象的でした。

ベランダに超いいかげんなアンテナ、かつ、わずかな運用時間でしたが

次に来るときにちゃんとした設備を構えればそれなりに楽しめそうと感触を得ることが出来ました。

QSLカードはわずかな局数ですので全部ビューロに送ります。

ちなみに紙QSLカードはこんな感じ。

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QSLカード到着

2023年11月23日 00時00分30秒 | 海外運用

印刷屋さんに発注していたQSLカードの印刷が終わって配達された。

16日の記事で少し触れたが、はじめは別の国内印刷会社に発注したのだが

原稿として送られてきた内容に何度もケアレスミスがあり、単純な間違いを繰り返していることを

厳しくクレームしたら、改善しようとするのではなく受注取消の申し出をしてくるというトラブルに遭って、少々時間が掛かった。

 

改めて発注した別の会社は全く問題なく、案内も的確で、価格も最初よりも安く、品質も遜色ない。

最初からこちらにしておけば良かった。

 

まずはダイレクトで請求受けている分から対応します。

ビューロ経由の分は、ビューロ自体が滞留中ですのでそれに甘えてボチボチやります。

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番外編 去る間際の虹

2023年11月21日 00時00分12秒 | 海外運用

そういえばこの写真を紹介するのをすっかり忘れていた。

ミクロネシア ポナペを去る時の空港で搭乗した後に窓から見た虹。

ポナペの空が見送りをしてくれた。

 

ダブルレインボー、はたまたトリプルレインボーを見ると幸せになると言う。

ナイトレインボーなんてのもあるそうだ。

これは普通の虹だったが、少しくらいは良い影響があるかも。

 

次に行った時に見れるといいなあ。

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V63CB QSL card

2023年11月18日 00時00分56秒 | 海外運用

V63CBの紙QSLカードはこんな感じです。

味も素っ気も無いですがご容赦ください。

来週後半に印刷が仕上がってくる予定なので、SASEで請求いただいている分から対応し

その後でビューロ発送分の対応をしていきます。

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7. POHNPEI 2023 - 次はどこへ行くか

2023年11月10日 00時00分11秒 | 海外運用

ポナペに滞在して5日目の朝、帰りのフライトのチェックインが13:30までだったので午前中に撤収のパッキング。

写真撮ったり、使わせてもらった部屋の掃除をしたりし、鍵の返却とお世話になったお礼にヨシエへ向かった。

「なんだ、もう帰っちゃうのか」と言っていただいた、また来ます、それまでお元気で!

 

空港へみちこさんに車で送っていただき出国税(20$)のことやら簡単に説明してもらった。お仕事の邪魔しかしなかったのに

本当に暖かく良くしていただいた。「今度は10日間とかもっと長~く来てね」と言っていただいた、長く来ます、それまでお店頑張って!

 

ホノルルからの出発が遅延したようで、ポナペ到着が1h程遅れて帰りのアイランドホッパーが到着。

バイバイ ポナペ。是非また来たい。

 

グアムに着くと既に陽が落ちて暗くなっていた。イミグレの列に並ぼうとすると、ん?前に並んでいるのはYDXCの方では?

お声をかけるとその通り、工人舎代表JH1ECG大邊さんとビームクエスト代表JA2FIA土佐さんでした。偶然同じフライトだった様です。

イミグレの警備員に写真撮ってくれと(イミグレは普通撮影禁止だが、笑)頼んでアイボール記念に一枚。

お二人とも著名な方なので無断ですが写真掲載ご容赦を。

YDXCメンバーの皆さんとは空港で分かれ、今回は行きも帰りもグアムのトランジットで一泊にしたのでタクシーでホテルへ向かう。

行きと変えて帰りはヒルトングアムリゾートを使った。いろいろ泊まってみてお手軽グアム運用がやり易そうな場所を探す目的もある。

ポナペではコンテストが終わった後で6mのFT8に出た。6mのアンテナではないがDX COMMANDERで6mに出たらリグのSWR値で2.0を切っていたので

試しにCQを出してみたら、運良くJAが良く開けていて60q程交信出来た。こちらグアムではW1CJB/KH2を使い、AC2AIからW1CJBに変更して最初の運用となった。

グアムではDX COMMANDER立てる許可も無いし時間も無いのでベランダ用にと密かに持参した第一電波工業のRHM12をベランダに据え付けてみた。

ベランダの鉄製手摺に自在クランプと雲台マウントを付け、グランド線は沢山あるのを適当に這わせた。短い時間だったのであまり細かく調整はしなかったが

6mはラフな長さ調整で簡単に同調できる。HFでもハイバンドは比較的楽そうだがローバンドだと同調調整に結構時間を費やすと思われる。この辺の

フィードバックは日本に戻ってから暇な時にやってみたい。

流石6m、ここグアムでも運良くオープンし、こんな適当なアンテナでも極東アジアはもちろんVU、A6と交信出来てモニターにはEUの信号が沢山見えた。

6mマンが昔から南へ行きたがる理由がホンの少しだけわかった気がした。

最終日、時間にはかなり余裕があったので土産物屋を覗いたり、ランチに人気のオレンジチキンを食べたり少しだけ観光客みたいな事をした。

出発の時刻が迫り、バイバイ グアム。ここにはきっとこれからも何度も来るだろう。30度の南の島から寒い(今年は寒くない)日本へ。

丁度一週間の海外遠征を終えて、久しぶりに家に帰った。

 

 

さて、毎度のことだが帰る道すがらには、次はどこへ行くかと考えるものだ。自宅へ帰った後より、むしろまだ現地にいる時こそ次を考える。

結論としては ”どこでもいい” のだ。今回は一冊の本を持っていった。以前途中まで読んで、これは次の遠征に持っていこうとしていた本で

石川直樹「いま生きているという冒険」 大好きな写真家/作家/冒険家の一人だ。

もの凄く共感する。読んでいると付箋の山になる。自分もこういう文章が書けるようになりたくなる。この本も「どこでもいいのだ」と言う。

「心を揺さぶる何かに向かいあっているかが大切」と言う。その通り。まさに我が意を得たり。読んでいて嬉しくなる。

では自分が無線で海外へ出かけて心を揺さぶる何か、とはなんだろうか?

 

それは、「自分の能力を少し超えた世界に自らを放り込むこと。その怖さと歓喜で得られる猛烈な高揚感」に尽きると思っている。

子供の頃も、学生の頃も、会社人になってからも、親になってからも、いつだって何だってわからないことばかりだった。

自分はおそらく見栄張りだったのだろう、出来もしないことを平気で ”やります” と言うことが多かったように思う。還暦過ぎた今でも基本的には変わっていない。

沢山の失敗をした。沢山の迷惑をかけた。沢山の恥ずかしい思いをした。その結果で今の自分がある。それ自体を恥ずかしいとは思っていない。

だから、もっともっと違う世界へ自分を放り込みたい。

「自らに機会を与え、機会によって自らを変えよ」

最近になって改めてこの言葉の本当の意味が多少はわかったような気がする。

 

これまでは多忙な仕事の間隙を縫って海外遠征してきたので、とにかく行くだけが目標だったしそれだけで満足できた。働いている間はそんなもんだ。

これからは自分はもうスピード勝負だ。ようやくできた時間の余裕を使い尽くすのが早いか、くたばってこの世を去るのが早いか、だ。もう能力で

今の若い人には到底敵わない。敵うはずもない。年寄りにあるのは暇な時間と、長年生きた沢山の経験と、若い人より少しくらい金が貯まってるくらいのもんだ。

 

自分の世代(昭和37年生まれ)は高度成長の後半に生まれてバブル時代を知っている世代だ。平成生まれ以降の若者は生まれた時から弱体化する日本しか知らない。

これからこの国は確実に小さく貧しく低迷していく。それを覆すのは無茶というもので被害を減らすのが精一杯の工夫だろう。

そんな情勢の中でアマチュア無線は更に廃れていくだろう。こればかりは誰がどう騒いだところで詮無いことだ。永遠にメジャーである分野などあるはずもない。

だが、メジャーではなくとも、この趣味はすこぶる面白い。ただの電波の飛ばしやっこなのだが単純なゆえに面白い。応答があると面白い。知らない国に

電波が届くと面白い。無線機やアンテナなどいじるのは面白い。コンテストで競争するのは面白い。判らないことを調べて理解できるのは面白い。それなりに努力と鍛錬を

要することが多いのも面白い。面白いからこそ飽きもせず今日もダラダラ無線機に灯を入れている。

 

次はどこへ行くか?

答えは、「どこでもいい。日常とは違う世界に身を置いてワクワクしたい。」

まだしばらく仕事は続けるが、以前に比べれば圧倒的に時間に余裕が生まれた。もう海外へ無線やりに行くこと自体に自分の中の制限はないし、制約と言えば

仕事よりも自身の健康や老親のことなど(我が家は加えて老犬もいる)、いわゆる "年寄り系" の方が多い。アマチュア無線などという道楽で好き勝手な事ばかり

しているわけにもいかないが、とは言え好きな事を我慢するのはもっとおかしなことだと思いたい。

コロナ禍でしばらく停滞している間に、いろいろなことが変わってしまったが今回POHNPEI 2023で再開できた。相変わらず問題多く、悔しさは残る。

きっとそのうち ”次はここへ” と言い出すと思う。

生きている間に、あと何回行けるか、何か国行けるか。お楽しみはこれから始まります。

 

毎度の駄文にお付き合いいただき有難うございました。

これにてPOHNPEI 2023のお開きとします。

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6. POHNPEI 2023 - POHNPEIの日本人

2023年11月08日 00時00分11秒 | 海外運用

個人が書いたポナペの旅行記などを読むと、割と良く登場する「ヨシエ」という店。コロニアの街のメインストリートにあるスーパーマーケット店だ。

今回の遠征は、その経営者であるヨシエ・エンタープライズ代表、後藤さんの全面的な支援が無ければ実現できなかった。

写真は真ん中が後藤さん、左が自分で、右はポナペのダイビングショップClub PAREO代表の栄田さん。

コンテストを終えて最終日のアパートを離れる前に記念に3人で撮った一枚。

 

最初に断わりを入れるが、後藤さんは島へ遊び来る客を相手にする立場の方では無いので勘違いしないようご理解いただきたい。

事の始まりは、自分が遠征先を検討した時にJA7HMZ井川さんに「ポナペで宿泊して無線やるならどのホテルがいいでしょうか?」と

問い合わせたところから始まった。いろいろ考えていただいた内に、井川さんもこれまでお世話になってきた後藤さんとの間を仲介をしていただき

自分を紹介をしていただいた。古い方はご存知と思うが、かつてミクロネシア独立前のKC6の時代にアクティブだったKC6IN西村さんが

後藤さんの敷地に当時住んでいたそうで、JA7HMZ井川さんも同様に現地にシャックを持たれている。歴代のOM諸氏の信頼があるからこそ

今回使わせていただけたのは明らかなので、いくら感謝してもしきれない。一朝一夕で作れる信頼ではないと思う。

 

ミクロネシア連邦は数百の島からなる島嶼国家で、総人口は約10万人。ポリネシアンの国家で、在住外国人ではフィリピン人が最も多い。

在留日系人は約100人で、政府関係者、JICA関係に加えて漁業関係会社の現地駐在が主だ。古くはスペインに、20世紀には日本により統治された歴史だ。

日本時代には多くの日本人が移住したため、今でも日系の血をひく人が全人口の2割ほどおり、ヤマグチとかモリとかスズキとかの名前は当たり前に使われている。

また日本統治時には学校、病院、下水道、道路などの公共インフラを大々的に整備したことから、今でも通りの名前には日系の名称が付く。

自分が滞在したアパートへ向かう道路は「ヤキバストリート」で火葬場があった道だったらしい。最近ではインフラ整備は中国マネーに圧倒されているようで

あちこちにChina Friendshipの文字が見られるが、これも時代のすう勢だ。流通貨幣は米ドルだが、大型資本は殆ど入っておらず、いわゆる大型リゾートホテルの類は

一切無いのでかなりマニアックな観光客のみが訪れる様だ。

 

そんなミクロネシアの日本人達はどなたも魅力的で、何よりも皆さん若い!写真の後藤さんがおいくつか外見からお分かりだろうか?

チュークには末永さん、ポナペでは後藤さん、と複数の方が同じ名前を挙げる。私が会ったことが無いだけでおそらくヤップにもコスラエにも

首領の様な方がおられるのだろう。ポナペの日系人は皆が何等かで後藤さんの世話になったことがあるのだと言う。

そんなミクロネシア日本人の源流が森小弁と言ってもいいだろう。ご興味ある方はご一読されたい。

 

コロニアの街のメインストリートにあるスーパー「ヨシエ」。いつも何台も車が停まって賑わっていた。

びっくりするほど何でも売っている。韓国、中国の進出も凄いが日本企業もまだまだ頑張っている。

食料品だけでなく日用雑貨から衣服、船のエンジンまでポナペ版ドンキホーテの様な何でも売ってる店だ。

昔から島の新たな産業の一つとして胡椒栽培があり、日本人のセイさんが店を開かれており有名なのだそうだ。

容器には山の様な胡椒の実。いくつかお土産として袋で買ってきたが、凄くフレッシュないい香り。

こうした島の案内と、空港への送迎など現地での足は、ダイビングショップのクラブパレオさんに協力いただいた。

ダイビング客では無いにも関わらず、同じアパートの敷地に店があるというだけの理由で、自分が日本でメールして無理やりお願いした。

ご主人は日中は海へ船を出されているので、自分相手の車の運転はみちこさんが。

嫌な顔一つせず凄く気を使っていただき嬉しかった。お礼と言う訳ではないがみちこさんが書いたイラストのTシャツを土産に買った。

アパートの横にあるクラブパレオのボート係留場所

クラブパレオのお店正面。懸念するとおりコロナ禍は観光産業を直撃しておりショップの経営は極めて厳しいと。

国が積極的に観光業者の保護支援をしている様だが、早く島へ来る客に戻ってきて欲しい、と。微力ながらPRさせて

もらうので、もしポナペへ無線やダイビングしに行かれる方は是非クラブパレオさんにアテンドを依頼されたい。

今回空いている部屋に居候させてもらったカッピンレのアパート外観。使わせてもらったのは1Fの一番左端の部屋。

他の部屋は日本のご家族や単身赴任者、外国人の若いカップルなどが暮らしている。

他にも数棟アパートはある。この一帯はすべて後藤さんが何年も費やして海を埋め立てたのだそうだ。超驚き!

「次に来るときは奥の5F建てアパートの屋上にアンテナ上げたらどうだ?高い方がいいんだろ?」と言われていた、笑。

こうして眺めると、後藤さんに関係する建物は全てが赤煉瓦に白目地のデザインだ。

部屋はもう至れり尽くせり。IHにウォシュレットに横ドラム洗濯機。自分の家よりもこちらの方が快適だ、笑。

エリア全体の入り口には夜クローズされるセキュリティゲートまで付いている。

部屋の目の前は海岸線で、埋め立てた敷地にはかつて海にいたサンゴがそこかしこに転がっている。

敷地の至る所に生えるヤシの実の赤ちゃん

会うのも初めて、突然訪れて一日中部屋にこもり、無線機の前で金切り声を上げるヘンな日本人を現地の皆さんは

そんなのどうってことないよ、といった感じで暖かく対応してくれた。

ベタベタ執着するでもなく、無視するでもなく、”あるがままに なすがままに”とでもいう感じでとても居心地が良かった。

この国にはコンペティションは似合わないのかもしれない。

 

初めに到着して挨拶と鍵を受け取りに伺ったら、「まあこれでも食いなさい」と供されたのがパンノキ。

これが素晴らしく美味かったことは、長く忘れることが無いだろう。

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5. POHNPEI 2023 - コンテスト実録

2023年11月06日 00時01分54秒 | 海外運用

コンテストが終わるまではコンテスト周波数以外はやらないと決めていました。

が、ホンの少しだけですが12mと15mと40mのFT8をアンテナの調子を見るために飛んでるかチェックで出ました。

特に妙なこだわりとか理由があるわけではありませんが、何となくそんな気分だったから、程度のことかもしれない。

幼い妄想かもしれないが、コンテストの神様は浮気していると微笑んでくれないかもしれない、とか

そもそも日頃から真面目に鍛錬もしないでそんなこと気にしてもしょうがない、とか、要は”しょうもないこと”を

考えていた。それもこれも、久しぶりで勝手を忘れてしまっていたのが原因ということにしておきましょうか。

 

コンテスト前日の金曜の夕方、アンテナを建て終えてリグの準備も済ませ、飛んでるチェックをするために15mをワッチした。

丁度X(旧twitter)で、小笠原に移動されていたJD1BQPが運用開始した旨を呟いていたので、早速呼びかけて交信し、V63CBの

1st.QSOとなった。その夜は数局だけの交信に留めた。なんやかんや言ってポナペまで荷物担いで一人で来て設備も作ったり、で

結構疲れていたので、シャワー浴びてから軽くワッチだけして早めに寝た。

 

夜が明けてコンテスト当日の朝。

外へ出ると目の前には朝日を浴びたソケースロック。海は凪の状態で海面が鏡のようだ。

無風でアンテナは揺れることなくそびえ立っている。

再び海外へ無線をやりに来たことを改めて実感して、しばらくの間一人で海を眺めていた。

 

すると、一台の車がやってきてアパートのオーナーと従業員のヘルシンが陣中見舞いに朝ごはんを届けに来てくれた。

居候させてもらいながら手厚くしてもらい恐縮する。

ヘルシンが採ってきたばかりのヤシの実を器用にナイフでくり抜き、ヤシの実ジュースを飲ませてくれた。

生まれて初めて飲んだが、その美味い事!体が綺麗になるような、自然な甘みが少しだけあり、市販の清涼飲料では味わえない。

暖かい気持ちと共に元気百倍!をいただいた。

 

ポナペはGMT+11hなのでWorldwideコンテストは昼の11:00に開始となる。朝ごはんをゆっくり食べ

日本から持参したインスタントコーヒーを飲み、ワッチしながら朝の時間を過ごした。

今回はnon-assistedでやるつもりだったので、開始前にワッチしながらクラスタなどを見ていたが

どうもA-indexが高いせいかハイバンドが開けてはいるものの安定せず、20mはさっぱりな感じ。

10mではカリブと南米が良く聞こえているが、北米西海岸はさほど強くない。10:00過ぎた頃から15mで電波を出し始める。

コンテスト直前なのでどの局とも"CU in the Contest"でご挨拶。10mで始めるか15mで始めるか迷った末、15mスタートとした。

 

一発目のCQ contestに即応答いただいたのはJJ1RJR。スタートで呼ぶのを待っててくれたようで嬉しかった。

数局JAが続いた後、北米東海岸から立て続けに呼ばれる。

あぁ次々にDXから呼ばれるのは何年ぶりだろうか、と交信しながら思った。やっぱり楽しい。凄く楽しい。

しかし、数年ぶりのコンテストオペレーション、おまけに最近あまりやっていないSSBで、ペースを上げれない。

落ち着いて一つずつ確実に、と捌いたせいか少々スロー過ぎた様で、最初の1hは平均3q/m、最高速でも4q/mと

ややのんびりした幕開けとなった。それよりも、再びこうして呼ばれ続ける機会が得られた喜びの方が勝っていた。

 

JAのSNSでちょくちょく短い言葉を交わしたことのある方の多くが呼んでくれた。会ったことが無く顔は知らなくても

SNSでコールサインを覚えているとピックアップがラクだ。お会いしたことある人なら大抵は呼ばれた瞬間に分かる。

1kW免許の時など昔お世話になったJF2SKVさんが呼んでくれた。いつも呑み会でお会いするJE1FQVさんやJN1NDYさんは

激強信号でサクっと呼んできてくれた。先日呑み会でお会いしたばかりのJH2QMTさんやJF2UEEさんは応援の一言を送ってくれた。

JE2VFXさんは相変わらず低い声で呼んできてくれた。

 

45分経過して120qを超えた時に最初のアクシデントが発生した。リニアのエラーによるダウンだ。

この時は電源再投入してすぐに復帰できたのでそれほど大きな問題とは思っていなかったが、この先で悩まされることとなる。

 

1h過ぎた辺りで急激に15mのコンディション落ちて呼ばれなくなり、10mへ移る。

10mはほぼ近隣のJA及びアジアばかりだったがランを続ける。しかしどうもペースが上がらず2q/m程度の空振りCQ連発が続く。

この時点で「これは今回は局数増やすのに苦労しそうだなぁ」と感じ始めたのだった。決してコンディションが悪いとも言えないが

なんか不安定な感じで、絶好のコンディションっ!って感じじゃなかった。そんな時、ふと2015年のベトナムから出た時を思い出した。

あの時もさっぱりだったよなぁ、またあんな結果だと嫌だなぁ、などなど思いはするものの、流石あれから8年も経って自分も逞しくなった(笑)。

上手く行かなくても精神的に凹まなくなった。鈍くなったとも言う。

 

黙々と愚直にV63CB contestを連呼し局数を積み重ねたが、最初の3hで約300q程度と恐ろしくペースが悪かったので、取り敢えず

腐らずに初日に1,000qはクリアするのを目標に修正した。その後は10mと15mを行ったり来たりで黙々と数を重ね、ようやく500q

となったところで20mへ移った。午後も後半戦なので欧州が開けているはずと思いきや、全く開けていない。昔、チュークから出た際

同じ時にポナペからJA7HMZ井川さんが出ていて後日結果を話した時に、隣の島であるにもかかわらず聴こえ方が全く異なることに

驚いたのを思い出した。チュークは欧州が強く、北米が弱かったが、ポナペは反対で北米が強く、欧州は弱い。島の位置的な関係もあるが

島の山影の影響も大きいと想像される(それぞれ弱い方面が山で、強い方面は海だけ)。しかし、これほど欧州が出来ないとは意外だった。

 

それでも20mで3q/m程度でランを続けていると、V6Yに呼ばれた。チュークから出ているYDXCチームだ。互いに頑張りましょうと

エール交換する。気持ちを入れなおしてランを続けているとKP4PKとKP4AAが連続して呼んできた。カリブからの信号が恐ろしく強い。

すると数局後にはZF2Bからも呼ばれ、欧州が冴えない分をカリブと東海岸が冴えた。丁度その時間帯に名古屋勉強会のJE2EHPやJF2OZHが

応援コールしてくれた。日没してからは少しだけマルチ稼ぎで呼びまわりをし、その後40mへ移りひたすら数を稼ぐ。現地の夕方の40mは

まるでAll JA状態。4q/m巡行ペース、時々5q/mで片っ端から捌くのだが、JAにも上手な方と不慣れな方がいて、不慣れな方は必要ないのに

コンテストナンバーを繰り返したり、余計なことを喋りすぎる。互いに日本人で気を許して貰えているのかとは思うが、コンテストでは

短いことが礼儀だ。コンテストはラジオスポーツである、ともっと広めるべきなんだろう。そのためには自分ももっと上達しなければならない。

 

40mでランを続けていると少しずつWを拾うことが増えてきた。このまま一気にWのパイルになると嬉しいなあ、と余計なことを考えながら

黙々と捌く。すると、PJ4Kがガッツーンと呼んできた。おぉ!と思っていると数局後にはV47Tがこれまたガッツーンで呼んできた。

おおぉぉ!と思っているとまた数局後にPJ4Gが呼んできて交信し、さあ次はどこだ!と思ったら、ここでリニアエラー。交信途中でダウンして

25Wで応答するも返事は無し。この時は10分ほど待ったら復旧できたのだが、夜が遅くなるに連れてだんだんとエラー発生頻度が増えてきた。

だましだましエラーと復旧を繰り返しながら散発運用を続けたが、現地時刻で日が変わった頃からは復旧することがなくなった。

欧州相手にしばらく50Wで呼びまわりをして耳の良い局は拾われたが、大半は箸にも棒にも掛らず応答なし。残念だがしばらく寝ることにした。

 

4:30に起きて聞くと40m20mで欧州が良く聞こえている。しかし相変わらずリニアはエラー解消せず。電圧を計測しても130V超えている。

コンセントによって違いは無いか、とか部屋の電気製品を片っ端から点けたら下がらないか、とかいろいろ悪あがきしたが変化なし。

しょうが無いのでコンテスト中だがゆっくり湯を沸かしてインスタントのコーンポタージュを飲んで夜明けを待って過ごした。

朝になってヘルシンが今朝もご飯を届けてくれたりして、結局リニアが作動できる電圧に落ち着いて運用再開できるようなったのは

ログによると21:11Zだから朝の8:11。気を取り直して10mからランを始めた。

 

今回、トラブルで中断があり途中で精神的に萎えてしまっても仕方がない状況だったが、不思議なくらい本人はあまり落ち込まなかった。

理由はいろいろあるのだろうが、理由の一つにカリブ、中南米、北米東海岸が凄く近いと実感できたことが大きい。他にはどんな理由があるのだろう。

しばらく経つとわかってくるのかもしれない。

10mはお祭りだった。ひたすら延々とWのパイルを浴びた。

Wのパイルは本当に気持ちがいい。無駄がほとんど無い。SPCで当たってくる局は当然ながら、弱い6桁コールサイン局も無駄が少ない。

こちらもフルスピードでのランを試みる。この瞬間をやるためにこんな遠くまで来たんだ。毎回コールサインアナウンスは必ず入れるが

ナンバーはファイナイトゥーセゥンで次から次へとなぎ倒す。一発でコピーしてピックアップ出来なきゃいかんのだが、なかなか全てを一発は難しい。

でもその難しさが最高に楽しい。何が楽しいのかって、この全力疾走する状態自体が楽しくて、自分がまだまだへっぽこオペであることを

世間様が聞いているなかで曝して、それでもめげずに繰り返しトライする。ずっと、これがやりたかったんだ。

 

10mはWとVEが9割、たまにその他って感じで呼ばれた。昨日40mで呼んできたPJ4などがここでも呼んでくる。中南米からは

TIやV3やYVなどもマルチ稼ぎで呼んでくる。だいたい4q/mで、この時間帯には最高速6q/mを数回達成できた。もうこのスピードが

やれたならコンテストの得点はどうでもいいや、と良からぬことを思い始める、笑。10mのパイルは2hほどで収まり、続けて15mへ。

今度は北米とアジアとオセアニアがほぼ均等に呼んでくるので、どんどん数を増やす。マルチ拾いをもっと真面目にやるべきとは思うものの

欧州が壊滅的なのでマルチ数がそれほど伸びないのは明らかなため、ランばかりしていた。12時過ぎて15mでJF2OZHさんから呼ばれたころ

突然V47Tが呼んできた。10mに移ってからはTO5Aからも突然呼ばれて驚いた。夕方には20mでV26Bから呼ばれて応答しても再度呼んでくる。

3回それを繰り返したらWの局が「V26B、おまえ3回も応答返ってんぞ」とQSPしたら慌ててV2がナンバーを送ってきた。相当混信が激しかったのだろうが

V6マルチは貴重だった様だ。

夜は40mで数を増やしたが、昨晩同様に夜が遅くなるにつれてリニアのエラー頻度が増していく。結局二日目の夜は22:30にいったん終えて

仮眠を取り、翌朝最後の朝は5時から再開した。それでも同様に頻繁にダウンするので50Wで呼びまわりのマルチ拾いに徹した。

当然極めて効率悪く、運が良ければ3分に1q、悪ければ5分間q無しの様な状態で少々気持ちが萎える。

ようやく8時過ぎになってエラーが解消されるとランを再開した。

北米からはパラパラまだ呼ばれ、JAからも散発的に呼ばれる。その時の得点が、ちょうど2010年のチュークの時の局数まであと少しという

状況だったので、前回の得点を越えるまでCQ連呼することにし、23:48Zに最後の交信をK3AJと15mで完了してFinishした。

 

締めて1,780QSOとなり、密かに目標としていた「最低でも2,000QSO以上」は叶わなかった。

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4. POHNPEI 2023 - リグ、アンテナ

2023年11月05日 00時00分42秒 | 海外運用

リグとリニアアンプは今までと同じ構成で、ヤエスのFT-991AMでエレクラフトのKPA500を25Wで押して

500W出力くらいで運用した。

FT-991AM用の安定化電源はMFJのMFJ-4125を使用。

MFJ-4125もKPA500も商用電源は100V/200Vの両方に対応しており、背面の切り替えスイッチで対応できる。

 

ところが意外なところに盲点があって、と言うか前回のChuukでも停電が頻繁だったので想像しておくべきだったのだが

商用電源の電圧が不安定かつ異様に高電圧になる事があり、リニアアンプの稼働に影響が出た。

KPA500はPA電圧の定格は60VDCで、HVボタンを押すとパネルLCDにPA電圧が示され、65~85Vであれば問題なく

それを越えると”60V HIGH"のFault No.8が表示されて、リニアはエラー停止状態となり動作を止める。

KPA500は電源の電圧を3段階で細かく調整可能で、95V~105V(GREEN TAP)、106V~115V(RED TAP)、116V~125V(YELLOW TAP)

の3レベルなのだが、この範囲を超えるとダメなようだった。

 

そんな現象が頻発する中、範囲外の電圧でもPA電圧が90V切っていれば何とかギリギリで動作できていたが

流石に90V超えるとNG。その時のコンセント電圧をテスターで見ると大体130Vを越えていた(写真の様な状態)。

これがどうも夜になると定常的にこの状態が頻繁に発生し、一回高い状態になると2、3時間は回復しなく、たまたま回復しても

またすぐに元に戻る、そんな状況が続いた。

日中は滅多に発生しなかったので、島全体もしくはこのアパートの負荷状況に依るものだったのかしれないが、本当の原因は判らないままだった。

問題が発生しない日中のコンセントの電圧を測ると概ね118~122Vくらいだった。

リグ用で使ったMFJ-4125はこの環境でも問題なく動作を続けることが出来た。

 

オペレートで並べた状態はこんな感じ。写真はFT8運用時で、FT8は全てベアフット50Wでの運用だった。

ちなみにシャックの風景はこんな感じ。巨大なTVがあったのでHDMIケーブルを持っていけばPC表示を大画面で見れたのだが

残念ながらHDMIケーブルは持参せず。立派なテーブルは広くて快適。またソファーはごろりと寝るには最高だった、笑。

なお、コンテストのロギングソフトウェアはzlog令和版を使い、datファイルを最新にして、spcは旧来自分で使ったものを入れ、終始全く問題なく作動した。

ついでにメモ代わりに残しておくと、コンセント形状はコレ。全く問題なし。

部屋はWiFi完備でスピードも申し分なし。皆さんTVをネットで観ているようで、TVアンテナはどこでも見かけなかった。

スマホのWiFiは繋ぎっぱなしだったが、会社のTeamsのメンションが飛んでくるのが鬱陶しかった、笑。

 

持っていったが一度も使うことなく終わった備品たち。

ハンドマイク(ヘッドセット不調時の予備)、同軸ケーブル延長用のメスメスコネクタ、ボイスメモリー用のFH-2

(結局今回は48Hを全て地声だけでやり、ボイスメモリーは全く使わなかった)、ハンドスイッチ(フットスイッチ不調時の予備)

最強アース渦巻香(事前にブヨなどの虫が酷いと聞いていたが実際は一匹も見なかった)、虫よけスプレー(蚊取り線香と同じ)

隙間用極細同軸ケーブル(同軸の引き込みは毎回遠征先で苦労するので念のため持っていったが杞憂に終わった)

 

今回使用したアンテナは、DX COMMANDER社のExpeditionモデル。結構頻繁に細かな改良が加えられているようで

自分が購入したのは2023年モデル。

選択した理由は、畳んだサイズが短く(68cm)金属部がほぼ無く軽い、この点に限る。あとは最近のペディションで使っているのを

良く見かけるのでミーハーだが一度使ってみたかった。

 

購入はM0MCX CallumさんにWEBで注文出すと、すぐに返事が来て発送などはLokiくんがやってくれた。対応は迅速だった。

製品はキットの状態で送付されてくる。取扱説明書は同梱されずネットで英文のファイルをダウンロードとなるが判り易い内容だった。

 

特別な動作のアンテナと言う訳ではなく、極普通の1/4グランドプレーンだ。もちろん自分でエレメントを切って作るので如何様にでも

作れると思う。今回はコンテストだけをターゲットとしたのでエレメントは40m,20m,15m,10m、これに加えて17m,12mで

15mは5/8λGPとして40mと同じエレメントとなる。

 

現地での測定結果ではなく事前に国内で計測したものとなるが、SWRはこのような感じで帯域は広く実用的には十分だ。

※10mが上に同調しているが、現地でエレメント足して下げた。

このアンテナが一番工夫したのは給電部の構造だろう。単純と言えば単純だが、上手に多素子を垂直に張るのを実現している。

2枚のアルミ板で構成され下がグラウンド、上がエレメントである。

グランドプレーンなのでグラウンド面を如何に作るか次第となるが、地面と容量結合するか、電界面を構成するかの何れかとなる。

今回の場合は3mのラジアル線を4本を一つにまとめたものを5セット用意して、均等な方向に地面に這わせて電界面を作った。

ただし写真の通り草の生えた土の上にダイレクトに這わせたので、大地との接地がどの程度であったかは判らない。

いずれにせよ、良好に動作したのでグランドプレーンとしてちゃんと機能していたと判断できる。

 

ラジアル線

 

アンテナ本体のロッドはグラスファイバー製で、17本から構成されている。伸ばした時の全長は約11m程度だ。

接続部は滑り落ちるのを防止するためにビニルテープで止めた上から、付属のホースクランプで締め付ける。

全長のうち3カ所にスプレッダーが付き、そこにそれぞれのエレメントがショックコードを使ってテンションをかけて

固定される方法が取られており、これは再現性高くアンテナを建てるために非常に有効だった。

日本にいる間に何度も調整がてら組み立てのシミュレーションをやったので慣れたのも大きいが、のんびりしても1h以内に全て完了できる。

ステーはこんな感じで張った。根元には25cmのペグを3カ所打って、ひっくり返るのを防止した。

期間中それほど強い風は吹かなかったのが幸いだったが、ある程度まではこれで大丈夫そうだ。

アンテナは海岸線から数メートルの場所に建てた。高い場所から見るとこんな感じ。写真正面辺りがJA方向だ。

 

同軸ケーブルは3.5D-QEFVで40mを1本と10mを1本持っていった。

考えてみれば、自分が2010年にChuukから出る際に用意したのがこの2本のケーブルで、他の機器類は新しいものに

変わっていったり破損して交換したりしてきたが、この2本はずーっとの長い付き合いだ。

いろんな国へ一緒に付き合ってくれたので、そろそろ交換してやってもいいのかもしれない。

道中の運搬でスーツケースに入るのは良いが、リニアアンプと一緒に入れるので仮にリニアの下敷きになったら

グラスロッドは確実に割れる。それを防止するために樋を使ってハードカバーを用意した。

番外編として、アパートの屋上はこんな感じで広々しており、かなり大型のアンテナでも上げることが出来る。

今回は垂直バーチカルなので地面に建てたが、もし再び来るときにはここの利用も選択肢に入れたい。

ちなみに、このアンテナで6mのFT8をやったが、SWR=2.0となりそれなりに使えた。

総じて言えば、使いやすく再現性の高いアンテナだと思う。なによりも軽量コンパクトなのが最大の魅力だ。

ハイバンドは流石に力不足を感じるが、ちょっと移動で持っていくには大変良いアンテナだと思う。

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3. POHNPEI 2023 - POHNPEIへ出発

2023年11月04日 10時15分02秒 | 海外運用

2023年10月26日木曜日、朝の通勤通学ラッシュより少し前に電車で中部国際空港へ向かった。

プライベートでも仕事でも海外へ出るのは久しぶりで、2017年のグアムが最後だったので実に6年ぶりだ。

6年は長かったような気もするし、あっという間だった気もするが、何よりその間に起こった身の回りの変化は大きい。

自分自身が以前とは変わったようにも思うが何一つ変わっていないのかもしれない。

不安や力みは無く、静かな気分で出発を迎えることが出来るのは自分が歳をとったからだろうか。

そんなことを考えながら空港へ向かった。

POHNPEI2023のスタートはとても静かに始まった。

 

 

今回、荷物は2個に収めた。今まではこれに長竿物のアンテナバッグが加わった3個だった。

アンテナをDX COMMANDER EXPEDITIONにしたことでスーツケースに入ってしまうコンパクトさがFB。

しかし逆に重いものが大きい方のスーツケースに集中したため、どう工夫しても30kgを切らない。

ビジネスクラスにすれば良いのだがエコノミーで行ったのでOverWeightの超過料が発生するが致し方なし。

結局大きい方が32kg、小さいほうが13kgとなった。やはり金物のアンテナが無いと総重量が軽い。

ちなみに一番の重量物はKPA500で11.8kg、二番目は同軸ケーブルで6.0kg、三番目がFT991AMの4.3kgだ。

南方への遠征は衣服類が少なくて良いのが嬉しい。

 

いつもは出張で右へ行くばかりだった中部国際空港のエントランスエスカレーター

今日は左へ行くぜ!と張り切ろうと思ったらUNITEDのチェックインカウンターは向かって右側だった、笑。

預け荷物の重量超過料を払って問題なくチェックインを済ませて身軽になり、少しだけ米ドルに両替した。

実際グアムでもポナペでもカードが使えることと、もう使う機会が減ったGSを50$くらい在庫処分で

持ってきたので、米ドルが無いと困るのはタクシー、小さな店で少額買う時、出国税を払う時、チップ渡す時

くらいだけなので大した額は必要ない。

 

手荷物にはリグと電源とPCを入れたので、当然ながら検査では別レーンへ進むよう促される。

どうせ出すだろうと梱包を簡単にしたので予想通りだ。「これはなんですか?」「無線の機械と電源です」

特に問題なく通過できるが、いちいち出してしまってを繰り返すのでめんどくさい。

今回の旅程では4回搭乗手続きをして4回手荷物検査を受けたわけだが、全てで「これはなんだ?」と問われて

荷物から出すことになった。「What's this?」「Radio and power supply」「CB radio?」「Yay」みたいなやり取り。

面白かったのは帰りの中部国際空港の税関で、「この"HEAVY"札の付いた荷物には何が入ってますか」と問われたので

「無線で使うアンプが入っています。トランスが凄く重いんです」と答えたら「ああ、アマチュア無線ですか」と

言われたので、ひょっとするとその女性検査官はその筋の方だったのかもしれない。

最初のフライトはグアムまでで、約3時間半くらいだ。平日のせいもあって座席は5割程度。

先が長いので機内では寝る。

途中軽食、チキンかナスのカツレツかの二択でチキンを選択。まあエコノミーならこんなもんでしょう。

相変わらずチョコチップが付くのは昔から変わっていなかった。

うとうとしてから目が覚めると既に降下に入っていた。

窓から外を眺めると左側にタモンの街。あぁ久しぶりに来たとちょっとだけ気持ちが昂る。

ESTAは申請してあるので入国は極めて簡単。税関のQRコードは事前にやってなかったが紙で提出して

問題なしで6年ぶりのグアム入国。

 

今回の遠征は行きも帰りもグアムで一泊を入れた余裕のスケジュールにした。かつては空港のロビーの

ベンチで朝まで寝たりしたのが懐かしい。もうそんな強行軍に耐えれる歳じゃない。

早速タクシーで今日のホテルへ。

グアムプラザリゾート。決して高級ホテルではなく古くなっていて、どちらか言えば安い部類のホテルだ。

ただしタモンの街のど真ん中にあるので立地条件は非常に良い。

翌朝が夜明け前にホテルを出発で、ここでは寝るだけなので取り敢えず何だって構わないのだ。

 

陽が残っている間に少しタモンの繁華街を歩いてみた。グアムは4回目だがこの辺りへ来るのは実は初めてだ。

コロナ禍の影響なのだろう、結構チラホラと店がクローズしている。平日とはいえ歩いている人も少ない。

日本人は少なく、大半が韓国人か東南アジア系で、意外と中国語をグアムで聞くことは少なかったように感じた。

総じて少し錆びれて元気の無い感じがするグアムの状況だった。

 

部屋で寝る前に一本だけビール。新しく最近出来たグアムブリュアリーの製品が売られていた。

日本では売られていないので早速試しに買って飲んでみた。

うーん、まずくはない。頑張ってIPAと言えるように作りましたって感じることは出来るが

まだまだだ。トロピカルIPAというコンセプトを狙っている様だが、北米西海岸勢のそれと比べると

大人と子供位の差がある。とは言え、POHNPEI2023開始の祝い酒だ、おいしくいただこう。

翌朝は5時に起きて空港へ向かい、チェックインして米国を出国。

行先の"Chuuk"を見て眠気が吹っ飛んだ。

搭乗を待つ間に朝食。グアム空港の出国後のフードコートは数年前から全く変わっていなかった。

BIG NAMAや天手古舞も健在だったが朝からビール飲むのも気が引けたので、大人しくバーガーキングで

朝ごはんのワッパーセット。なみなみのコーヒーですっかり目が覚めた。

ここからの便はアジア系の乗客は皆無。ほとんどがポリネシアンで西洋系がチラホラくらい。

クワジェリンにも停まるので米軍関係者には専用枠があるようで数名が乗っていた。

意外と座席は満席に近い。まさに島と島を結ぶ地元ローカル線なのだ。

約1.0時間のフライトで最初の経由地チュークに到着。

懐かしいなあ。少しだけ機から降りて空港の周りを見てみた。空港の建物は全く変わっていなかったが

テレコムのパラボラが新しくなっていたり、廃屋だった建物がL5ホテルとして改装されていたり

南側のハイタイドホテルが壊されていたり、空港の前の道路が舗装されていたり、と色々小さな変化はある。

それらは普段から日本に居てもYouTube等の情報から手に取るように判ってるのだが

実際に来てみると13年の時間で世の中は確実に変わっていくことを改めて知ることが出来た。

 

再び飛んで約1.5時間、窓からポナペ周辺の環礁が見えてきた。

ぐるっと旋回して東から着陸したのでソケースロックやコロニアの街が窓から見えて気分は最高潮に。

自分が運用する予定の場所を上空から確認すると、東向きには海しかない!北西向きにはソケースロックがあり

北は海だけ、南は島の中心の山々だ。そんなことを素早く考えていると無事着陸。

生まれて初めてPOHNPEIの土を踏んだ。

 

今回のPOHNPEI遠征は、いわゆるホテルは使っておらずポナペの日本人の皆さんのご厚意で

マンションの一室を使わせて貰った(詳しいことは”6.  POHNPEI 2023 - POHNPEIの日本人”に書きます)。

現地でダイビングショップを営まれており今回使わせていただくマンション(どなたもがアパートと

言われているので以降アパートと称するが、日本人の名詞感覚だとこれはマンションだ)に住んでいる

ダイビングショップのCLUB PAREOさんに自動車で迎えに来ていただいた。

場所は島の北端、空港から近いKEPINLEH(ケッピンレ、もしくはカッピンレ)で、目の前10mが海岸だ。

アパートのオーナーは、歴代のV6から無線運用した日本人、例えばKC6IN西村さん、V63DX井川さんも

皆さんお世話になってきた方で、今回私もその末席でお世話になる事にさせてもらった。

アパートに着いたのは現地時刻で15:00頃。日没の17:08までにアンテナ構築を済ませたかったので

くつろぐこと無いまま、早速組み立てに入った。

<つづく>

 

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後片付け

2023年11月03日 12時27分00秒 | 海外運用

リグやリニアアンプは良いですが、アンテナ始め屋外で使用した物は

潮風に曝されているので水洗いしないでそのまま保管すると残念なことになる。

破損個所が無いかも併せて点検するために、DX Commanderは全てのポールをばらして

水洗いし、同軸ケーブルやステーアンカー用のペグは濡れ雑巾で拭き掃除。

 

11月とは思えないほど暖かな陽気で、外で半袖Tシャツで丁度いい感じです。

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無事帰国しました

2023年11月02日 12時02分10秒 | 海外運用

昨晩、無事帰宅しました。

 

木曜日の朝に出国して水曜の夜に入国したので、丁度一週間の遠征でした。

これまでの遠征は、戻るなりその足で出社だったり出張だったり、ベトナムの時は成田から会議室へ直行だったので

何はともあれ仕事の最前線から外れた今の身には、こののんびりさは快適でした。

 

沢山の方々、特にSNSで良くお見掛けする方々から呼んでいただき有難うございました。

またグアムでアンテナSWR測ろうとして一発テストで送信したら、それを機にドパイルとなった6mは良い思い出となりました。

楽しませていただくことが出来て嬉しく思うとともに感謝いたします。

そして何よりも、現地でお世話になった暖かい人たちには感謝してもしきれないほどです。

3連休で片付けや整理をして、少しずつ備忘録に書いていきたいと思います。

 

コンテスト全ておよび事前事後のV63CBのQSOデータはなる早でLoTWへ上げます。

W1CJB/KH2のデータについては、W1CJBとW1CJB/KH2を順番に登録していきますので

LoTWコールサイン証明書が発行され次第上げる予定ですが少々時間を要します。

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Pohnpei 2023 start

2023年10月26日 06時52分25秒 | 海外運用

久しぶりの海外遠征だ。

これからも海外からの運用を楽しむために、まずは再開できることを喜びたい。

まずは中部国際からグアム、金曜日昼過ぎにはミクロネシアのポナペに到着する予定です。

沢山の方から呼んでいただけますよう、各局お願いします。

そして思いっきり楽しんでこようと思います。

 

こちらからは5927を送りますので、日本からは5925です。

ビギナーで不慣れな方も意識的にピックアップしようと思います。

クラスターに上げていただくのは大いに歓迎します。


ではコンテストでお会いしましょう。

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青空ではないかも

2023年10月25日 00時00分11秒 | 海外運用

ポナペの天気予報を見た感じだと、カラっと快晴の青空ではないかも。

海外の、特に島嶼の天気予報はあまりアテにはならないとはいうものの、だ。

雨は余程激しくない限り大問題にはならないが、風が強いのだけはとても困る。

 

ZD9WではDX COMMANDERが破損した様だが、そうならないことを祈る。

こればかりは神頼みしかない。

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2. POHNPEI 2023 - 遠征先をPOHNPEIに決めるまで

2023年10月23日 00時00分02秒 | 海外運用

<いくぜポナペ>

 今回遠征で向かうのはミクロネシア連邦のポナペです。ミクロネシア連邦は西からヤップ州、チューク州
ポンペイ州、コスラエ州の4州からなり、その首都がポンペイにあります。ポンペイともポナペとも呼ばれ
独立前からの古い方はポナペと呼ぶ人が多い様です。ちなみに"石積み(Pehi)の上に(Pohn)"という意味だそう。

 2023年の春に池澤夏樹の大人向け童話「南の島のティオ」を読みました。年初の計画にある通り年間100冊以上の
本を読むことをしていますが、池澤夏樹氏は好きな作家のひとりです。この「南の島のティオ」で登場する名詞は空想の
ものに置き換えられていますがポナペの話であることは明白で、チュークへ行ったことのある自分は心弾ませて
読むことが出来ました。丁度それと同じころにチュークのかつてお世話になった方に連絡し、秋に行く打診をした
のでした。

 ところが、秋のチューク行きは難しいと現地から返事が来てしまいました。Blue Lagoon Resortが滞在先の候補ですが
イベントで既に満室であると。後日判りましたが丁度同じ日に横浜DXクラブ50周年記念の運用が行われるので、気を
利かせて私のリクエストをやんわりと弾いてくれたのかもしれません。さてどうしようか、とミクロネシアの無線
ライセンスで日頃お世話になっているJA7HMZ井川さんに相談してみました。

 すると2,3日後に井川さんより、現地の知人に問い合わせたところ使わせてもらえる部屋がありそう、と連絡をいただき
ました。詳しいことは改めてどこかに書くとして、どうやらポナペでの運用場所確保が出来そうな見込みとなったので
早速フライトの予約やトランジットのグアムの宿泊予約などを具体的に進めることが出来ました。JA7HMZ局には
いつも本当にお世話になっておりたいへん感謝しています。ちなみにフライトはユナイテッドでグアム経由となり
ますが、チュークまででもそのもう一つ先のポナペでも料金は大して変わりません。途中チュークにも降りますので
13年ぶりのチュークとなります。

 ということでいよいよ「南の島のティオ」そのものの島へ行くことになりました。これまでいくつか海外運用を
した結果、一番苦労するのはアンテナを立てる場所の確保だったので、今回もまず最初に井川さんに場所の写真を
送っていただくことから始めたのでした。

<いまさらSSBかと言わずに>

 CQWWの10月末はSSBでのコンテストです。日頃海外と交信を楽しんでいる方々の多くは長年経験してきた年長の方が
多いせいか、はたまた新技術に貪欲なアマチュアスピリットのせいか、最近は圧倒的に皆さんFT8に時間を費やして
いる様で、CWもひと頃程は普段の信号は多く無く、ましてやSSBの信号は本当に少なくなった気がします。

 自分も同じですが自宅で無線運用するのにSSBは”うるさい””喉が疲れる””なかなか通じない”が特徴として
挙げられるので、それが避けられるCW、さらにFT8の無音でミスコピーほぼ無しの方になりがちです。凄く分かる。
一方SSBで相手の肉声を聞くとまた違った印象が得られて面白くもありますし、会話が弾めばやはり自然言語での会話に
勝るものは無いでしょう。CQWWPHの時くらいは、ホコリの被ったマイクロフォンに音を入れましょう。

 一方、百戦錬磨のDXerが少なくなればビギナーや小電力局にもチャンスが増えることとなります。先の1でコンテ
ストのいろはを書きましたので、続けてオペレーションのいろはについても記載しておきます。ざくっと理解されたら
是非私のCQに応答してみてください。

<参加にあたって準備するもの>

●設備はなにがいりますか?
  免許された無線局設備であればそれだけで最低限は満たされます。
 CQ Worldwide Contestは周波数が決められており160m,80m,40m,20m,15m,10mの6バンドだけですので
 それら周波数に出ることが出来ればどんな設備でも参加は可能です。
 もちろん他より良い成績を出すためには設備の増強、特にアンテナとロケーションは必須です。

●出力はどの程度必要ですか?
 出力別にカテゴリーが分けられており、HighPower(1.5kW以下)、LowPower(100W以下)、QRP(5W以下)の3カテゴリー。

  海外へ電波を飛ばすので出力が大きいほうが当然有利ですが、小さいからといって飛ばないわけではありません。
 コンテスト中はみんな容赦なくガンガン飛ばしまくりますので、争ったら小電力は負ける可能性高いですが
 コンテストQSOはペースが速く次から次へと進みますので普段よりも小電力局が交信できるチャンスは多いです。
 呼ぶタイミングや分かりやすい信号など、オペレーション技術の差が大いに発揮されます。

●周波数はどの辺りで出ればよいですか?
  バンドプランのSSBが認められた範囲を全てワッチしましょう。普段覗いた際には誰も出ていなかったバンドが
 コンテスト当日には上から下まで隙間なく信号で埋まることもあります。その日のコンディションにも拠りますが
 少なくとも普段より沢山の信号が聴こえるはずです。
 例えば15m(21MHz) なら21.150MHzから21.450MHzまでくまなくワッチします。慣れていない方にありがちなのが
 ダイヤルを回すのが速すぎることです。仮に私が上記の15m全部をワッチすると(途中で交信しながらではなく
 聞くだけで)大抵は2~3分は少なくともかかります。コンテストでは頻繁にCQが出ますのでゆっくりワッチすれば
 それだけ沢山の信号を聞け、その中で応答ありそうな相手を探しましょう。

●記録(ログ)はどうすれば良いですか?
 普段使っているログでも構いませんが、コンテスト用のソフトウェアを使うことをお勧めします。
 N1MM、CTESTWIN、zlogなど色々あり各局それぞれのこだわりがあるようです。
 コンテストログを使わないと不便なのは
 ・コンテストナンバーを入力する専用のインタフェース(入力欄)が無い
 ・得点計算を自分で手でやらないといけない
 ・リアルタイムに今何点かわからない
 ・ソフトでエンティティ、大陸種別は自動判別するが使わないと自力でやることになる
 ・二度目の交信をアラームで教えてくれるが、それがない
 ・コンテストで使わない入力欄が邪魔
 ・ログ提出をネットで提出することがしにくい(あとから手入力を要する)
 などなどたいへん不便です。
 様子見で数局だけ試しにやってみるくらいなら特にログは何でも良いかと思います。

<実際の交信>

●どうやって交信すればいいのですか?
 CQ出している局を呼ぶか、自分でCQ出すか、のいずれかとなります。
 コンテストが始まるとバンド中でCQ Contestと連呼する局が沢山出てきます。まず最初はCQ出している局を
 呼ぶ方からやってみましょう。

 免許の試験で勉強した「CQ3回以下、こちらは、自局コールサイン、どうぞ」の様な定型は全く使いません。
 コンテストは”短く簡潔明瞭に余計なことは一切省く”を徹底して、少しでも短時間に沢山の交信を行います。
 CQ WW Contestですと1分間に3,4交信することはザラにあるくらいのスピード感です。もちろんゆっくりした
 ペースで出ている局もいますが、全体に普段に比べて爆速であると思って良いです。速いというのは早口でと
 いう意味では無く、無駄なやり取りは一切しないことでペースを速くします(多少は早口になりますが)。

 例)V63CBが出すCQをJJ2CJBが呼ぶ場合

 相手 : CQ ビクターシックススリーチャーリーブラボー
 自分 : ジャパンジャパンツーチャーリージャパンブラボー
 相手 : JJ2CJB ファイブナイン トゥーセブン
 自分 : ファイブナイン トゥーファイブ サンキュー
 相手 : サンキュー ビクターシックススリーチャーリーブラボー
 次の交信へ

 こんな感じです。慣れている方なら10秒くらいで1交信終わります。

●コンテストの交信で心がけることは何ですか?
 先の例に示す通りポイントは
 ・最初呼ぶときに一度だけフォネティクスで呼ぶ
 ・出来るだけ正しいフォネティクスを使う。ただJapanなど当たり前に使われているものなら許容範囲です。
 ・「了解しました」「どうぞ」「こちらから」などは一切いらない
 ・Thank youなども不要ですが、それくらいは交わす余裕があってもいいかと私は思ってます。
  海外局からはThank you以外にGood Luckなどが返ってくることは多いです。
 ・QTHとか名前とか前回交信はとかQSLカードは、とかは全く不要です。不要と言うより害悪です。
 ・あまりに短いやり取りであっけないので、交信出来たのか不安になるかもしれませんが大丈夫です。

●相手がミスコピーしたらどうする?
 自分のコールサインを相手がミスコピーすることは良くあります。
 まず焦ってあれやこれや言わず「Negative!」(ちがうよ!)とはっきり伝えます。
 続けて再度やや丁寧にフォネティクスで正しいコールサインを送ります。
 それでもなかなか正しく取って貰えないことは良くあります。そこからはケースバイケースですので
 沢山冷や汗かいて経験値を付けて下さい(笑)。
 どうしても伝わらなければ無視して交信を終えてしまえばその場は良いですが、何がいけなかったんだろう
 と課題を考えることはスキル付けるための貴重な経験となります。

 ・この知識を応用すると「何度もコールサインを送ってしまうと相手は間違って取ったと勘違いする」という
  ことが判ります。よって一度正しくコピーされたらコールサインを繰り返さないことがコンテストでは大事です。

●相手が言っていることが判らないときどうする?
 普段の交信程コンテストで交わす言葉にバリエーションはありません。
 良く聞かれる言い回しには
 Again! もう一回送れ、の意味
 make your callsign! コールサインをもう一度ちゃんと送れ、の意味
 Complete your callsign! 上と同じ
 give me my number! コンテストナンバーを送れ、の意味
 他にもいろいろありますが、それは実際聞いて経験されてください

 

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パッキングメモ

2023年10月22日 00時00分01秒 | 海外運用

もう来週の木曜日に出国なので、これが行く前の最後の週末。

持っていく荷物をパッキングした。リグと電源は現行で使用中なので最後に入れる。

持ち物リストとして自分の点検用に書いてみる。

FT-991AM(リグ)

KPA500(リニアアンプ)

MFJ-4125(100V/200V両用の安定化電源)

DX COMMANDER Expedition(アンテナ for 40m/20m/15m/10m)

同軸ケーブル(3.5D-QEFV 40mと10mおよび50cm×2本)

両メスMコネクタ(同軸ケーブル延長用)

バラン(突然ダイポールを作りたくなった時にあると便利)

工具一式およびテスター(間違っても手荷物に入れない事!)

小型アンテナ(グアムで遊ぶかもしれない用の小さな奴の一式)

AA-30(アンテナアナライザー。こないだ電池残量が少なくなってたので電池新品交換)

ラジアル線(3m×4を束ねたものを5式、および10m×5本)

ステーロープ(3mmPVロープ50mリール)とカラビナ

ペグ(チタン軽量タイプ×6本)

マイクロフォン(HEILヘッドセット一式および予備のハンドマイク)

フットスイッチ(YAMAHAのスイッチ逆転に改造)

ハンドスイッチ(ナースコール)

一番軽いパドル(code warrior Jr,)とケーブル

蚊取り線香(超強力版)および虫よけスプレー

薬など(ロキソニンと絆創膏と目薬と軟膏)

ドーピング薬(MEIJIの速攻元気)

ノートパソコン(Thinkpad X240)

USBケーブル(FT8やるかもしれない用)

パスポート

現金(溜まっているグリーンスタンプもこの際使ってしまおう)

クレジットカード

航空券チケット

手土産(現地でお世話になる方向け)

ガムテープ、自己融着テープ、タイラップ

着替え(ひょっとしたら泳ぐかな?)

目覚まし時計

スマホと充電器

デジカメ、交換用電池、充電器

三股二股変換プラグ×2ケ

Micronesia無線ライセンスの紙

FCCライセンス、機器マニュアル、バンドプラン、VOACAPなどは全て電子ファイルにて

パッチンコアいくつか

ひげそり(電気不要の手回し型)

 

あとなにかあったっけ?

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