最近いい曲が無いね、と思ったら、それは歳を取った証拠だそうだ。
最近の曲にもいいのはあるとは思うものの、やはり五臓六腑に染み渡る様な名曲は
自分が若い頃に雑ながらも何度も聴いた曲だ。
曲がいいとか悪いとかではなくて、自分のタイムライン上にあった曲を聴くことで
その当時を知っていること、その時から何が起きたのかを見て知っていること
それらが全て時代の共有情報として降りかかって、自分にとっての名曲は壮大な思い出と重なる。
今になって聴く神田川の赤ちょうちん。
なんであの頃ってあんなに元気だったんだろう。何に怒っていたんだろう。
と思いながらも、戻りたいかと問われれば、NOだ。
夢を与える曲が無いんじゃなくて、自分がちょっとやそっとじゃ夢を見れなくなったせいだ。
今でも若者はその時代時代で夢を感じて探しているんだろう。
すっかりおっさんになったクラプトンのChange the worldを聴きながら、そんなことを思う。
4月2日。新年度の始まりだ。
夢を叶える年度にしたい。