JJ2CJB weBLOG

also W1CJB, V63CB (ex. 9M6/JJ2CJB, XV2CJB, AC2AI, V63CJB)

9.XV遠征に関して(エピローグ -さらばベトナム)

2015年11月07日 08時32分30秒 | 海外運用

 日曜の夕方、暗くなる前に屋上でアンテナを撤去し、部屋で帰国に向けてパッキング。
コンテストの途中であったが終了し、部屋でビールでお疲れ様を軽くやってフロントへ
行き清算をしようとすると、なんとクレジットカードは使えずキャッシュのみとのこと。
しょうがないので円からVNDに両替してもらって支払いした。タクシーを呼んでもらい
待っていると車が到着。フロントの英語の堪能な女性は車まで出てきて見送ってくれた。
ありがとう、アンテナ立てれないドタバタもあったけど、ボスにもよろしく。空港までの
タクシーから夜のホーチミンの街を眺める。わずか3日しかいなかったけど妙に落ち着く街で
知らない土地で旅行している気がしなかった。

 タンソンニャット国際空港へ着くとチェックインまでまだ時間があったのでスタンドで
コーヒー。最後まで美味かった。また飲みに訪れたいな。



 夜中に飛んで朝成田に到着する便なので離陸するなりすぐに爆睡。この後数時間後は職場なのだ。
ぐっすり寝ることができ目を覚ますと水平線から朝日が登る時刻だった。ほぼ定刻で成田に到着。
仕事に必要なもののみ分けて、重い荷物はここで自宅へ送る。乗り換えが無いのでリムジンバスで
横浜YCATへ。途中渋滞のためルート変更しアクアライン経由になった。アクアラインは通るの初めてだ。


 今晩横浜で泊まるホテルへ先に向かい、その後会社へ出社し仕事に戻った。次の火曜日も横浜で
自宅へ帰宅したのは火曜の夜になった。あー疲れた。自宅へ戻るとドッと疲れが出てきた。


 今回は、自分にとって何よりも「行けた」ことが一番重要だ。

 大したことをしていないとは言えそれなりに一生懸命仕事をしており、当然だが趣味の無線は後回しだ。
毎日仕事に没頭している中では色々あるわけだが、リスク取って自分なりに精一杯やろうとするものの
煮詰まって膠着状態になることは良くある。建設的に考えようとしてもできない理由しか浮かばない日もある。
論理的に積み上げて考えようとしても定性的な感覚値だけで中途半端に妥協してしまう日もある。独りよがり
な思い込みに過ぎず誰も理解してくれないこともある。体力的に辛さを感じる日もある。そうして毎日足掻いている。
そんな中で無線で遊ぶために海外行ってくる余裕などあるわけがなく、この4年間は海外遠征を封印したことになる。
それはそれで別に不満がある訳ではない。

 でも、もっといい仕事をしよう、もっと沢山の成果を出そう、もっと役立つことをやろう、などなど
ステップアップをしようとすると、たかが無線で数日休むことなんてどうでも良いくらいちっぽけなことで
そんなことすらできなくてステップアップも何もない。
そんな単純なことに気が付くのに4年も掛かりました。
でも、わずか4年で出来るようになりました。

 また以前と同じモチベーションのスタートに戻れました。ただ沢山無線がしたいから海外へ行く。
しかしお天道様は意地悪で、やっと沢山出来るかと思ったら、今度は沢山出来なかった、笑。嫌になります。
へこみます。馬鹿じゃなかろうかと感じます。でも所詮趣味ですから沢山出来なくても誰にも迷惑はかかりませんし
またチャレンジすればいいだけの話です。今回行けたのですから来年も再び行けるんでしょう。

 今回は行くと決めたのも遅く8月だったので、調査準備不足は否めない。が、ベトナムについて調査を
していく中で、かつて珍カントリーだったベトナムにアマチュア無線開放の活動をされたJA3UBの話をよく目にした。
今は前例が沢山出来たので楽になっているが、それでもBac Ai氏のサポート支援がなければ実現はできなかった。
多くの先達が切り開いてくれた環境の下で遊べていることを改めて感謝したい。そして先達が用意してくれた
環境を使ってもっと楽しみたいと思う。そしてベトナムで出会った人達。手伝ってくれた人も邪魔してくれた人も
全ての人に感謝だ。実録で書かせていただいた方の他にもお知り合いの局からコールいただけた。今までよりも
今回は特に知ってる方からのコールが暖かかった。改めてありがとうございました。

 さて、来年はどうしようか。もちろん行くつもりではある。

 実際その時にならなければ判らないが、無線で海外へ行きたい以上に仕事が面白ければ行かないだろうし
でなければ行くだろう。行けることは既に実証済だ。何ともならないと思うことは何とかなるのだ。アンテナ
はこれを機にリニューアルさせるつもりだ。HF6Vは問題多かったけど一緒に3カ国回ってくれた。リニアは
KPA500はなかなか使いやすかったのでこのままだ。当たり前のことだが日本から簡単に行けるところで点数を
上げようとすればやはりOCでASでは無理だ。レンタルシャックがやっぱり楽でいいなあ、などと安易に考える
こともある。まあいろいろ考えている間はそれなりに面白い。

 やりたいのなら今すぐやれ。そんな動機に後押しされてやってみた。やってみたらやれた。やろうと自分で
決めることができた。そして実行に移せた。これがどういうことなのか、正直まだ十分に腹落ちはしていない
のだが、おいおい変化を感じることができるだろう。仕事中の私用外出の様な間隙を縫った遠征は体力的に
何時までもできることではないが、やる気持ちだけは持ち続けたいと思う。


 改めまして、沢山のコールありがとうございました。呼んでいただきながら当方が受信できなかった局も
いらっしゃっただろうと思います。また来年機会がありましたらコールして戴けますようお願いします。

長文乱筆ご容赦ください。
コメント (8)