歳をとると何かと忘れっぽくなるが、生憎誕生日は忘れたことが無い。
リカちゃん人形の香山リカと一緒に今年もまた一つ年齢が増える。
ほんのちょっと昔であれば55歳は定年の年齢だ。
確か自分が入社したころは55歳定年だったはずで、1990年代のどこかで60歳になったはず。
まだ、ついこないだ変わったばかりなのだ。って、ことはまだまだ変わるんだろうな。
もっともっと昔であれば、55歳なんてとっくに寿命が切れている年齢だ。
しかし、そうは言っても仕事も遊びもまだまだだ。よちよち歩きとまでは言わないが
判らないことだらけ、不安だらけで、それでも面の皮だけは厚くなってなんとかやりくりしている。
多分、全ての仕事を終える日にも同じことを感じているのだろうと思う。
いつまで経っても悩みは多いし、知らないことは次々と湧き出てくる。
だからこそ仕事は面白いし、遊びはそれより遥かに面白い。
これだけ老人だらけの世の中になってくると、もはや55歳の自分なぞ、真面目に鼻たれ小僧だ。
であれば開き直って、謙虚に成長させていただこう。
まだまだ学んで、考えて、見て聞いて、どんなことも突破していきたい。
そんな55歳になりたい、と思う。