rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

RAD-S312N レビュー2

2008年07月13日 23時06分22秒 | 無線
夜の帳が降りてD層が勢力を弱めた頃、720KHzの『ロシアの声』が始まる。
日中短波帯の英語放送は良く聞こえていたが、今度は日本語放送だ。

バーアンテナが貧弱なせいで、ラジオの向きが結構重要な要素となる。
松下BCLラジオほどアバウトではいけないのだ。

さすがに日本向け放送だけあって、向きを合わせればTUNEを示すLEDがかなり明るく光る。フェーディングの影響が顕著に表れるが、使えないレベルではない。まずまず。Qマルチプライヤを使えばかなり安定する。なお630KHzのロシアの声は松下BCLラジオでも聞こえない。

また549KHzのマヤークは松下BCLラジオのSメーターで半分振れれば良い方だが、RAD-S312N ではほぼ受信不可能だ。冬場には何とかなるのかもしれない。当然のように576KHzもほぼ全滅。一瞬聞こえたかもしれない。Qマルチプライヤを使ってもダメ。576KHzは春以降震度0の地震ぐらいにしか入感しないのでいたしかたないか。

一方657KHzの朝鮮中央放送はノイズが混じるモノの結構強くはいる。まぁ、ポケットラジオでも入るので、入らなければ金返せ級の性能とも言える。ノイズは室内のIT機器の数々が発している可能性が高いので、屋外に出れば改善される可能性がある。

NHKのDXは結構局数が入ってくる。531/540KHzあたり、567KHzあたりに入感。夜間ならNHKを聞くのには困らないだろう。

なお、期待していた11.815MHzのNHKはあまり受信状況が良くない。テストクリップ付きのリード線を繋いでみても、他の放送はSが強くなるのだが、NHKはそれほど強くならない。これは松下BCLラジオでも同様の傾向を示しているので、季節による影響だろう。0200-0400JSTの6.035MHz(東アジア向け)と7.200MHz(東南アジア向け)に期待してみよう(起きてたらね…)。

SWのNHKは埼玉地方以外に出向いたとき、上手くローカル放送局を捉える事が出来ない場合に重宝しそうだと考えていたのだが、ちょっとあてがはずれた。しかしMWのNHKはそこら中で聞こえるし、日中なら短波で受信出来るので問題は少なそうだ。

一つ気になるのは中波の文字盤と実際の周波数がずれている事。
594KHzのNHK東京第一が"550KHz"ぐらいになるし、693KHzの東京第二は"650KHz"ぐらいを指している。これはチョットいただけない。しかしこれを直すためには局発をいじらなくてはいけない…それは「取り返しがつかなくなる」可能性を秘めている…


ところで、なんだかさっきから『もう一度分解しろ、文字盤をはずせ』と誰かが命令しているんですが…

1,400億円

2008年07月13日 18時07分15秒 | クルマ
国税1400億円減収、暫定税率1か月失効で

『 ガソリン税などの暫定税率が今年4月に1か月間失効したことに伴う国税の減収額が約1400億円に上ったことが11日、明らかになった。

 当初は1200億円程度と予想されていたが、暫定税率の失効でガソリン店頭価格が一時的に下がったことで、ガソリン販売量が想定より増え、減収額も膨らんだとみられる。』


だから何なんだ?って感じですが。

せめて今年のガソリン価格の推移とガソリン税収の推移、まぁ、まともに話すつもりならここ数年の推移を提出しなければ「大変です!ガソリン税が下がって大幅減収ですよ」というプロパガンダでしかない。

ガソリンの売り上げが減り、自動車の稼働率も下がっているようですから、一時的に税率を本則に戻しただけで、何か言おうとしても無理があります。

税収減ったら、事業を縮小すれば良いんですよ。
手始めに、道路関連以外の事業にばらまかれている交付金を減らしたらどうですか?

追記:全ての税収としては2,060億円減収だそうです。

RAD-S312N レビュー

2008年07月13日 16時13分26秒 | 無線

蓋を開けるとワンチップラジオらしいことが解る。
でも文字盤の裏にも何かあるかもしれない。

バーアンテナはつくし並みの細さ(板状になっているので、実際にはつくしじゃないけど)。しかし長さは松下ポケットラジオよりはある。
"TECSUN R 9012 JAPAN"と書いてるのが読みとれる。
2007.8.19?ロットナンバーか?仕様番号なのか??
MWバンドはUS仕様の1705KHzで良いと思う(笑)。

文字盤までは剥がなかったけど、パッと見調整出来るのは黄色のIFTのみ。
SPは結構薄型だけど、再生音はまずまず。

噂通りMWの感度はそれほど良くない。聞きやすさとのかねあいもあるけど、音は高域が出ている。松下ポケットラジオよりは聞きやすいと感じた。だが、高音のノイズ(ホワイトノイズ風)も強いので、弱い局(CRT足利,宇都宮)は聞きづらい。これもトレードオフではあるけど、選択度は良くない。ナローなセラミックフィルターを付けたくなる。

外部にQマルチプライヤを電磁的に結合させると、ようやく松下BCLラジオのノーマル状態に近い受信性能を得る。それでも774KHzのNHK秋田第二放送はカスカスで、YBCが何とか聞こえる程度。

ただしQマルチプライヤによる感度上昇は松下のポケットラジオより顕著で、このラジオの感度不足はひとえにバーアンテナのせいではないかと思う。あと500円高くなっても良いから、黒くて太くて長い立派なモノが欲しいね。

受信帯域は540~1600KHzとスペックに書いてあるけど、SGのメモリで見る限り520~1650KHzあるようだ。少しいじれば1700KHzまで行きそうなんだけど、いじるところが多すぎても少なすぎてもどうして良いのか解らないね。

買ったその日にぶっ壊すとお母ちゃんに怒られるので、後の楽しみにしておこう。

ただしIFTはちょっといじってみた。耳Sなので、どこまで評価出来るのか解らないけど、MW帯とSWの低い方で放送やノイズが少ない場所を選んで、音声出力が最大になる場所を追求した所、少し出荷時と比べIFTコアの位置がずれた。これが正解かどうか解らないが、自己満足だ。

FMはさらにオマケ機能であって、部屋の中ではNack5とNHK浦和しかは入らなかった。
何かの拍子に他の局も若干入ったのだけど、Esだったのかもしれない(笑)。

それにしても、FMはいいとして、MWとSWのボディーエフェクトが大きい。人体だけでなく、近くに置いたはんだごてでも感度が変わる。所詮2K円の中華ラジオ。内部にシールド塗装してあるわけでモナし、まぁこんなもんなのだろう。


なんだかんだでナイターと高校野球だけになりそうなこれからの季節、短波帯が入るという事は一日中京劇風音楽を流す中華放送や、ハイバンドの英語放送、朝鮮中央放送のプロパガンダも余裕で聞く事が出来そうで嬉しい。そして最大のメリットは、場所を選ばずにそれが可能だという事だ。

ラジオ肉桂は75mバンドで良く入った。49mはちょっと弱く、31mはだめ(日が傾くとどのバンドも良好に入った。49mバンドでNHKもばっちり入っていた)。
このあとD層が消え失せてからどうなるか、楽しみである。

せっかくマルチバンドなので全てのバンドを流してみたけど、13mバンドまで一応放送が受信出来ました。ほとんど中華放送だったけどね。

ちなみに41mバンドでは7mのCW/SSBが良く入った。コンテストやってました。

あとは夜間に聞いてみてMWのDXをレビューしますか。