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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

ウィーク・タイズ

2010-11-02 08:40:36 | 日記
 都内ではないが首都圏の大型ホテルで裏方をやっている友人からメールが飛んできた。年に2回ほどメールが来る。で、会う約束をする。が、その日は都合が悪くなった、などと双方が言い合い、約束した日から数ヶ月経って会うことになったりする。新年会をやろうと言っていたのに忘年会になってしまったこともあった。ゆるい仲の友人だ。

 年に数回きっちり手書きのはがきを送ってくる友人もいる。なかなか独特の字体で判読に苦しむこともあるが、その時その時の悩みがつづられており、う~ん大変な人生を送っているなぁ、こちらも頑張らなければ、と逆に発奮材料になっていたりする。昨日も封書が届いていて、彼の地元の駅伝の記事が載っている地元の町の新聞の切抜きと、なぜかうどん屋のレシートが同封されていた。たまにはこちらからも手書きで近況を知らせ、季節の便りなどを送っている。こちらからは蕎麦屋のレシートなどを送ってやろうかと考えている。すでに数十年こんな関係が続いている。こちらもゆるい仲の友人だ。

 デザイナーだったり、大学の講師だったり、会うたびに会社がつぶれそうだという測量会社の測量士兼経営者だったり、笑顔が似合う友人達とたまに会う。皆忙しくて頻繁には会えないが、いい仲間だ。
 近くにいて日々言葉を交わす仲間達も大切だが、今もどこかで頑張っているはずの、たまに連絡を取り合う仲間達も本当に大事に思う。今まで彼ら彼女らにどれだけ助けられたかわからない。
 Dreams Come Trueというグループの歌で、「サンキュ」という女性同士の友情をさりげなくリアルに歌ってしみじみ心に残る歌がある。何かあったときに、どうでもいい話しができる相手がいると言うのは本当に助かるものだ。
 頻繁に会う強い結びつきの友人ではなく、適当にゆるく結びついていて、なんとなく同じ方向を向いていると思える仲間達が、それぞれの暮らしや仕事を気遣って、ここぞと言うときにはふっと手助けしてくれる。うれしい。

 ゆるいきずなをウィーク・タイズ、その逆の強いきずなをストロング・タイズと呼び、価値ある情報の伝達やイノベーションの伝播には、ストロングタイズのネットワークよりウィーク・タイズのネットワークのほうが重要だとアメリカの社会学者が研究成果を発表しているらしい。家族や職場の同僚のように常日頃一緒にいるストロングタイズの仲間達は、相談しても自分が持っている情報と同じ質の情報しか手にしておらず、目からうろこが落ちるような状況になる確率が少ない、というわけだ。遠いところにいて全く異なる経験を積んでいるにもかかわらず、自分と共感できるものを持っている人とのやりとりが心に響く(役に立つ)場合が多い、と言うことなのだろう。

 今何をしているかわからないけれど、どこかで自分に出来る精一杯を尽くしている友人達のことを考えると、それだけで力が湧いてくる。ありがとう。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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