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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

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2010-11-19 11:01:31 | 日記
 朝の出勤の時間に横浜駅の改札を出てすぐ、学生服の若者と正面衝突した。最近の若者は人をよけて歩くことも出来ないのか、おい、などと思いながら地下鉄に乗り換えたのだが、どうも釈然としない。どこかで会った顔なのである。どこであったのだろう。そんなことを考えながら、人混みを歩けない若者をテーマに一丁ブログでも書いてやるか、とキーボードに指を乗せたところで、思い出した。学生服の若者は学生時代の私にそっくりだったのである。あれはおそらく高校1年生の頃の私に違いない。今頃横浜で何をしているのだろう。

 人の心の仕組み、思考の仕組みはまだほとんど解明されていない。物質の成り立ちや宇宙の成り立ちについては少しずつ解明されてきているが、それとてまだまだ先が見えない。重力子が発見されたり、世界はやっぱり11次元だった、などということがはっきり見えてくるまでに少なくともあと100年はかかるかもしれない。心や思考がどのような物理の仕組みで発生しているのか解明できるまでには、その後さらに100年はかかるだろう。
 思考や心の仕組みがはっきりしてくれば、人工的にその仕組みを作り出すことが出来るようになってくるかもしれない。そうなると、ある時点の記憶、思考、心を人工的な仕組みにバックアップしておき、クローンとして培養した肉体に移し変えることもできるようになるだろう。クローンは目が覚めると、バックアップ時点の自分として普通に生活を開始する。
 肉体を持たずにバックアップ先の機械の中で意識だけ生き続けることも可能になるかもしれない。しかし、意識の大半は肉体の感覚から生じていると思われるので、肉体が無い状態の意識は肉体を持っている意識と比べるとかなり希薄なものだろう。
 
 あと200年か300年かすると、肉体の死はあっても意識の死はなくなるかもしれない。危険な仕事に就く人は意識のバックアップが義務付けられ、仮に事故にあって亡くなると、バックアップの意識が活性化され、お金があれば肉体を培養し、好きな年齢まで育てた後、憑依する。恐ろしい時代だ。
 ブラックホールやホワイトホールを使ったタイムマシンが可能になったとしても、人間のサイズの物質を行き来させることはできない可能性が高い。通信だけが出来るということになるだろう。しかし、意識をバックアップできるなら、バックアップした意識を通信に載せて過去に送る事は十分可能だ。肉体も組成情報さえ送信できればクローン再生が可能になるだろう。
 だがその技術の無い過去の側で、どうやってデータを受け取り、受け取ったデータから送信された人物を再生するか、という問題が残る。やはり過去に人を送り込むことは不可能なのだろうか。
 横浜駅でぶつかって来たあの若者は誰だったのだろう。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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