良きにつけ悪しきにつけ、循環とかスパイラルと呼ばれる渦に飲み込まれてしまうとなかなか抜け出せない。渦巻きを遠くで見ていたつもりが、次第に接近して知らないうちに離脱できる限界点を越えてしまう。ほんのちょっとしたスパイラルであっても、そこから脱して違う自分になるには相当な覚悟と努力が必要だ。
何らかの角度から見た業績が大変良い、どんどん良くなっている、という場合がある。例えば、あるセールスマンの売上が右肩上がりに伸びているということにしてみよう。これはもちろ良いことだ。好循環に入っているのだろう。そのセールスマンはより元気よく、より頼れる人物であるように見えて来る。だが、その好循環を続けるために彼は自分の体に無理を強いているかもしれない。そのことは十分に自覚しているのに良いスパイラルに入った今を大事にしたいがために無理に無理を続けていくしか無い。というより実はもう抜け出せなくなっている。世の中、好循環がいつまでも続かないのは、世の中が変わって行くからである。世の中の変化に合わせてやり方を変えないと好循環は続かない。彼の好循環もやり方を変えない限り早晩終わる。なぜかその頃になって無理をし続けてきた体が言うことを聞かなくなる。次に始まるのは悪循環だ。
好循環に入っているから、そのやり方を変えない、という考え方ではなく、常に良い方向に変わって行こうとする姿勢を変えない、ということが大切なのだろう。とはいえ、そういう姿勢を持っていさえすれば今陥っているスパイラルから脱する事が出来るかと言うとそうでもない。
ただ、スパイラルを抜け出す基本的な手順は実は常に同じなのではないかと思う。思いつきや勢いだけでは結局何も変わらない。よく観察し、どこに問題があるのかしっかり考え実験を繰り返した上で実行する。調査をすすめるために思いつきや勢いで対象になるスパイラルの周辺をつついてみることはあるだろうが、それはあくまで調査や実験のための手段だ。この「しっかり考える」部分をシステム開発の業界では「設計」と呼んでいる。良い設計をするためには、その前段となる広く深い調査が欠かせない。設計が良くないシステムは開発に体力がかかり完成しても問題が多発する。
仕事の現場を見ていると、調査し設計するという基本的な作業が苦手なのではないかと思える人が増えているような気がしてならない。ぬり絵のように予め線画が書かれていれば色を塗ることはできるが白紙からだと絵が描けないタイプだ。負のスパイラルに入り込んでしまったら、これでは抜け出せないし、良いスパイラルを維持することも出来ない。
では、調査設計の力を向上させるためにはどうすればいいのだろう。おそらく今後重要な課題の一つだ。間違いなく言えることは、想像力というか空想力というか見えないものを見たり、見えないものを見えるように伝える力を養わないと調査設計の能力は向上しないだろうということだ。イメージする力、イメージさせる力、と言い換えてもいい。個人にも企業にも大事な力だろう。どうすればそういう力を伸ばすことが出来るのか「しっかり考える」ことができた個人や企業が、負のスパイラルを脱して新しい良いスパイラルに入って行く。(三)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
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GuruPlug
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
何らかの角度から見た業績が大変良い、どんどん良くなっている、という場合がある。例えば、あるセールスマンの売上が右肩上がりに伸びているということにしてみよう。これはもちろ良いことだ。好循環に入っているのだろう。そのセールスマンはより元気よく、より頼れる人物であるように見えて来る。だが、その好循環を続けるために彼は自分の体に無理を強いているかもしれない。そのことは十分に自覚しているのに良いスパイラルに入った今を大事にしたいがために無理に無理を続けていくしか無い。というより実はもう抜け出せなくなっている。世の中、好循環がいつまでも続かないのは、世の中が変わって行くからである。世の中の変化に合わせてやり方を変えないと好循環は続かない。彼の好循環もやり方を変えない限り早晩終わる。なぜかその頃になって無理をし続けてきた体が言うことを聞かなくなる。次に始まるのは悪循環だ。
好循環に入っているから、そのやり方を変えない、という考え方ではなく、常に良い方向に変わって行こうとする姿勢を変えない、ということが大切なのだろう。とはいえ、そういう姿勢を持っていさえすれば今陥っているスパイラルから脱する事が出来るかと言うとそうでもない。
ただ、スパイラルを抜け出す基本的な手順は実は常に同じなのではないかと思う。思いつきや勢いだけでは結局何も変わらない。よく観察し、どこに問題があるのかしっかり考え実験を繰り返した上で実行する。調査をすすめるために思いつきや勢いで対象になるスパイラルの周辺をつついてみることはあるだろうが、それはあくまで調査や実験のための手段だ。この「しっかり考える」部分をシステム開発の業界では「設計」と呼んでいる。良い設計をするためには、その前段となる広く深い調査が欠かせない。設計が良くないシステムは開発に体力がかかり完成しても問題が多発する。
仕事の現場を見ていると、調査し設計するという基本的な作業が苦手なのではないかと思える人が増えているような気がしてならない。ぬり絵のように予め線画が書かれていれば色を塗ることはできるが白紙からだと絵が描けないタイプだ。負のスパイラルに入り込んでしまったら、これでは抜け出せないし、良いスパイラルを維持することも出来ない。
では、調査設計の力を向上させるためにはどうすればいいのだろう。おそらく今後重要な課題の一つだ。間違いなく言えることは、想像力というか空想力というか見えないものを見たり、見えないものを見えるように伝える力を養わないと調査設計の能力は向上しないだろうということだ。イメージする力、イメージさせる力、と言い換えてもいい。個人にも企業にも大事な力だろう。どうすればそういう力を伸ばすことが出来るのか「しっかり考える」ことができた個人や企業が、負のスパイラルを脱して新しい良いスパイラルに入って行く。(三)
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