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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

適材適所:KVS製品を使ってみてふと思ったこと

2013-10-25 09:46:00 | 日記
現在、NoSQLの一つキーバリューストア(KVS)方式についてぺちぺちと勉強しています。KVS方式の製品といっても沢山ありますが、今使用しているのはRedHat社製のJboss-Data-Grid(JDG)です。JDGは大容量のデータをオンメモリで保持することが可能で、データの検索等を非常に高速に処理することが可能で、また、サーバを増やすことでスケールアウトして性能を上げることが可能になっています。ネット検索すれば出てくる内容ですが、以上がJDGの簡単な説明になります。

大容量のデータを高速処理できるし、RDBMS製品と違ってスケールアップしなくても性能も上げられる。じゃあ、RDBMS製品はやめて全部JDGに置き換えてしまおうか…となると当然ながらそうは行きません。JDGが得意とするのは「単純な検索の高速処理」だからです。KVSはキーとバリューを結びつけて検索している特性上、キーに一致するデータの検索は高速処理できますが、範囲検索や条件検索、といった曖昧な検索が出来ません。また、トランザクション処理が考慮されていない為、ロールバックやデータの更新等にも悩まされます。使っていると、RDBMSみたいに出来たらな…といった場面に何度も出くわしました。

とあるサイトでは、RDBMSはジェネラリストでNoSQLはスペシャリストだと書いてありました。RDBMSは汎用的で優れたデータベースであり、データベースに求められる機能が揃っているが、汎用的である為に機能に特化したスペシャリストに任せることでより良くなる処理があります。RDBMSのNoSQLのどちらかではなく、適材適所、力を発揮できる場所に置くことが必要なのでしょう。

前置きが長くなりましたが、今回のタイトルの「適材適所」。開発における一つの側面がそうである以上、現場における人員も当然適材適所があると思います。スキルや人柄等、判断材料はいくつもあると思いますが、それらを含め力を発揮できる現場に配置出来るようにしていく必要があります。例えば、会社全体で課題としているグループ/チーム毎の専門特化の方向性を意識し、力を発揮する下地を作ることも重要だと思います。自分自身や他のチームメンバが力を発揮できるように一人一人が考えていければ、きっと「適材適所」となるのではないでしょうか。

(こ)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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