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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

道案内

2016-09-28 12:07:18 | 日記
「ここに行きたいんですけど、わかりますか?」そう言いながら差し出された紙片には原鉄道模型博物館の名前が書いてある。この事務所に越してきてから同じような尋ね人によく出くわすようになった。親子連れか年配の男性が多い。中には杖をつきながらきょろきょろしていたかなり高齢の方に声をかけられたこともある。鉄道模型の人気に驚く。わが事務所のあるビルは西区高島2丁目。鉄道模型博物館が入っているビルは高島1丁目。2丁目と1丁目は近いようだが間にその昔からの東海道が横たわっており蓋をするように首都高横羽線がかぶさっていて自由に人が横断できる場所がほとんどない。横浜駅から東海道の下をくぐってスカイビルの方に出てしまえば道に迷うこともないのだが、東海道のちょっと手前で手前で地上に出てしまった人は、あれれ目指すべき場所が見つからないぞ、ということになる。困ったな、という状況になるのは帷子川にかかる築地橋を越えてしまったあたりと相場が決まっているようで、アストモスガスの前で「すみません」と声をかけられることが多い。

 ガスステーションから鉄道模型博物館に向かうには2つのルートが考えられる。1つは駅に戻って地下から東海道を下から渡るルート。もう1つはもっと先に進んでわが社のビルの手前にかけられている歩道橋を登って東海道を上から渡るルート。どちらも博物館までは同じような距離だ。どちらのルートを道案内するか、最初は少し迷った。だが今来た道を戻すような道案内はしたくない。好みの問題だろう。「ここを少し進むと歩道橋がありますから、そこを渡って下さい」と誰に聞かれても同じ道筋を答えている。
 
 はっきり道筋がわかっている道案内は楽でいいが、行きたい場所が未来の楽園だったりすると、これはもう答えられるものではない。にもかかわらず仕事上の決断などというのはほとんど未来の楽園を目指した道の選択だったりする。そのために迷うこともしばしばだ。だができれば今来た道を戻らないで済む方法、前に前に向かう方法を選びたくなる嗜好があるようだ。だからアドバイスを求められた人は似たような回答を得ることになる。それが的中することもあるし的中しないこともある。的外れであっても近い所に行きついたら許して欲しいものだ。アフリカを出発して未来の楽園を目指した者たちの中には、迷った挙句、出発点まで後戻りした者もいたはずだが、新しい文化はそこからは生まれなかったのではないだろうか。やはり、今まで行ったことのないどこかに向かって進んで行く気概から新しいものは生まれてくるのだと思う。
 
 鉄道模型博物館に行かれたことが無い方は、是非一度訪れることをおすすめする。大人1,000円で入場できる。いつまでも見ていたいと思わせる不思議な空間が広がっている。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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