今年も早いもので年内の最終営業日である。こんな日にブログ当番が回ってくるのはなんとも陰謀めいたものを感じるのだが、真実はどうなのやら。
何はともあれ、年明け最初の営業日までこの記事がトップに居座り続けると思うと書く側としては緊張する。
・・
・・・
などという事はなく、いつも通り字数を稼いで締めくくれるのだか締めくくれないのだか良くわからない記事で進めよう。うん、心理的ハードルは低いに越した事はない。
さて閑話休題。
白い息を吐きながら真冬のオリオン座を見上げる。勤め始めてからの自分の中の冬の風物詩だ。
自宅の門をくぐる前にふと上を見上げるといつも屋根越しに出迎えてくれる。オリオンの帯にあたるミンタカ、アルニラム、アルニタクの三つ星の見つけやすさも手伝って、月が出ている夜であってもその存在感は大きい。
職場の近くでも見られればいいのだが、生憎と都市部の明るさの中ではどうにも見つからない。そこ、田舎に住んでるんですねとか言わないように。
まだ自分がマネージャとなる前、作業担当やチームリーダとしてお客様先の現場で七転八倒しながら仕事をしていた頃、丁度年末の忙しいこの時期に白い息を吐きながらオリオン座を見上げ、「今日も全力で頑張ったな、俺。」と自らを労いながら玄関に入る。そんな日々を送っていた。
今は以前と立場も違う。それで違った思いを抱きながら見上げる事が多くなってきた。
この夜空の下で夜空を見上げる事も叶わず煌々としたディスプレイの前で奮闘する仲間達を思いながら、「まだ頑張っているのだろうか」「疲れが溜まって体調を崩さなければよいが」といささか心配の念を抱く。
こう書くとブラック企業かと思われてしまうが、どんな仕事にも大変な時期はある。お客様の為に全力で頑張ろうとしている仲間に対して頑張るな、とは言えない。ただ少しでも大変さを和らげられるマネジメントをするのが自分の役目である。
以前は自分のためだけの努力で済んでいたのだが、今はそれだけでは足りない。自分は自分の仲間の為に最善を尽くしたか?と問われればちょっと首をかしげて唸ってしまう自分が少々残念だ。
また今年は役職も変わり、体感で今までの経験や力が9割方通用しない事態が続く年でもあった。
そもそも実力不足なのでは?という観点に行ってしまうと身も蓋も無いので聞かなかった事にしておくが、諸事に於いて色々と不十分であった事は反省しなければならない。
「経験則で通用しない事が起きた時、唯一頼れるのは論理である。」
先日某番組を見ていた時に数学者の先生がそう言っていたのが記憶に残っている。確かに世の中には自分の経験したことの無い事で溢れている。経験をしたことが無い事に対して経験則のみで立ち向かう、とは缶詰の中の缶切りではないか。その論理でいけばやったことの無い事は一生出来ない事になる。
未知のものに対しては似たような経験則から来る推測も使えるかも知れないが、物事を正しく丁寧に観察し、道筋を導き出す力も総動員する必要がある。
上記はいささかリスクや危機に対して、という感じに寄ってしまう話だが、夢を未来における未だ経験したことのない到達点だとし、上記の経験則で通用しない事に置き換えれば、そこに辿り着くにはやはり論理の積み重ねと準備が必要と定義できるのではなかろうか。
夢こそ論理が必要であり、論理は夢の為に積み重ねる事が必要なのかもしれない。論理はそのまま準備につながり、準備を全うするには努力が必要だ。頭から煙が噴きそうな程考えて、死ぬほど準備して、人が努力をしていない時に努力をしなければ、今より高みを目指して進んでいく事は出来ない。そこまでやって失敗したのであれば、口惜しさはあっても少なくとも後悔はしないのではないだろうか。
「人は、夢で描いた自分の姿以上にはなれない。」最近よく聞く言葉だ。ああ、そういえばガッキーもCMで言ってた。
明確な目標なくしてそこに到達する論理も準備も努力もやりようが無いという点で言えばなるほど納得できる。自分がある日突然想定以上の姿に変身できるのであれば話は別だが、残念ながら人と世の中はそういう感じには出来ていない。
そして夢はただ明確なだけではいけない。無機質なものではなく、血の通ったものであり、論理を積み上げる価値のある目標でなくてはならない。そうでなければ、それは目標などとは程遠いただの記号か符号だ。偉そうに言える立場ではないが、よくよく気を付けなければならない。
来年の年末は良い気分でオリオン座を見上げる事が出来るだろうか。
少なくとも今年よりは自信を持ち、やり切ったと言えるかは、今からすべて始まっている。そして今から始められる。
場の空気や相手の気持ちを読んだ気になって、遠慮してモジモジしていても何も良い方向には行かない事を肝に銘じ、ひとしきり反省したところで今年を締めくくろう。
「上を見てどうしたんですか?」
「・・・オリオンビールは安いよね。」
「(既に納会気分か・・・)」
それでは良いお年を!
(刑事長)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
何はともあれ、年明け最初の営業日までこの記事がトップに居座り続けると思うと書く側としては緊張する。
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などという事はなく、いつも通り字数を稼いで締めくくれるのだか締めくくれないのだか良くわからない記事で進めよう。うん、心理的ハードルは低いに越した事はない。
さて閑話休題。
白い息を吐きながら真冬のオリオン座を見上げる。勤め始めてからの自分の中の冬の風物詩だ。
自宅の門をくぐる前にふと上を見上げるといつも屋根越しに出迎えてくれる。オリオンの帯にあたるミンタカ、アルニラム、アルニタクの三つ星の見つけやすさも手伝って、月が出ている夜であってもその存在感は大きい。
職場の近くでも見られればいいのだが、生憎と都市部の明るさの中ではどうにも見つからない。そこ、田舎に住んでるんですねとか言わないように。
まだ自分がマネージャとなる前、作業担当やチームリーダとしてお客様先の現場で七転八倒しながら仕事をしていた頃、丁度年末の忙しいこの時期に白い息を吐きながらオリオン座を見上げ、「今日も全力で頑張ったな、俺。」と自らを労いながら玄関に入る。そんな日々を送っていた。
今は以前と立場も違う。それで違った思いを抱きながら見上げる事が多くなってきた。
この夜空の下で夜空を見上げる事も叶わず煌々としたディスプレイの前で奮闘する仲間達を思いながら、「まだ頑張っているのだろうか」「疲れが溜まって体調を崩さなければよいが」といささか心配の念を抱く。
こう書くとブラック企業かと思われてしまうが、どんな仕事にも大変な時期はある。お客様の為に全力で頑張ろうとしている仲間に対して頑張るな、とは言えない。ただ少しでも大変さを和らげられるマネジメントをするのが自分の役目である。
以前は自分のためだけの努力で済んでいたのだが、今はそれだけでは足りない。自分は自分の仲間の為に最善を尽くしたか?と問われればちょっと首をかしげて唸ってしまう自分が少々残念だ。
また今年は役職も変わり、体感で今までの経験や力が9割方通用しない事態が続く年でもあった。
そもそも実力不足なのでは?という観点に行ってしまうと身も蓋も無いので聞かなかった事にしておくが、諸事に於いて色々と不十分であった事は反省しなければならない。
「経験則で通用しない事が起きた時、唯一頼れるのは論理である。」
先日某番組を見ていた時に数学者の先生がそう言っていたのが記憶に残っている。確かに世の中には自分の経験したことの無い事で溢れている。経験をしたことが無い事に対して経験則のみで立ち向かう、とは缶詰の中の缶切りではないか。その論理でいけばやったことの無い事は一生出来ない事になる。
未知のものに対しては似たような経験則から来る推測も使えるかも知れないが、物事を正しく丁寧に観察し、道筋を導き出す力も総動員する必要がある。
上記はいささかリスクや危機に対して、という感じに寄ってしまう話だが、夢を未来における未だ経験したことのない到達点だとし、上記の経験則で通用しない事に置き換えれば、そこに辿り着くにはやはり論理の積み重ねと準備が必要と定義できるのではなかろうか。
夢こそ論理が必要であり、論理は夢の為に積み重ねる事が必要なのかもしれない。論理はそのまま準備につながり、準備を全うするには努力が必要だ。頭から煙が噴きそうな程考えて、死ぬほど準備して、人が努力をしていない時に努力をしなければ、今より高みを目指して進んでいく事は出来ない。そこまでやって失敗したのであれば、口惜しさはあっても少なくとも後悔はしないのではないだろうか。
「人は、夢で描いた自分の姿以上にはなれない。」最近よく聞く言葉だ。ああ、そういえばガッキーもCMで言ってた。
明確な目標なくしてそこに到達する論理も準備も努力もやりようが無いという点で言えばなるほど納得できる。自分がある日突然想定以上の姿に変身できるのであれば話は別だが、残念ながら人と世の中はそういう感じには出来ていない。
そして夢はただ明確なだけではいけない。無機質なものではなく、血の通ったものであり、論理を積み上げる価値のある目標でなくてはならない。そうでなければ、それは目標などとは程遠いただの記号か符号だ。偉そうに言える立場ではないが、よくよく気を付けなければならない。
来年の年末は良い気分でオリオン座を見上げる事が出来るだろうか。
少なくとも今年よりは自信を持ち、やり切ったと言えるかは、今からすべて始まっている。そして今から始められる。
場の空気や相手の気持ちを読んだ気になって、遠慮してモジモジしていても何も良い方向には行かない事を肝に銘じ、ひとしきり反省したところで今年を締めくくろう。
「上を見てどうしたんですか?」
「・・・オリオンビールは安いよね。」
「(既に納会気分か・・・)」
それでは良いお年を!
(刑事長)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業