JSP_Blog

IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

2016-12-22 12:40:41 | 日記
テレビを見ていながら会場(現場)の雰囲気にのまれた経験が2回ほどある。ひとつは、競馬。もうひとつは、高校野球。
競馬の方は1990年に行われた有馬記念、オグリキャップという競争馬が引退したレースだ。
有馬記念はその年の最後に行われ、その年の最も強い馬を決めるレース。毎年、今の時期にCMで有馬記念という文字を見ると、このレースで伝説として語られるような感動的なラストランを演じたオグリキャップを思い出す。

競馬には、中央競馬と地方競馬というものが存在し、「中央」はエリートだけが集まりレースを繰り広げるが、「地方」はそれ以外、ノンキャリアのような存在の馬たちが集まりレースを繰り広げる。この「中央」と「地方」には、実力も人気も大きな隔たりがあり、大きな壁が存在していた。
その壁をぶち破り「地方」から「中央」に殴り込みをかけたのが、オグリキャップ。地方出身のノンキャリアの彼がキャリア組を次々と打ち破る痛快劇で、一躍競馬界のスターにのし上がった。
「中央」に移籍した年、エリートの中でも頂点に君臨していたのが1歳 年上のタマモクロスで、この馬にオグリキャップは3回挑んでいる。馬の年齢の1歳は人の4倍と言われているので、小学生の足の速い子が、高校生に挑む感じか。タマモクロスに2回敗れながらも3回目で勝利した姿は、当時、小学生だった私の記憶に今も残っている。

そんなオグリキャップも年齢を重ね、ケガもあったと思うが、1990年の今頃は限界と言われ、レースでも惨敗を喫していた。関係者もこれ以上は無理と判断したのか、有馬記念を引退レースに決め、誰もが有馬記念は最後の記念に出走するものだと思っていた。
だが、オグリキャップの闘志は消えていなかったか、頭角を現してきた若い世代のエリート達を抑え込み見事1着でゴールする。
オグリキャップが最後に見せた熱い思いが18万人の観客に伝播し、一斉にオグリ・コールが湧き起こる。TV越しの私も鳥肌を立て、伝わるはずのない熱気の中に居た。

先日、ある企業の会社説明会に参加した。前半は外部から人を招いた講演会、後半は部門責任者による説明。
前半の講師の方は、近い未来の世界を熱く語り、その世界を創り出す中心に我々参加者がいるのだと鼓舞していた。
一方、後半の説明は淡々としたものであった。説明だけを聞いていたらそこまでは思わなかったかもしれないが、前半の熱量に対し、後半は熱さが無い。「一緒に頑張っていきましょう!」と言われても「オゥー」とは言えず、「はァ」となってしまう。
伝える側が熱い思いを持たなければ、人の心は動かないと改めて感じた。
オグリキャップまではいかないまでもJSPが創り出そうとしている世界を社員全員が熱く語れるようにしたいものだ。
なお、競馬を見るのは好きでしたが馬券は買っていないのでご安心を。(ほ)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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