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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

変わること、変わらないこと

2016-12-14 10:34:13 | 日記
数週間前のことになるが、お取引先との打合せで都内に出かけた。打合せの場所は水道橋(猿楽町)で、そこのすぐとなりには神保町の街がある。地下鉄(三田線)で一駅、歩いても10分ちょっとほどの距離だ。実は20数年以上の昔になるが勤務場所がそちらであった時期があり、懐かしいため少々歩いて神保町でランチをとることにした。

神保町はご存じの方も多いかと思うが本で有名な街である。大手から小規模なところまで多くの書店や出版社が立ち並ぶ。特に古書店や、美術書や歴史書などの特定分野を扱う専門書店は、その筋のマニアにとってはたまらないお宝が埋もれている可能性を秘めた魅力を持つ。また、本を求めて来る人以外にも会社勤めの方や近隣の大学の学生なども多く、賑わって活気を感じる。
実は書店以外にも、神保町から駿河台あたりにかけてはスキー用品や登山用品などの専門店も数多く立ち並ぶ。私も若い頃スキーに熱中していた時期は秋くらいから店頭に並び始める新モデルをよく通って見たものだ。

そして、その他にも多いのが、飲食店である。こちらも洋食、中華、蕎麦、天ぷら、カレー、喫茶店、居酒屋など多くの店が存在する。昔と較べると、残念ながらコンビニやコーヒーショップに変わってしまったところも多いが、変わらずに営業を続けている店も多いことに驚く。残っている店について共通して感じるのは、どれも独自の店の雰囲気やスタイル、メニューを頑なに守り続けていることだ。

当日ランチで訪れたカレー店も、昔通っていた頃のメニューと全く変わらず同じであった。見た目や味も付け合わせのスープも含めて記憶にある期待通りの味で非常に満足した。もちろんちょくちょく通う常連さんもいるだろうが、私のように数年分ぶりや何十年ぶりに再び訪れるお客さんもいるだろう。そのいつ来るかわからないお客さんの期待を裏切らず毎日店を続けて味を守り続けている努力を考えると非常に頭が下がる思いだ。

「何も足さない。何も引かない」というキャッチコピーが頭に浮かんだ。時代に合わせて変わることは当然大事だし、変わらなければ生き残っていけないという現実もあるだろう。だが、変わらないことの価値も大きいといことを改めて感じた。これには並々ならぬ勇気と意志と実力が必要だ。

どんなに時代が変わっても、その店に行けばいつも変わらない普遍的なサービスを受けられるという安心感は非常に大きな魅力ではないだろうか。我々のIT業界は時代の変化が特に速く激しいところだが、このような考えも意識してバランス良く取り組んでいければと思う。(辺)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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