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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

北海道東部へ

2018-03-09 10:00:14 | 日記
先日、北海道東部へ旅行しましたので、そのレポートをさせて頂きたいと思います。

北海道へ旅行をする二日前に航空会社から雪により、釧路行きの飛行機が飛ばなくなる可能性がある旨のメールが届きました。
当日になり、航空会社より「天候状況を確認した結果、他空港への着陸、出発地への引き返しなどの条件を付けずに運航いたします。」のメールが届き、無事、釧路へ行けることになりました。札幌の方は雪により、欠航となりました。

羽田空港から朝一番の飛行機に乗り、無事、釧路空港へ着陸しました。着陸した時はまだ雪が降っていませんでした。しかし、しばらくして、雪が降り、次の便の釧路行きの飛行機が釧路に到着する前に、羽田に引き返してしまいました。お気の毒でした。

空港からバスで釧路駅まで向かいました。その時は雪はまだ少々でしたが、手が凍りそうなほど冷たくなり、カイロ、帽子を持って行って正解でした。

その後、現地の方々とお会いしてお話しました。釧路や標茶(しべちゃ)等の魅力について色々知ることができました。

お話した後、釧路市にある鳥取神社へ参拝しました。敷地の広い神社でした。鳥取神社は大国主命様がご祭神です。あと、釧路では厳島神社が有名なようです。

次に石川啄木のゆかりの地である港文館へ行きました。港文館は明治41年に建設された旧釧路新聞社社屋を復元したものです。この年1月21日に来釧した歌人石川啄木が76日間の釧路滞在中、新聞記者として健筆をふるったのが旧釧路新聞社でした。
お洒落な建物で、石川啄木関連の様々なものが展示されており、無料では勿体ないように思いました。

その後、釧路駅近くの複合商業施設のMOO(ムー)で釧路ラーメン(魚醤)を頂きました。味はとんこつに似ている感じがしました。MOOでは様々なお土産品が販売されていました。お土産は普通、10個入り等、まとめて売っていることが多いのですが、MOOでは一人でも食べやすい量で売っているものが多く、お求めしやすいように思いました。

バスで雪道の中、釧路駅に到着し、釧網線で川湯温泉へ向かう為、14:14の電車に乗りました。雪の為、14:14よりも後の電車は運休となりました。ちなみに14:14の前の電車は9:28で電車の本数は非常に少ないです。
当初は摩周駅からバスで屈斜路湖へ寄ってから川湯温泉へ行く予定でしたが、リスクを回避する為に屈斜路湖は1日目は断念し、川湯温泉駅へそのまま向かうことにしました。
窓の外は銀世界に包まれた釧路湿原が広がっていました。

川湯温泉駅に到着した後、「森のホール」という喫茶店でローズマリーのスコーンとチャイを頂きました。ローズマリーとスコーン、とてもマッチしていました。「森のホール」はとてもオシャレな喫茶店でした。

その後、川湯温泉駅の近くにある「HOTEL PARK WAY」という宿に向かいました。その時はそれほど雪は積もっていませんでした。その宿は源泉掛け流し温泉で、宿に着いた後は温泉に浸かりました。温泉に浸かった後は釧路駅で購入した手作りおにぎり、卵焼き、お漬物、味噌汁を頂きました。宿はめずらしく和室で広々としていました。二重窓になっていました。

次の日、宿の窓を開けるとものすごい雪が積もっていました。天気予報を見ると、川湯の積雪量は64cm、気温は-13℃でした。
宿で朝食を頂きましたが、とても美味しかったです。
8:30に川湯温泉駅からエコバスで屈斜路湖へ行く予定だったのですが、バスが来ませんでした。ちなみに川湯温泉は無人駅です。除雪作業をされているお兄さんがバス会社に問い合わせて下さいました。そうしましたら、道路が通行止めになっている為、通行止めが解除され次第、バスが運行するとのことでした。バスが運行するまで待つことにしました。バスの本数は8:30、10:45の2本のみでした。川湯温泉駅内のあし湯に入った後、ストーブの入っていない川湯温泉駅構内で外の様子を見ながら一人で待っていました。あし湯で足を拭いたタオルが凍ってしまいました。
ネットで道路通行情報を見つけ、屈斜路湖の通行止めは9:30に解除予定と書かれていて、9:30に通行止めが解除されました。まだバスが来ていなかった為、バス会社に問い合わせました。そうしましたら、8:30は運休、10:45は予定通り走るとのことでした。この大雪の中、バスが運休しなかっただけでも本当にありがたかったです。バス会社の配慮にとても感謝しています。

10時になり、川湯温泉駅の喫茶店が開き、入りました。ハイカラでオシャレな喫茶店でした。川湯駅前通信というファイルが置かれていて、興味深かったです。バスが到着するまで、ウィンナーコーヒーを頂き、お店にいる人と会話をしながら、暖炉で暖まっていました。
その時、一人の男性のお客さんが来られ、お話しました。関西から来られた方で、線路上で除雪の作業をしている除雪車を観に来られたそうです。線路に1メートルくらい、雪が積もっていました。この除雪車はなかなか見られないそうで、他にも2、3名マニアの方が除雪車を観に来られていたようです。除雪車の機種は後で調べたところ、日本除雪機製作所の「HTR400R」に近いように思います。
電車がなかなか動かないのも大変ですが、除雪する側も大変だなと思いました。

10:45に無事、バスが来て、バスガイドの方の説明を受けながら硫黄山、屈斜路湖へ行きました。十何名かバスに乗っていました。硫黄山は異様に寒かったです。氷が張っている屈斜路湖は美しく、たくさんの白鳥がいました。
大雪の中、屈斜路湖へ行けて、本当にありがたかったです。
その後、バスで摩周駅へ向かいました。

予定ではその後、摩周駅からエコバスで摩周湖へ行く予定でしたが、道路が通行止めになっていて、復旧の目処が立たない状況でした。復旧するまで摩周駅付近で待とうかと考えていましたが、改札口で駅員さんから「釧路駅行きの電車がこれから発車します。」というアナウンスがあり、乗るか迷いました。
実は摩周駅から網走駅までの電車がずっと動いていない状況で、当初の復旧予定は15時でしたが、17時に変更になりました。その間、摩周湖へ行ければいいのですが、道路が復旧せず、摩周湖へ行けなかった場合、摩周駅で5〜6時間待たなければならず、長時間待つのであれば、一旦釧路へ行った方が良いと思い、一瞬の決断の時間でしたが、釧路駅へ行くことに決めました。(結局、その日は摩周湖への道路は復旧しませんでした)
あと、釧路駅から北見駅行きへのバスがあることを思い出し、釧路駅へ着いたら、15:03発の北見駅行きのバスを乗ることを考え始めました。万が一、17時以降、網走行きの電車が動いたとしても、電車の場合、雪でまた止まってしまうかと思いましたので。

しかし、途中の標茶(しべちゃ)駅で「信号機故障があり、長時間停車します」というアナウンスがあり、この時、最も窮地に陥った瞬間でした。もし、長時間停車して15:03分の北見駅行きのバスが乗れなかったら、泊まる予定の網走に着かないかもしれないと思ったからです。そうなったら、網走の宿はキャンセルして、釧路の宿の予約をする必要がありました。そして、翌日に網走へ行こうかと。
その間、標茶駅でSL蒸気機関車を見かけました。SLを見ていて、心が和みました。
標茶駅で長時間停車し、また、複数の方から標茶という言葉を聞いていた為、標茶とは何かご縁があるように思いました。

45分くらい待ち、やっと、運転再開のアナウンスが流れました。この時間だったら何とか北見行きのバスは間に合うかなと思いました。あとは、バスが走っているかと、予約が取れるかといったところです。

釧路湿原を電車の窓から眺めた後、無事、釧路駅に到着し、北見行きのバスの予約を取ることができました。バスは定刻通り運行するそうです。バスの予約ができた時、一安心しました。バスの予約を親切に対応して下さった、お二人の男女の方に感謝です。

北見行きの背の高いバスに乗り、阿寒湖へ向かいました。阿寒湖は予定外の場所でした。阿寒湖はかすかにしか見えませんでしたが、阿寒富士や途中のまっすぐな道路の景色を眺めることができました。その後、津別へ行きました。津別の積雪量はものすごく、79cmでした。阿寒湖から津別への道はまっすぐで、神秘的なものを感じました。その時、網走へ無事行けることを確信し、涙が出てきました。
そして、無事、北見駅へ行くことができました。今回の旅行で北見へ行くことは夢にも思っていませんでした。
そして、北見駅で一時間ほど待ち、網走駅行きの電車に乗り、無事、網走の「ホテルオホーツク・イン」という宿に到着することができました。この時は安堵感に包まれました。
網走駅から宿へ向かうタクシーの運転手と短い間ですが、会話しました。網走のことも教えて頂いたのですが、どこに住んでいる?と聞かれ、藤沢と答えたら、つるの剛士さんを知っていると運転手に言われました。あと、出川哲朗さんを乗せたと言っていました。
宿の方にとても親切に対応して頂きました。部屋は広く、温度は外がマイナス10℃台にも関わらず、中は暖かかったです。

今回、雪の影響で当初行く予定だった、摩周湖、知床斜里、ウトロへ行けませんでした。ウトロは以前からどこを観光しようかと練っていたのですが、実現しませんでした。行けなかったところは夏に行けたらと考えています。
その代わりに、予定外の阿寒湖、北見、美幌津別へ行くことができました。これは偶然ではなく、何かのご縁かなと思っています。
行けないところもありましたが、この日の最大のミッションであった、網走へ到着できたことに心から感謝したいと思います。

翌日、栄養満点、盛りだくさんの朝食を頂きながら、宿の方とお話ししました。網走等のことについて、色々教えて頂きました。

その後、宿のすぐ近くにある、網走流氷観光砕氷船乗り場へ行き、オーロラ号に乗りました。氷がとても厚かった為、港内周遊になりましたが、流氷を十分見ることができ、感動しました。
船に乗った観光客の数はものすごかったです。船に乗った後は流氷ソフトクリームを頂きました。

船に乗った後、雪の坂道を歩き、宗像三女神を祀っている、網走神社を参拝しました。
網走神社から無人駅の桂台駅まで雪の中を歩き、桂台駅から網走駅まで電車に乗り、網走駅内の喫茶店で鮭とイクラの親子丼を頂きました。値段は比較的安く、違和感を感じない味でした。

その後、バスで網走監獄へ行きました。監獄内を回り、監獄されていた方々の大変な思いが伝わってきました。特に小屋の中での丸太の枕で寝るのはきついと思いました。更に網走は寒いので、大変さは倍増するように思います。
脱獄の名人の方も紹介されていました。
監獄にも関わらず、管理する側の監獄している人をよくしていきたいという思いが伝わってきました。
網走監獄では実物そっくりの模型を見て実感が湧き、分かりやすい解説が見物者向けになされていました。これがたくさんの人が訪れるポイントかなと思いました。

次にオホーツク流氷館へ行きました。マイナス15℃を体感できる部屋があり、本物の流氷にふれることができました。寒さについては私は前の日に、川湯温泉でマイナス15℃を体感してしまったので、新鮮さを感じませんでした笑
流氷の映像を観て、流氷のダイナミックさを感じました。「流氷の音」というのが興味深かったです。
あと、オホーツク流氷館の屋上からパノラマを360度見ることができ、オホーツクの海、流氷を高く、遠いところから見ることができました。船に乗った時とはまた異なる感動を味わいました。

オホーツク流氷館の後は北方民族博物館へ行きました。無料の音声ガイドの解説を聞きながら観覧しました。北半球の文化を色々知ることができました。北半球は狩猟が主流のようです。アイヌについてもかなり展示されていました。

その後はバスで女満別空港へ向かいました。
空港の出発時刻が予定より1時間半遅れに変更になりました。その為、航空会社から千円のお食事券を頂き、野菜のスープカレーを頂きました。

無事、羽田空港に到着しました。東京は暑くは感じませんでしたが、体の中が汗ばんできました。

北海道西部は5回行きましたが、北海道東部は一度も行ったことがなく、ずっと前からぜひ行きたいと思っていました。特に釧路は行きたいと思っていました。その長年の願いがやっとかなって嬉しい限りです。
今回の旅行でたくさんの試練が舞い降りてきましたが、その分、感動することも多かったように思います。ありがとうございました。
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