夢の国

皆さんこんにちは、(新人・森)です。

競馬シーズンも終わりに近づき、より一層夏らしさを感じる季節になりました。

私事にはなりますが、生まれて初めて競馬場に行きました。しかも府中にある東京競馬場です。その日のメインレースは安田記念！！ 初めて入った東京競馬場はまるでディズニーランドかと見間違えるような私にとっての夢の国でした。

それでは本題に入る前に。
少しマニアックな話になりますが、G1レース3歳上芝1600左廻り。マイルの頂点を決めるといっても過言ではないといえるレースです。安田記念は毎年波乱が強い傾向にあり、過去のデータによると京王杯SC組は前走上がり2位以内の馬の複勝率が高いとか、大阪杯組は勝てないとか、勝ち馬の体重は480キロ以上とかetc

様々なオカルトが交差する中、前日に情報収集を終えた私に死角なし！！と意気込み迎えた当日。天気は晴れ馬場状態も良く期待に胸を膨らませてレース場に向かいました。私の予約した競馬場のチケットは12:10からだったので最初のレースが8Rからです。メインレースしか調べていない私にとって11R以外のレースは完全に未知でした。どの馬にどの騎手が乗るかもわからなく、人気馬などの知識を持たないままパドックで自分の目を信じ賭けた初戦。5頭の三連複BOX！！初めてのマークシートで苦戦しながらも問題無く馬券を購入し観客席もいい場所を取り準備は万全です。その時の私には負けるなんて微塵も思っていませんでした。結果は惜しくもはずれ。しかし、負けたとしても負けたという感じはなく11Rへの期待が高まるばかりです。私の本命は2枠4番ダノンザキット。ホープフルステークス以降1着はなく、戦績が振るわず人気が落ちてきて今回の一番の買い目だと私が信じて疑わなかった馬です。パドックで見たときに私のこの考えは予想ではなく確信に変わりました。この馬が馬券外になるわけがない。勝てる！！

ついに始まりました。本日のメインレース11R安田記念。客席は満席どころか通路までも埋まっておりどれだけ多くの人がこのレースに思いを託しているのかが目で見てわかります。私もそのうちの一人ですから。

ファンファーレが鳴り響き、それぞれの馬たちが自分のゲートに入場していきます。その様子を見ながらただ私は祈るばかり。ゲートにすべての馬が収まるとあたり一面緊張の糸が張ったように静けさが漂いました。その瞬間
「スタートしました。」実況の人の声が会場中に鳴り響きます。
出遅れなしのきれいなスタート。私の本命馬はと思い探すと2番手の良い位置取りをしてとても気持ちよさそうに走っていました。このままいけば負けるわけがない。
第4コーナーを回って最終直線。まだ2番手。いける！！
そう思ったのも束の間、差し馬たちが一斉に上がってきました。ゴール直前この世代を代表する馬たちが意地を見せつけてきました。会場は一気に最高潮。自分の本命馬を応援する声が会場を揺らします。私の本命も先頭集団にかかわったままゴールイン。

結果は惜しくも6着。G1という大舞台でこの結果は満足のいくものでないにしても十分すぎる。いいレースを、私に夢を見せてくれてありがとう。ダノンザキット。次のレースもお前を信じるよ。

さて、次のG1は6月26日宝塚記念。人気投票で選ばれた馬たちの舞台です。もしよろしければやってみてもいいかもしれません。

以上、（新人・森）でした。

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