○○は横浜にもある！

前回投稿が2019年12月なので、2年半ぶりに投稿の(千)です。
どんなテーマがよいかと思い、真っ先に趣味のことを思いついたので、せっかくなら横浜に絡めて書きます。

そこでタイトルにもある「〇〇には横浜にもある」です。
皆さんが知っているのもので、横浜にあるなんて知らなかった！って思えるものです。

そんなに引っ張らなくっていいですかね。
〇〇に入るのは「お城」です。
そうです。お城は横浜にもあります！

お城といえば、皆さんはどのようなものを想像しますか？
兵庫県の姫路城や長野県の松本城のような壮大な建物でしょうか？
皇居にある江戸城のような大きな石垣や堀でしょうか？

姫路城などの壮大な建物は「天守」といい、天守、石垣、堀は城の一部でしかありません。城の明確な定義は様々ですが、戦をするための拠点であったり、土地を治める拠点になったりしてます。全国には３万～４万の城があるといわれていますが、その多くは天守がありません。

と、あまり城そのものについて語りすぎると長くなるので、本題に入ります。実は横浜にも多くの城がありました。今では公園になっていたり、跡形もない状態になっていたりします。今回はそのうちの１つ「小机城」を紹介します。

小机という地名を聞いて、イメージがつく方はいらっしゃると思います。「日産スタジアム（横浜国際総合競技場）」の最寄り駅「小机駅」があるところです。小机城はその小机駅から徒歩で15分くらいのところにあり、駅から北西方向を見ると小さい山に見えます。ここにあったのが小机城です。

小机城は築城の名手、太田道灌が築いた城です。その後、小田原城を拠点とした北条氏の城となり、今の形になっています。現在は電車を通すため一部が切り崩されていますが、多くの遺構があります。防御に特化したものが多く、深く掘られた堀や土を盛った土塁がしっかり残っています。ちなみに天守はありません。

周囲は崖が多く、攻め始める場所は限られます。そのため、守る側は守りやすくなります。また、攻める側が一度深い堀に入ってしまえば、上ることは難しく、敵から狙われることになります。攻める側にとっては実に難儀な城です。

下の写真は堀の下から撮ったもので、右側の方が少し高いのと、両サイドが急な斜面になっています。
左側が攻める側、右側が守る側がいると思ってください。攻める側は堀に入れば狙われるので、迂回せざるを得ません。これで、攻める側の兵力分散や時間稼ぎが可能になります。



現在は「小机城址市民の森」として自然が多い公園になっており、無料で散策が可能です。春には桜が見れたり、北側にはきれいな竹林があります。





足を運べる方は、一味違う散策をしてみてはいかがでしょうか？
(千)

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