逆なぞなぞ

「すをじゅっこいう、ってなに？」

あるとき子どもがいきなり聞いてきました。
これはなに？なんで？探究心の多い5歳児。なるべく分かりやすく、時にファンタジックに、時に何でだと思う？と考えさせたりするのですが、今回は少し違うようです。何を聞きたいのかよく分からず私が言葉に詰まっていると、

「なぞなぞだよ！」

なるほど、

すを10回書きました、なんと読む？

と言いたいようです。YouTubeデビューしたときは大人が見ると眠くなるようなゆるーい人形劇を夢中になって見ていたのに、最近はなぞなぞを解いてプリンセス(人形)たちを助ける動画を見るようになりました。

すすすすす…うーん、す、じゅう、す…(と考えるフリをしてあげてから)…ジュース！

「せいかーい！」

最近、てにをは、選ぶ言葉、文章構成が正しくないことが気になっている私。5歳児なんてそんなものでしょうか…。

「じゃあじゃあつぎは…
　からとこかばー、こうぼうにおく、なーんだ？」

なんじゃそりゃ！？

弘法も筆の誤り？そんな難しい言葉はさすがに使われないはず…
きっとこうぼうじゃないだろうな、からとこってのも言い間違いがある気がする…
どうにも解読が難しいので、答えを教えてもらうと

「たからばこだよ！」

なるほど、答えがたからばこになるようななぞなぞ…
皆さんもこのなぞをぜひ解いてみてください。

↓
↓
正解は
↓
↓

鱈子(タラコ)とカバ、交互に置く、なーんだ？

でした！
正解から問題を導き出す脳トレはなかなか面白かったのですが、早く言葉を正しく使えるようになってほしいところです。

余談ですが、応用させて、アリが10匹います、なんと読む？を出題してあげたら、正解がありがとうであることをどーーーしても分かってくれません涙。なんで「す」が10個でジュースなのに、ジュースじゃないの！！と怒り泣き。一応、ひーふーみーの数え方は保育園で習ったらしいので通じるかと思ったのですが、何度も丁寧に説明してあげたのですが、納得いってくれませんでした。

そうか、なぞなぞを理解しているのではなくて、そのやり取りの動画を覚えてまねっこしていただけなんだな。最後のなぞが解けて少し寂しい気持ちになった私でした。

(い)

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