唐突な秋と大菩薩嶺

残暑続く日々でありましたが、ついに終わりを迎えそうです。
本日の横浜最高気温予測は16度と前日26度からの急転直下。
遅れた秋が超特急でやってきました。

気温差10度というのは標高差でいえば2000mくらいに相当します。
2000mの山に登るとこういう気温差なんだなと体感できることでしょう。

関東近郊には標高約2000mくらいの気軽に登れる百名山の山があります。
それがこちらの大菩薩嶺。


山梨県甲州市にある山で、標高は2057mあります。
「大菩薩」と大仰な名前がついていますが、これは平安末期頃に道に迷った源義光が樵夫に救われ、義光が「八幡大菩薩」と唱えて神の加護に感謝したことに由来するそうです(諸説あり)。
標高2000mもあるので大変な山なのでは？と思われるかもしれませんが、登山口の上日川峠が標高1600mくらいなので山頂までの標高差は400m程度。
距離もそれほどなく、往復3時間程度で済みます。


山頂自体は見晴らしがよくないのですが、途中の雷岩から見る景色はまさに絶景。
目の前の富士山、裾に広がる山塊、手前の添えられた大菩薩湖、百名山も納得の実に良い景色です。

雷岩までの道中のカラマツ林も黄葉の季節には黄金の輝きを見せます。
雷岩から大菩薩峠までへの尾根沿いの道は見晴らしがよく、何度もカメラのシャッターを切りたくなります。


最寄り駅はJR甲斐大和駅で、登山口までバスが出ています。
ただバスの本数は少ないこと、電車の本数も多くないことには注意が必要です。

唐突にやってきた秋ではありますが、秋は待ちに待ったレジャーの季節。
そして健康診断の季節。
体調、健康に気を付けつつ秋を楽しみましょう。(村)

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