芸術は爆発

先日、岡本太郎展を見に行ってきました。

基本的に誰かの作品の企画展を見に行くときはお目当ての作品があったりすることが多いのですが、どんな作品を作られている方なのかあまり知らずに行きました。
感想としては「熱量がすごい」というのが一番最初に出てきた感想でした。岡本太郎さんは絵画は抽象画をメインで描かれた画家さんなんですね。恥ずかしながら事前知識は「芸術は爆発だ」という言葉と大阪万博の太陽の塔、一時期話題になったNHKで放送された「タローマン」の存在のみ。

私の好きな作風はどこかでも書いた気がしますが、印象派の絵や宗教画が多く抽象画はあまり馴染みがなく、世界観に圧倒されてしまいました。
映画や舞台なんかもそうなんですが、私は芸術作品は誰かと見に行くのが好きです。
今回も家族と見に行ってきました。
それぞれ好き好きに見て回り、同じ作品を見るタイミングが合ったりすると「わからないけどこの作品は好き」「わからないけれどこの作品はなんだか恐ろしい」と小声で話をしながら鑑賞し、そのあとで「この作品が好きだった」「あの作品はどう感じた？」といった会話を楽しんできました。
ちなみに私が岡本太郎展で出会ったわからないけれど好きだと感じた推し作品は「訣別」です。黒い芋虫と猫の中間のような生き物が癖になる可愛さです。

芸術に関しては詳しくはないですし、基本的に抽象画は理解できないものとして理解しているのですが、「わからないけれど」という枕言葉がついても楽しもうと思えばいくらでも楽しめるのが芸術作品のいいところですね。確かに作者の事や時代背景などを知っているとより楽しめるものが多いのは確かなのですが。

芸術の秋ですし、よければ「わからないけれど」の枕詞を付けた新しい芸術を楽しむのも一興かもしれません。
(YY)

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