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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

未解決問題

2012-09-21 11:10:27 | 日記
世の中はiPhone5の発売で盛り上がっているが、
私は別のニュースで盛り上がっている。

数学の未解決問題のひとつである
「ABC予想」を証明できたかもしれないと言うではないか。

「ABC予想」とは、方程式の整数解の性質を調べる分野の問題。
整数A、Bと、それらを足し合わせた整数Cとの間の、
素因数の関係について述べた予想で、
これが証明されると他の未解決問題も解決できると言われ、
数論の中でも極めて重要な問題とされている。

-----
【ABC予想】
a + b = c
を満たすような、互いに素な自然数の三つ組 (a, b, c) に対し、
積 abc の互いに異なる素因数の積を d と表記する。
このとき、任意の正数 ε > 0 に対して、
c > d ( 1 + ε)
となるような三つ組の自然数の組 (a, b, c) は
高々有限個しか存在しないであろうか。
-----

具体的に説明しよう。
例えば 3 + 8 = 11 を考える。
abc = 3 * 8 * 11
  = 3 * 2^3 * 11
である。d はこの素因数のうち異なるものの積なので、
d = 3 * 2 * 11
 = 66
これは 11 < 66 となってしまう。

では次に 3 + 125 = 128 を考える。
abc = 3 * 125 * 128
  = 3 * 5^3 * 2^7
である。d は
d = 3 * 5 * 2
 = 30
となり、128 > 30 となるのだ。
こういった組み合わせは無限に存在するのか?
高々有限個しか存在しないのか?

といった予想である。

このように、
なんとなくそんな風に見えるけど本当にそうなのか?
必ずそうだと言い切れるのか?
と、ちゃんと論理的に証明できていないものを
(数学の)「未解決問題」という。
これらは「予想」止まりになっていて、証明できると「定理」となる。
フェルマー予想は何百年もの時を経て、多くの数学者の協力のもと、
フェルマーの最終定理となった。
そしてこの多くの数学者を苦しめたフェルマーの最終定理は、
ABC予想を真として使えばより簡単に証明できてしまうのだ。
数学は証明できることも重要だが、美しい証明というのも大事にする。
見た目が美しく、証明もスマートであると、私はうっとりしてしまう。
芸術といってもいいだろう。
証明とはそれくらいのものなのだ。

数学という、この世に隠れている美しさが
数学者の手により芸術作品として現れる。


数学に対して誤解している人が多いのだが、
魅力はうまく伝わっただろうか。

好きになってくれなくてもいい。
少しでも嫌いな気持ちがなくなってくれたら嬉しい限りである。

(い)


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Windowfarmsなう。

2012-09-20 11:04:16 | 日記
Windowfarmsというワードを聞いて「あぁ、あれか!」という人もいれば「???」な人もいるかもしれません。



写真を見るとお分かりの方も多いかと思いますが、よくオフィスの窓際とかレストランの壁づたいにあるアレです。

アメリカだとWindowfarmsと言えばほとんどの人が分かるような一般ワードになっていますが、日本だとまだまだ普及されていませんね。ということで、会社でWindowfarmsを始めています。

もしかしたらWindowfarms用栽培キットなるものもあるかもしれませんが、今回は自作で作成しています。



こんな形でセットの作成はできました。
しかし、問題なのはその後でした。栽培は生き物の成育なので、色々予想外な事が多々発生します。

例えば、Windowfarmsは各レーン(縦列部分)で溶液を循環させるのですが、水圧の問題等でうまく循環しなかったり、溶液を下から上に吸い上げるチューブ部分に藻が発生したり
、連休をはさんだら満タンだった溶液がなくなって枯れかけてしまったりとか。

枯れて白くなってしまった姿を見た時は明日のジョーが燃え尽き、白くなってしまったその様を思いだしてしまいました。植物達よ、よく頑張った・・・全てのことを忘れ、安らかにお逝きなさい・・・

そんなこんながあり、収穫するまで育ったレーンもありました。



写真はサンチュという焼き肉とかを巻く葉っぱなのですが、ちゃんと食用として食べれました!

弊社で最初に手掛けた担当者曰く「手軽に栽培、おいしい野菜!」を目指していますが、まだまだ手軽ではなく、悪戦苦闘している状態です。
そんな激戦の日々をマスコットキャラクター(?)の育実ちゃんがFacebookページにアップロードしてくれています。

・ジェイエスピーFacebookページ
http://www.facebook.com/pages/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC/180545498661535

よかったら見てください!(大)


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ハンモック

2012-09-19 08:50:04 | 日記
最近我が家ではハンモックブームが起こっている。最初のきっかけは、妻が結婚前から持っていたハンモックを子供部屋にぶら下げて使いだしたのが始まりだった。

ハンモックは、子どものころにキャンプ場かどこかで何度か使ったことがあったが、大人になって使ってみると、実はかなり快適である。昼寝や読書、最近では、寝室にも設置して夜の睡眠時にも活用している。

しばらくの間は、子供部屋だけで使用していたが、リビングに付けたい、寝室にも付けたいということで、今では、各部屋にハンモックが取り付けられるように金具を設置している。

我が家には、3つのハンモックがある。大きさも様々でシングルサイズ、ダブルサイズ、チェア型の3種類である。今は、この3つを必要な部屋に移動して使っているが、最近は各部屋の移動が面倒になってきているので、追加購入する日も近いだろう。

シングルサイズは、主に子供部屋に取付け、昼寝用。ダブルサイズは、寝室に取付け、昼寝兼、夜の睡眠用に使っている。取り付け位置は、ベットの真上なので、ハンモックを使った簡易2段ベットのようになっている。



我が家では、夫婦と子供2人の4人でベットで並んで寝ているが、子どもの寝相が悪いため、私か妻のどちらかがベットから追い出されてしまうことがしばしばある。そんな時に追い出された人がハンモックで寝る。。。。。という運用のはずが、取り付けて間もないこともあり、現状は、子どもが取り合ってハンモックで寝ている。

チェア型のハンモックは、リビングに取り付けている。チェア型は、天井から吊るしている為、使わないときはかなり邪魔なのだが、ロープで天井の高い位置に固定できるように工夫してみた。ロープと滑車を使ったちょっとしたDIYである。



取付は、壁の裏側に木材がある位置を探すのが少し手間だが、ハンモック用の金具がホームセンターで500円程度で販売されているので、その金具を壁に取り付けるだけである。

興味のある方はぜひ試していただきたい!

(岳)


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ITは農業の未来を笑顔に変える

2012-09-18 11:54:27 | 日記
このブログを書いているつい先ほど、小栗旬演じる天才エンジニア社長、日向徹が「ITは人の暮らしを豊かにするためにあるんだ」風なことを言っていた。

もう一つ、ブラジルへ渡ってしまう恋人に「俺の仕事を何だと思ってるんだ!18,500kmなんて俺の力で何とかしてやる!」風なことも言っていた。要するにITで時間も空間も縮めて、あたかも隣で同じ空間を共有して笑顔でいられるようにしてやる。ということのようだ。

話は変わるが、去年に続いて妻の実家へ稲刈りの手伝いに行って来た。去年の様子はこちらをどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/jsp_blog/d/20110927

さて、その稲刈りだが去年に続いての2回目の参加だ。今年も筋肉痛で大変なことになっているが人間2回目になるとだいぶ学習するので、より楽チンに作業が出来るように考えるようになる。ちょっとしたことで随分簡単に作業を進められるようになった。

日本には弥生時代に稲作が伝わってから田植えをしてから稲刈りまで、連綿と親から子へ、子から孫へと伝えられた稲作の技術がある。これも日々のちょっとした工夫の積み重ねだ。今年はこうしてみよう、来年はこうやったらもっと良い米ができるんじゃないか、こういう道具があれば便利じゃないか、と農家の方々が考えてきた結果が今の稲作になっている。

最近、我が社も含めて農業への関心が高くなっていて、農業ICTというキーワードで農業分野でのIT技術の活用も始められている。弥生時代から2千数百年続く稲作技術の時間を超え、南は赤道直下の環境から北は北極圏近くまでの環境も超え、ITは農業の未来を笑顔に変えられるだろうか。

日向徹の様に"俺"の力では無理だが、"俺達"の力で何とかしてやる!と結構本気で思ってる。


稲刈り写真を何枚か撮ってきたので掲載します。

コンバイン始動


我が家の農業男子


後継者育成中


(野)


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内なる世界

2012-09-17 10:07:54 | 日記
 火星表面では今、地球から送り込まれたロボットが一人デコボコ道を乗り越えて前進を続けている。月表面では残念ながら現在活動中の地球由来のマシンは存在しない、はずだ。今後火星に乗り込んで大規模なコロニーを造るにしても、まず月をベースキャンプとして利用するのが妥当だろう。順序は逆になることも考えられるが地球を周回する大型の宇宙ステーションも中継地として建設が待たれる。もちろん、火星軌道上にも同様のステーションを持ち込むことになるだろう。火星でのコロニー開発にめどがつけば、小惑星帯周辺の探査と開発が進むに違いない。
 
 これまでは何年もかけて高度に訓練を積んだエリートだけが宇宙に登り、丸い地球を外から眺めることができた。どんな人でも安全に簡単に月や火星に行って生活したり仕事をしたりできるテクノロジーが一般的になるまで、私は生きていることができるだろうか。
 
 太陽系内部の惑星や衛星、小惑星などをひと通り探査し資源開発などをし尽くす頃、また次のテクノロジーが生まれて、われわれ人類は太陽系外の別の恒星系を目指すだろう。2009年に公開されて大人気となったアバターという映画は、そんな未来のひとコマを描いた物語だった。
 
 ヒトの「内と外」の意識は教育により作られるものだが、教育はそこに生きる人々の歴史と時代の空気を反映したものであって、未来の空気を反映したものではない。

 16世紀のことであるから今から4~5百年も前の話になるが、当時の甲斐の国、今の長野県にあった川中島を挟んで行われた武田家と上杉家の壮絶な領土争いは有名な話だ。当時の人々にとって「内」は「家」そのもの。自分が所属する武田家の領地「甲斐」や上杉家の領地「越後」が「内」で、それ以外はみな「外」だった。当然、代々の教育がそうであったのだろう。彼らは「内」を守るために戦い血を流した。山梨県と長野県の県境争い戦争のようなものだ。現代のわれわれが持つ「内」の感覚とは大きくかけ離れている。当時の最速移動テクノロジーは馬であった。人の意識にある「内」の世界を押し広げるには、馬を超える別の何かを待たなければならなかったのだろう。
 
 内燃機関の発明により大型の船が建造され汽車が生まれ自動車が生まれた。そして飛行機が生まれた。発明されたテクノロジーが一般に広く行き渡ることによって、人々の、”自分が所属する「内」と内を取り巻く「外」の世界”に関する意識や認識が大きく変わった。「内」が大きく広がったのだ。そのおかげで大規模な戦争が起き、大勢の人が亡くなったのは事実だ。しかし、広がった「内」を持つ目で冷静に「外」の世界を観察する力も向上した。われわれの住む世界が宇宙の中のちっぽけな存在であることを知り、地球に生きる生命がかけがえの無いものであることを知った。さらに次に進むために、もっと進化したテクノロジーが一般化する必要があるだろう。

 誰もがあたりまえに、真っ暗な宇宙の中で青く輝く地球を遥かに眺めることができる日がくれば、人の「内」の意識は、もはや地球どころか太陽系になっているかもしれない。また、もしかすると、他の生命が存在しないことを知った孤独感から命あるもの全てに強い共感を持った従来に無い「内」の意識を持つようになることも考えられる。
 
 いずれにしても、星系を移動するテクノロジーを持つ頃には映画アバターに登場した地球人たちのような過去の地球にあった狭い「内」の感覚を持った地球人はおそらく存在しないだろう。期待を込めてそう思う。
 
 わが社は新しいテクノロジーを生み出し、推し進める仕事の一端を担っている。未来を生み出す仕事である。少しでも内なる世界を押し広げる役に立ちたいと思っている。(三)


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