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伊右衛門

 昨年末にある漫画雑誌を読んでいたら、「烏龍茶は喉の油をとるから役者への差し入れに使うな」というようなセリフがあった。毎日欠かさず1ℓ以上は烏龍茶を飲み続けている私だけに、気になる言葉だった。烏龍茶には体内の脂肪分を燃焼しやすくする働きがあることは知っていたが、喉の脂分までも取ってしまうなんてことはまったく思いもよらなかった。「本当かなあ?」という気もしたが、そう言えば喉がいがらっぽくなって仕方がないことがよくあるのを思い出した。それまでは風邪気味の時にそういう症状が出るのかなあ、と素人の勝手な判断で済ませてきたが、もしこの話が真実なら私の喉の不調はウーロン茶が原因なのかもしれない、と思うようになった。
 「じゃあ、烏龍茶はもう止めよう」
と決断するにはさほど時間がかからなかった。あれほど飲んでいた烏龍茶を、年明けからは一切飲むのを止めてしまった。とは言え喉は渇く。何も飲まないでいることは私にはできない。じゃ、何を飲むことにしよう?少々考え込んだ挙げ句、
 「やっぱり伊右衛門かなあ・・」
と烏龍茶と同じサントリー製品を飲むことにした。今までも時々は飲んでいたが、メインの飲料水としたことはなかった。烏龍茶と比べると渋みがきつく敬遠することもあったが、それこそがまさに日本のお茶の特徴であろう。
 「日本人には緑茶が一番!!」
などと烏龍茶にうつつをぬかしていた者の言うことなど俄かには信じられないが、味わい深いお茶なので、烏龍茶からの引き継ぎは難なく終わった。



 1月も終わりに近づき、もう1ヶ月近く毎日伊右衛門を飲み続けてきたことになるが、飲めば飲むほど美味しくなってくる。以前はイヤだった渋みも、いつの間にかアクセントとして無くてはならないものとなってきた。と同時に、あれほど鬱陶しかった喉の不調がきれいさっぱり消えているのにも気づいた。喉の調子がとってもいい。
 「思った通り、烏龍茶のせいだったのかあ・・」
と勝手に思い込んでしまっているのだが、実のところどうなんだろう・・。
 
 結局は、アルコールと同じで、飲み過ぎてはいけない、ということなんだろう。伊右衛門もがぶ飲みしないよう注意しなければ
ならない。自戒せねば!!
 
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