★ 菟道高校ができて20年余りが過ぎた。京都府山城北通学圏の進学校として華々しくデビューし、数々の進学実績を築いてきた。
★ ここ数年、高校改革が進み専門学科の新設や通学圏が広がる中、生徒の最上位層は堀川、嵯峨野、西京の御三家に流れ、上位層も桃山の専門学科や南陽高校に流れ気味だ。その結果、かつてほどのブランド力は感じられなくなったが、相変わらず向上心のある真面目な生徒が志望する優秀な高校には違いない。
★ 今年は公立高校の説明会を回らして頂いているが、説明会にもそれぞれの高校の個性があって面白い。大筋は学校側からの説明、質疑応答、学校見学という手順だが、校長の個性、経営戦略、出される資料など実にさまざまだ。学校経営を研究する者にとっては興味をひかれることが多い。
★ 菟道高校の説明からは「伝統ある進学校」としてのプライドのようなものを感じた。「10年後に満足できる学校」をテーマに、教育課程の改善、学力フロンティア校としての取り組み、そして「授業力」の充実に努められているという。
★ 中位校、下位校が上昇していくのは、めざすべきモデルがあるし、上昇気流に乗っているときは学校としての活気が感じられる。
★ 上位校の難しさは、マンネリに陥ること、達成感の喪失だろう。いかにマンネリを排して、スタッフが自らを鼓舞し、改革を続けるか、それが課題ではなかろうか。
★ その点、菟道高校は先に挙げた外部的な圧力にも刺激されながら、改革を継続されていることがすばらしい。
★ ただ、入学してくる生徒層のレベルを考えれば、京大1、国公立75には物足りなさを感じる。何かはわからないが、何か歯車があえば飛躍的な実績を上げることのできるそんな潜在力を感じさせる高校だ。生徒を見ていてそう実感する。
★ 今の実績に満足せず、もっと野心的に改革を行って欲しい気がする。
★ 蛇足ながら、菟道高校に至る坂道は老体にはきつい。近所の生徒たちは自転車で通っているそうだが、さすがに若者は元気だね。
★ ここ数年、高校改革が進み専門学科の新設や通学圏が広がる中、生徒の最上位層は堀川、嵯峨野、西京の御三家に流れ、上位層も桃山の専門学科や南陽高校に流れ気味だ。その結果、かつてほどのブランド力は感じられなくなったが、相変わらず向上心のある真面目な生徒が志望する優秀な高校には違いない。
★ 今年は公立高校の説明会を回らして頂いているが、説明会にもそれぞれの高校の個性があって面白い。大筋は学校側からの説明、質疑応答、学校見学という手順だが、校長の個性、経営戦略、出される資料など実にさまざまだ。学校経営を研究する者にとっては興味をひかれることが多い。
★ 菟道高校の説明からは「伝統ある進学校」としてのプライドのようなものを感じた。「10年後に満足できる学校」をテーマに、教育課程の改善、学力フロンティア校としての取り組み、そして「授業力」の充実に努められているという。
★ 中位校、下位校が上昇していくのは、めざすべきモデルがあるし、上昇気流に乗っているときは学校としての活気が感じられる。
★ 上位校の難しさは、マンネリに陥ること、達成感の喪失だろう。いかにマンネリを排して、スタッフが自らを鼓舞し、改革を続けるか、それが課題ではなかろうか。
★ その点、菟道高校は先に挙げた外部的な圧力にも刺激されながら、改革を継続されていることがすばらしい。
★ ただ、入学してくる生徒層のレベルを考えれば、京大1、国公立75には物足りなさを感じる。何かはわからないが、何か歯車があえば飛躍的な実績を上げることのできるそんな潜在力を感じさせる高校だ。生徒を見ていてそう実感する。
★ 今の実績に満足せず、もっと野心的に改革を行って欲しい気がする。
★ 蛇足ながら、菟道高校に至る坂道は老体にはきつい。近所の生徒たちは自転車で通っているそうだが、さすがに若者は元気だね。