じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

奥田英朗「オリンピックの身代金 上」

2024-12-22 21:38:04 | Weblog

★ 韓国ドラマを見ていると、よく悪霊が登場する。悪霊がヒトに憑依し、殺戮を繰り返す。

★ 日本のあちこちで物騒な事件が相次いでいる。北九州の女子中学生は本当にかわいそうだ。マスメディアは「動機の解明が待ち望まれます」と常套句を発するが、カメラに映る容疑者を見る限り、何ら動揺もなく、動機などなく衝動だけがあったのかも知れない。

★ さて今日は、奥田英朗さんの「オリンピックの身代金 上」(角川文庫)を読んだ。1964年(昭和39年)、アジアで初のオリンピック開催に向け、東京は国を挙げての都市改造に挑んでいた。

★ 戦後の復興を世界にアピールするという触れ込みに、政界、財界、官界はこぞって旗を振るが、実際に高速道路や競技場をつくっているのは、多くの出稼ぎ労働者であった。

★ 開幕が迫るのに、遅れる工期。そんな中、連続爆破事件が起こり、警察は極秘で捜査を進める。そして一人の東大大学院生が浮かび上がる。

★ 物語は、大学院生、捜査側と視点を変えて進行する。

★ 「草加次郎事件」という未解決事件があったことを知った。

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