★ 韓国ドラマを見ていると、よく悪霊が登場する。悪霊がヒトに憑依し、殺戮を繰り返す。
★ 日本のあちこちで物騒な事件が相次いでいる。北九州の女子中学生は本当にかわいそうだ。マスメディアは「動機の解明が待ち望まれます」と常套句を発するが、カメラに映る容疑者を見る限り、何ら動揺もなく、動機などなく衝動だけがあったのかも知れない。
★ さて今日は、奥田英朗さんの「オリンピックの身代金 上」(角川文庫)を読んだ。1964年(昭和39年)、アジアで初のオリンピック開催に向け、東京は国を挙げての都市改造に挑んでいた。
★ 戦後の復興を世界にアピールするという触れ込みに、政界、財界、官界はこぞって旗を振るが、実際に高速道路や競技場をつくっているのは、多くの出稼ぎ労働者であった。
★ 開幕が迫るのに、遅れる工期。そんな中、連続爆破事件が起こり、警察は極秘で捜査を進める。そして一人の東大大学院生が浮かび上がる。
★ 物語は、大学院生、捜査側と視点を変えて進行する。
★ 「草加次郎事件」という未解決事件があったことを知った。
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