みりこが幼稚園に入ってから、よく園の前の公園で遊んでいるのですが、
園のすぐそばに住んでいらっしゃるおばあちゃまが
いつもその公園に出ていらして子供達が遊ぶ姿を
見てくださっています。
本当に優しい表情のおばあちゃまで、
みりこもいつも朝夕、ご挨拶します。
いつもお会いしていて、私のことは分かってくださっていたのに、
先日、廃品回収の段ボールを
その公園の収集所まで出しているときに
そのおばあちゃまから
「あちらの新しいお宅の奥様ですか?
どうぞよろしくお願いします」
と言われてしまったの。
私は「え?」いつもお会いしてるのに…と
説明しようかと思ったのですが、
ふと、お年寄りなので、もしかして、忘れられちゃったのかなぁ~と
思ってしまって
「はい、よろしくお願いします」と言ってしまったの。
忘れられちゃったのかと、すごく寂しい気分で帰って来て、
はたと、気が付きました。
私が髪の毛を切ったから
分からなくなってしまったのかも…って。
そして、昨日も朝、みりこを幼稚園に送っていく時にお会いしたのです。
「あ、いつもここで自転車に乗っているお嬢ちゃんね」と、そのときはそれだけの会話だったの。
そして、今朝またみりこを送っていくときお会いしたので、ご挨拶し、
幼稚園から出てきたときに、また
「涼しくなりましたね~。朝は寒いくらいですね~」と声をおかけしたら
「ずっとお会いしていた方だったんですね~。ごめんなさいね。
自転車の上手なお嬢ちゃんで分かりました」と、言ってくださいました。
「髪の毛を切ったものですから…」と、言いながら何だかすごく嬉しかったです。
やっとわかってもらえたわ~って。
そして、少しお話をしました。
「この間ね、お嬢ちゃんがお砂で遊んでいるときに
背の高い男の子がじっとお嬢ちゃんを見ていたものですから
何かあっては…と思ってみていたんですよ。
そしたら帰る時になったらお嬢ちゃんがその男の子と
仲良く帰っていったので、あれ~~って思いましたよ。」
「あ~~、それお兄ちゃんなんです~。
上の子とはすごく年が離れているんです。
そうでうよね。怪しい男の子に見えますよね~」
と、大笑い。
私が手が離せないとき、時々けんぴにみりこを見ていてもらったことがあったの。
すぐ近くの公園なので大丈夫だとは思うけど
やはりまだ幼児なので、心配ですから…。
近所の方やみりこのお友達は
けんぴのことを知っているので問題ないのですが、
ご存知ない方から見たら「怪しい~~~!」ですものね。
いや~~、番人はともかく、けんぴまで怪しいと思われたか…と
おかしくて……。
ちょうど今日は午後からの登校となっているけんぴに家に帰ってからすぐに話しました。
「もう、ぜって~~見ないからな~!」
怪しい男に間違えられて、かなりショックだったようです。