【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 職業のジェンダーギャップは、今の時代にも根強くある。これは男性の仕事、これは女性の仕事、と。有能な人材をどれほど、潰している事か。
女の子を持つ母親が「未だ『男性は、女性はこうだ』と決め付ける傾向が多いですよね。私の子が通う保育園でも『男性保育士に子供の着替えをしてもらいたくない』と差別的発言をする保護者達が。その心配はわかりますよ、性犯罪の事を考えると。が、それを言い出したら、子供関係の職業は、全てそれが付き纏う」と。
【追伸】
この母親が「小学校でも性犯罪する先生の問題が、ちらほら。男性教諭に限らず、確率は低くても女性教諭にも。でも、そんな人は一部の人間にて。外国では国によって、性犯罪歴のない人を採用しているとの事。性犯罪は再犯率が高いそうなので」と。対し、拙僧「その職種に男性が1割いないは、約15種と。その職業に女性が1割いないは、約60種と。看護師をしている知人男性は『お前はなぜ、女性の仕事をしてるんだ』と言われ、悲しい思いをした事があると。これは、保育士をしている男性にも同じ事が言えるかな。今1つ、保育士に男性職員が少ない理由の1つは、保育士の給料が安い為。これは男性側に限らず、女性側にも言える事だが。ジェンダーギャップの問題は、非常に深刻にて。男性的イメージ、女性的イメージなど、人間の勝手なイメージで、職業が選択されている傾向は、今でも数多に。理系の仕事は男性の仕事のイメージ、文系の仕事は女性の仕事のイメージ、が。高校生、大学生含む若者の、職業選択の相談相手は保護者、教諭などの大人にて。その大人の若い時のイメージで、理系の仕事は男性、文系の仕事は女性、のイメージで若者に助言を。この大人の固定観念が、有能な人間をどれだけ潰している事か」「拘りが人の足を止めてますよね」と、この母親が。