1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2339話目】 手相占いによる、手相絡みの相談は後を立たず。手相を気にする前に、自分の生き方を気にした方が、開運は早いかな。

2021-12-18 17:19:48 | 法話
読者が「番組『ネタバレ』で手相の話が。手相ってどうなの、住職」と。「占師に鬱病と言われた女性が、80代の両親に抱えらて寺へ。『貴女、鬱病とは違うよ』と告げた途端、開かなかった目が。暫く会話をしていると目がしっかりと。次の日には、今度は反対に両親の手を引いて寺に。手相で鬱病の判断は、ねえ」と。

【追伸】
この読者が「この女性、気分的なもんだったの」と。「それなりの身なりの人が水晶と手相を見比べて『あんた、鬱病』などと言われたら、洗脳されやすい人なら、一発だろうね」「何か、怖いですね。ところで、住職の手相って、どうなの」と。「拙僧の手相は、強運を持つという、真っ直ぐ横に伸びるマスカケ線。それも両手。左手は先天性、右手は後天性と。天下取りの線とも言われ、信長公、秀吉公、家康公もそれと。様々な世界で成功を収めている人達にも、このマスカケ線が多いと。天才肌とか、能力高いとか、良か事ばかりこの線(手相)は言われとるが、拙僧思うに、大成をした人達が、偶々マスカケ線だっただけで、マスカケ線だったから、成功した訳ではないと思うよ。やっぱ、大成した人達は、他者より何倍も努力をしたんだと思う。まあ、素晴らしいと言われて、嫌な気はしないけどね。あっ、拙僧も洗脳される口かな」と。

因みに、投稿写真は、拙僧の手相にて。血色が悪く見えるは、光の関係。この両手マスカケ線だが、拙僧の息子2人もこれ。加えて、拙僧家内の母親もこれ。家族7人中4人が、両手マスカケ線。我が家では、珍しくも何ともない。皆々、凡人にて。努力が足らないんだね。







【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 親子関係に限らず、人材育成というものは『誰が育てたか、誰に育てられたか』は、非常に大事。結構、将来に大きく影響が出てくる。

2021-12-18 15:54:54 | 法話
檀家の爺様が「番組『酒のツマミ』でな、住職よ、千鳥の大悟さんがな『お笑いを目指す』と父親に報告した時に『乗れ』と単車の後ろに乗せられ『お前が成功しようと、失敗しようと、どうでもいい。ただ、お墓までのこの道だけは、絶対に忘れるな』と。わしゃ、感動して泣いた。人間としての、基本中の基本じゃ」と。

【追伸】
拙僧知人で有名食料品会社代表が「住職。私は、親も先祖も大事にせず、人生を成功させた人間を、未だ嘗て1人も見た事がない。その人間に勢いがある内は、その人の人間性に関わりなく、お零れを頂こうと、利潤を求めて人は寄って来るが、下火になるや否や、潮が引く様に去っていく。当然、大切にしなければならないものを、大切にしてない人間を、真から信用する様な人間はいない。最後は必ず孤立する。自分に対する他者の本当の評価は、自分が困難を迎えた時、自分の肩書きが失くなった時、それが表面化する。わが社の従業員には『親も先祖も大事にしない様な人間が、買い物に来てくださるお客様を大事に思うはずがない』と常に指導を」と。