1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生から、楽しい人生に】 拙僧の親戚筋も「離檀料を300万円払え」と言われ、お金が払えず、離檀を諦めた家が。拙僧が他のお寺さんに、口を出す問題では。

2021-12-20 19:15:53 | 法話
他宗副住職が「住職(拙僧)のお寺に『檀家にして下さい』と来られる人って、おられますか」と。「父が他界して19年。この間に200人以上は来られたかな」「受け入れは」「全員却下。理由は分家ではなく、本家だから。これまで長い間、お世話になった菩提寺を、裏切る様な行為は、させられませんもんね」と。

【追伸】
この副住職が「分家なら、受けましたか」と。「理由如何ですね。が、基本は『本家と同じ菩提寺に』と指導します」「他には」「面白いケースでは、何年も前の話ですが、1ヶ月の間(1月)に10人程(10家)でしたかね、この方々は各々が無関係ですが、偶然にも同じ新興宗教にはまった人達で、菩提寺を捨てたケースにて。『もう、元の菩提寺に出す顔がないので、このお寺で面倒みて下さい』と。対し『まずは、元の菩提寺に頭を下げに行くが先でしょ』と。『それでも許してもらえなかったら』と言うので『許してくれるまで、何度でも足を運びなさい。それでも許してくれない場合は、拙僧が引き受けます』と。が、皆、元の菩提寺が許してくれて、めでたし、めでたし、だったね」「私なら、受けますけどね」「そりゃ、お寺も経営だから、檀家が増えたら、拙僧も助かりますよ。が、それとこれとは話が違う。1度、人を裏切った人間は、何度でも裏切りよる。繰り返させん様にさせるのも、拙僧ら、住職の仕事かな」と。