1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2396話目】 カカア天下と亭主関白。見ていて心地良いは、カカア天下にて。腕っ節じゃ負ける事ない旦那が縮こまって。何ともいいよね。

2022-06-19 15:01:49 | 法話
円満な夫婦の大半は、奥さんが親分で旦那が子分の関係。法要後のお茶会で48歳ご主人が「うちは、私が戌年、家内が寅年。虎に睨まれた犬です」と。対し拙僧「そりゃもう、餌やん」「はい。私は餌です。食えるところは、全て食われています。会社経営してるので『死ぬまで働け』と。骨の髄までしゃぶられる運命」と。

【追伸】
この社長のご主人に拙僧「犬といえば、今、日本は、犬を品種改良して、小ぶり、小ぶりにして、売れる様に、飼いやすい様に、していると。外国ではその様にしてたそうだが、既にその様な可哀想な事から手を引いて。が、日本は未だに。昔はドーベルマンといえば、3匹でライオンをやっつけると言われていたが、そのドーベルマンも品種改良で昔の威圧的な体格、風貌は」「それって、昔の旦那と、昨今の旦那の、違いを言われてるんでしょ。もう1人じゃ、到底太刀打ちは。仲間を集めて対抗するしか」とこの旦那が。が、それまで不敵な笑いを浮かべたまま沈黙していた奥さんが「チワワが何匹集まろうと、餌が増えるだけですよ、住職」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 映画『仁義なき戦い』で、親分役の松方弘樹さんが「家にいると、もう引退しようか、と。が、朝になって子分の顔を見ると、昨夜の心は」と。

2022-06-19 08:58:24 | 法話
さあ、拙僧、せいぜい生きて、あと20年。これから何やっかな。これから何がやれるかな。大人しく生きるは、性に合わんしな。人の一代はわからんもの。目を閉じるその時に、生まれ落ちたる意味がわかるもの。一休さんは晩年、僧侶を辞めて、俗人に。拙僧も生まれた時から、坊主やってた訳ではないし。さて、さて。

【追伸】
人間は死ぬまで、生きとかにゃならん。何をやらかすかわからんバリバリ理系の息子達の後押しをするも楽しそうだし、まだ見ぬ孫に、よそでは味わえん刺激を与えるも面白そうだし、生きた証をあちこち子孫に残せる様な、そんな仕事を、命ある限り。1人でするではなく、家内と一緒に。あと20年といえば、先日、読者の男性から落ち込んだ口調で電話があった。「住職、娘が自殺をしようとしてたところ、警察に保護されて、かろうじて命だけは。が、今からが親子の試練、やり直しの時間が始まります。1番ショックだったが、20歳の誕生日に自殺しようと娘が、ずっと考えていたという事を聞いた時。何も気付いていなかった。娘は常に普段通りに私達と接触を。自殺決意の1番の理由が、私達夫婦の不仲だったとは。猛省です」と。