20年前他界の檀家婆様は約50年前、嫁がせた娘が姑、小姑に酷い仕打ちを受けてるを聞いて、娘の嫁ぎ先で寝泊まりを。姑から「いつ帰るんか」と言われ「娘が幸せに暮らすを見届けるまでは帰らん」と3ヶ月居座った。この婆様、子供に対し過保護では。非常に厳しい親。その3ヶ月以降は、1度も嫁がせた家に足を。
【追伸】
この婆様、70歳を超えた頃、癌があちこちに。手術後、腹を触ったらスッカスカ。かなりの内臓を摘出。当然、余命宣告を受けたが、その時、主治医に「例え医者でも、わしの命を勝手に区切るなや。癌なんぞに命を奪われてたまるかい」と。その根性が免疫を向上させたのかな、結局、残った癌は大きくならず、手術後、15年経って、肺炎で他界を。この婆様の家(宮崎)には、月に1度、先祖供養に伺っていたが、何せ北九州から、高速使っても車で行き帰り8時間。ある時、怖々婆様に「この頃、歳を取ったせいか、体がきつくてな、婆様」と言うと「それがどうした」と。「いや、その、やっぱ、毎月、伺った方がいいよね」「あったりまえじゃ」で会話は終了。こうして法話にすると懐かしい。死しても尚、婆様の根性が貰えそう。
投稿写真が、その婆様(身長135センチ。体重30キロ程)。何度か拙僧と四国巡拝に。