檀家40代夫婦が「ネット上の友達を『ネッ友』というらしいのですが、実際に『会いたい』と子供が言ってきたら、住職はどうしますか」と。「そんな話になってるの」「はい。反対したら『私を信じてないのね』と中学の娘が。どうしたら」と。このネットの世界は、何にせよ、発信元を明確にした方が、いいよね」と。
【追伸】
この檀家夫婦に「実は、拙僧知人の事例なんですが『ネット上で知り合った男性に会いに行く』と20代の女性が関東へ。当時(10年以上前)は、今ほど警戒心はなく、親も心配だったが、成人していたので『気を付けてね』と送り出したんですが、その女性、生きて九州には帰ってきませんでした。一応、自殺扱いで戻ってきたが、誰に会ったのかも、どの様な行動をしたのかも、何で命を落としたのかも、何もわからないまま。まあ、こんな事例は特別なのかもしれませんが、基本『君子危うきに近寄らず』が妥当かもしれませんね。その後も『ネット上で知り合った人に会う』と言ってきた檀家の子供を何人か、親と一緒に説得して止めてきましたけどね。どうしても注意を聞く耳がないなら、コソッとついて行くしかないですよね。人間は死んだら、2度と生き返ってこれない。親は子供に嫌われても、後悔するよりは、マシ」と。
因みに、ネットに関する法改正は、どこまで進んでいるんでしょうかね。言論の自由を履き違えている人が、数多に存在している様ですが。人差し指1本で、寄って集って死に追い込むって、あかんでしょ。発信元が誰にでも即、わかる様(陰口を言える場所にしない)にすれば、誹謗中傷や犯罪(勧誘、洗脳、偽情報、など)も少しなっとは、減ってくるかも。