1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2411話目】 小学生の時、先生に「意見のある人は、手を上げて、名前を名乗ってから、発言しなさい」と教えられてるはず、ですけどね。

2022-09-10 17:42:29 | 法話
檀家40代夫婦が「ネット上の友達を『ネッ友』というらしいのですが、実際に『会いたい』と子供が言ってきたら、住職はどうしますか」と。「そんな話になってるの」「はい。反対したら『私を信じてないのね』と中学の娘が。どうしたら」と。このネットの世界は、何にせよ、発信元を明確にした方が、いいよね」と。

【追伸】
この檀家夫婦に「実は、拙僧知人の事例なんですが『ネット上で知り合った男性に会いに行く』と20代の女性が関東へ。当時(10年以上前)は、今ほど警戒心はなく、親も心配だったが、成人していたので『気を付けてね』と送り出したんですが、その女性、生きて九州には帰ってきませんでした。一応、自殺扱いで戻ってきたが、誰に会ったのかも、どの様な行動をしたのかも、何で命を落としたのかも、何もわからないまま。まあ、こんな事例は特別なのかもしれませんが、基本『君子危うきに近寄らず』が妥当かもしれませんね。その後も『ネット上で知り合った人に会う』と言ってきた檀家の子供を何人か、親と一緒に説得して止めてきましたけどね。どうしても注意を聞く耳がないなら、コソッとついて行くしかないですよね。人間は死んだら、2度と生き返ってこれない。親は子供に嫌われても、後悔するよりは、マシ」と。

因みに、ネットに関する法改正は、どこまで進んでいるんでしょうかね。言論の自由を履き違えている人が、数多に存在している様ですが。人差し指1本で、寄って集って死に追い込むって、あかんでしょ。発信元が誰にでも即、わかる様(陰口を言える場所にしない)にすれば、誹謗中傷や犯罪(勧誘、洗脳、偽情報、など)も少しなっとは、減ってくるかも。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 昔、見合結婚は負組のイメージ。が、恋愛も見合も、初めて会った時には初対面というは同じなのに、何故、見合だけが負組になるのかな。

2022-09-10 16:14:02 | 法話
老若男女の檀家さんが約40人集まってる場所で『子供の代わりに親同士が見合いをする』なる某番組で出た話が話題に。10代の女性1人以外全員『賛成』の票をあげた。大半の賛成理由は「マイナスの部分が感じられない」と。20代女性数人が「親が認めた男性と結婚までいくかどうかは別として、安心感はある」と。

【追伸】
40代、50代の檀家さん達は「結婚は本人同士の付き合いだけ重視すればいいと皆、勘違いしてる様だが、四方八方上手くいって初めて幸せは得られるもの。特に、親同士の良好な関係は、若夫婦の円満には必要不可欠なんだよな。この親同士の不和で失敗した若夫婦の家庭を嫌っというほど見てきた」と。この『子供の代わりに親が見合い』の話題は大変面白いので、方々で問い掛けてきたが、老若男女問わず、賛成派が8割を超えてたかな、いや、9割を超えたかな、拙僧の印象では。わが爺様は明治生まれの頑固親父だったが、生涯に50組以上の仲人を。本人は100組以上と言ってたが、まあ、話半分として。その爺様が「30歳を超えた独身の子供が家にいたら、親が売って回らんと、買い手はつかん」と、親の尻を蹴ってましたもんね。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 妻妹の息子(英国人、21歳)に「社会に出たら、講釈言うよりもまず動け。知識は学問から。その知識を活かす知恵は、経験から」と。

2022-09-10 06:56:50 | 法話
エリザベス女王の葬儀が9月19日に。8月初旬から英国人に嫁いだ妻妹の息子(21歳)が日本に。帰国前日にエリザベス女王の訃報を。随分と落ち込んでたね。この日本語流暢(勿論、英語も)の息子が「日本は不思議な国だね。一部の人達だと思うが、国の為に働いてくれた人(安倍元総理)をここまで貶すんだ」と。

【追伸】
この息子が「マミー(妻妹)から『日本は先祖を非常に敬う国民だよ』と聞いていたから、この状況(安倍元総理批判)には少し驚いてる。英国でも、まあ、僕の周囲に限ってだが、安倍元総理へのこの態度に『日本人のイメージが変わった』と友人、知人が。その人達には『僕の知ってる日本人は皆、そうじゃないよ』と言ってるが、日本に来て報道番組を見てると『ここまで言うか』と連日、故人を愚弄する話ばかり。これ、世界に悪い印象しか与えてない。やめた方がいい。多くの外国要人が参列されるんだから。今後の外交(国益)に大きく影響すると思うよ」「だと思うよ」と拙僧、この息子に。
       投稿写真は、お寺の本堂を掃除する妻妹の息子(英国人と日本人のハーフ、大学院生)。