1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 出会う人(物)には、出会う様になっとる。それも、一瞬早くもなし、一瞬遅くもなし。縁という縁は、全てそうかな。活かせるかどうかだけ。

2022-06-25 19:26:48 | 法話
読者20代男性が「住職、結婚は」と。「25歳」「奥様は」「21歳」「結婚されて何年ですか」「34年」「結婚当初の気持ちに何か変化は」「別段。ただ、愛情は増してきたかな。お寺の為に尽くしてきてくれたもんね、拙僧の祖父母、両家の両親の世話、3人の子育てをしながら。妻には、生涯掛けて恩返しを」と。

【追伸】
この20代男性が「恩返し、ですか」と。「拙僧にとっては、その意味合いが大きいかな。母親のいない拙僧を育ててくれた爺様、婆様の下(大小便始末)の世話を含め、一切の世話を最期まで。その後は両家の両親(家内の両親は現在同居)を。3人の子育てをしながら、お寺の裏方の仕事も同時に。この30年、ゆっくり休む暇などなかった。将来、どんな人生が待ち構えているか、予想も出来ない状態で『幸せになれる』と信じて、拙僧を選んでくれた女性を、大事にしない訳にはいかないでしょ。これは、世の中の奥様は皆、その条件で結婚を。気付けば、手や顔にシワや白髪が。慢性肩凝りや足腰にも支障が。掃除機を持つ時、洗濯をする時に『よいしょ』と、いつしか小声が出る様に。申し訳ない、という気持ちに加え『目を閉じるまで、大事にしなくては』と、歳を重ねる程に、どんどん愛おしくなってくる」「そんなものですか」「そんなものだよ。近いのかい」「はい。半年後に。そんな気持ちを保ち続ける事が出来るかどうか、自信がなくて」「1人でどんどん先を歩いて行かない事だね。どんな時でも一緒に歩いて行く事。夫婦の間に溝が出来るは『時間を共有しない』、これが要因の場合が最も多いかな」と。

投稿写真は、昨夜、仕事を終えて、家内と浅草から、御徒町のホテルへ。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 医学会は定期的にお金の問題が。この度は眼科医の不正が。宗教界も政界も、負けず劣らず、社会に迷惑を掛ける問題が定期的に。

2022-06-23 18:52:59 | 法話
知人老医師が「昨日な、住職。ニュースで全国複数の眼科医が、患者や病院に無断で医療機器メーカーに手術の動画を提供し、現金を受け取っていたそうだ。1人約60万円とよ。こういう言い方は不謹慎だが、たかだか60万円が欲しかったか。高い給料を貰っておろうに。こんな一部の医師にせいで、医者の評判が」と。

【追伸】
この知人老医師に「昨日の夕方、拙僧もそのニュースは見たよ。全国総合病院勤務の5人の眼科医師でしょ。米国医療機器メーカー(日本法人、千葉県)との間で、この会社のレンズを使用した白内障手術の動画を作成する契約を結んだ上で、病院や患者に無断で提供し、現金を貰っていたらしいね。同じ様な契約を結び、現金を受け取っていた眼科医は、この5人を含め、少なくとも10人はいるとの事でしょ。現金提供の総額は、去年までの3年間で約700万円と。医学会に限らず、どの分野(宗教界、政界など)も一部の人間のお陰で、評判が地に落ちる。大学の医学部入試は、必ず面接が。何を基準に合否を決めてるんだろうね」と。











【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 島田紳助さんには、法話のネタをかなり頂きましたよね。お笑いの方々は、現在の世相を反映した話をされるから、非常に参考になる。

2022-06-23 10:46:18 | 法話
読者が「フット後藤さんが『島田紳助さんは全く衰えてない。却ってパワーアップしてるかも』と。復帰はどうよ、住職」と。「ヒロミさんは復帰後、一歩控えて徹底的にサブの仕事を。当時、紳助さんは番組の責任を背負ってたから、そりゃ、厳しい事も。サブの紳助さんも見てみたいね。恐らくご本人に、その気は」と。

【追伸】
この読者が「でも、紳助さんは裏社会との問題が」と。対し拙僧「遠い昔、拙僧が中学生の頃だったかな、大物芸能人さんが『この世界で裏社会との関わりを全く持たない人間がいるなら、連れてきてみろ』と言われた言葉が、凄く印象に残ってる。まあ、その時は、過度の質問に対する『売り言葉に、買い言葉』だった様にも思えたが。その土地で無事に興行を成功させるには、仕方がない場合もあったのかもしれんね、昔は。何事も表があれば、裏も。表裏一体は何事にも付き纏うもんね。要は、付き合い方次第だとは思うが」と。対し、この読者が「お寺も極道さんとの付き合いはあるんですか」と。「もう、全員他界されたが、わが寺にも任侠界に身を置かれた檀家さんは何人かいた。暴対法が出来た当初『お寺も関わり合いを持たない方が』と注意する人が少なからずいたが、拙僧『この人は極道だから、葬式はしない、ほったらかす、なんて事はしない』と。芸能人は芸能人の仕事を、坊主は坊主の仕事を正しく、凛としてその本道を貫けば、どの様な人との縁があろうと、道が逸れる事はないと思うよ」と。因みに、番組『あちこちオードリー』で先日、若林さんとアンガ田中さんが、MCの難しさを語っていたな。









【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 武田信玄公が「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と。信玄公は生涯城持たず。よって『お館(おやかた)様』と家臣より。

2022-06-22 10:56:35 | 法話
20代読者が「私は将来、父の跡を継いで社長に」と不安気に。対し「拙僧の周囲に限ってだが『先代が他界して、もうそんなに時間が経ったのか』という会社ばかり。これは先代存命の時と何ら変わらぬ流れを後継者が保っている、という事。であるから、時間経過を周囲が感じないんだよね」「力を付けよ、ですね」と。

【追伸】
この20代会社後継者に「拙僧が大学卒業してすぐの頃、本山の高僧が『英照(拙僧)さん。親が70歳を超えたら、死ぬかもしれん、と考えとけ。いつでも住職(お寺の後継)が出来る力を付けておけ』と。お寺でさえこれなら、営利事業は尚の事かな。社員とその家族、何十、何百、何千の生活を支える責任がトップにはある。拙僧らの世界より、もっと歳若くして、親の代理を務められる力を付けておかにゃならん。拙僧は38歳で住職の座を譲られ、父他界までの5年間で、お寺の役員、檀家に鍛えられ、罵声を浴びて、恥かいて、何とか父(先代)の死後もお寺を背負う事が。後継は、どの分野においても、親が元気な内に、が英断かな」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけど、苦しい人生が、楽しい人生に】 拙僧が40年間世話になってる鍼灸院の老婆は、信頼出来る人の紹介でないと受ける事はないと。先日、吉田鋼太郎さんが治療に、と。

2022-06-21 20:37:45 | 法話
読者が「住職は外国人の友達リクエストには反応しないね」と。「日本人でも知らない人には。悪いな、とは思うが。息子達からその点は厳重注意を。拙僧はSNSは法話を書くだけの知識しか。画面に何か表示が出たら必ず息子に処理してもらう。自分で『これ何だ』と押す事はない。君子危うきに近寄らず、です」と。

【追伸】
この読者が「何故、そこまで神経質に」と。「SNSに限らず、お寺に相談に来られる人でも、初めての人は注意深く観察しますよ。何かやらかして、自分1人で転けるのなら仕方ないが、不用意に動いてお寺が存続の危機に陥ったら、檀家さん達に多大な迷惑を掛ける事になるからね。納骨堂にも数多の先祖さんが眠っておられるしね。拙僧知人の社長さん達も、臆病者が多い。『社員と社員の家族の生活を背負っているから』とその方々も。ゴルゴ13が『ここまで生き延びて来れたは、臆病だからだ』と。これは真理。今はまず、何を守らにゃならんか、を考えたら、自ずと、今、何をすべきか、の答えが出てくる。いい加減では、トップは務まらんかな」と。