夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

磯部町お田植え祭(おみた)古式豊かに行われました

2006-06-24 20:48:25 | Weblog
 大阪の住吉大社、千葉の香取神宮と並んでの三大お田植え祭、伊雑宮(いぞうぐう)の御神田にて行われました。室町時代から続くお祭りで、国の重要無形文化財にもなっています。     伊雑宮(上之郷地区にある)
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  毎年6月24日に行われ、今日は土曜日の休日とあって、何万人かの人が押し寄せました。わたしも午前中の行事だけ見に行きましたが、多くの人で遠くからしか見られませんでした。  

   田植え行事に先立って竹取神事があり裸男たちが泥んこになって忌竹(いみだけ)を奪い合います。昔は志摩の漁師さんによる奪い合いでしたが、今は漁師さんも少なくなり地元の若い衆が大勢出ています。この竹の先の部分を船のへさきに立てると大漁となると言われています。 
  御料田の中に立てられた忌竹 
      
                                                                    御料田へ向かう裸男たち 
    
    泥んこで荒らされた田んぼは直ちに柄ぶりで均されいよいよ田植えの儀式となります。古代衣装をまとった童子(太鼓、ささら)、笛、大鼓、小鼓 謡などによる田楽に合わせ、早乙女、立ち人(たちど)が手に手をとって苗を植えていきます。  
             早乙女、たちどたち

  わたしが見たのは、儀式が始まって、少しだけでした。後は露天商を左右に見ながら、伊雑宮を参拝しました。
 
    行事はこの後午後3時頃から踊りこみがあり、田植えを終えた役人(やくびと)が柄ぶりを先頭に,唄をうたい、ささらは舞いを太鼓に笛などで神宮までを2時間ほどかけて練り歩くのです。田植えを終えての報告です。これも一つの見物です。
   わたしはいつもこれだけを見に行きました。

   古くからの伝統行事です。磯部町から今は志摩市の行事となりましたが、未来永劫に受け継がれていくでしょう。 

          金魚すくいの子ども