雪積もる芦の湖をスタートした箱根駅伝復路(6区) トップ東洋をわずか
24秒差で追って早稲田の高野選手が市川選手を追い抜き1分近くの差
で7区へとつなぎました。
貯金をもらって早稲田はしばらく1位独走で詰められては返しのまま、
最終アンカー中島選手へと、40秒の差でタスキを受け、追い上げてくる
東洋を 振り切って21秒の差で優勝をもたらしました。18年ぶりの優勝
は、渡辺監督自身が走った時以来だそうです。(10時間59分51秒)
新記録
出雲、全日本の優勝と共に3冠を果たし、封印してあった監督の
胴上げも盛り上がりました。
。
箱根駅伝では昔の映像と共に選手たちの出場までの苦労や意気
込み、また今後のあり方などの解説がすばらしく、選手ひとりひとり
のドラマが あります。
出たくても出られなかった選手にも思いを馳せ、彼らの分まで走りきった
それぞれの大学選手たちでした。
往路5区で1位となった東洋の柏原選手も出雲、全日本を出られず
箱根 一途までの苦しみ、早稲田のアンカー中島選手もキャプテンであ
りながらも4年生にして初の箱根(最初のオーダーには入っていなかった)
でした。
また期せずして最下位となった日大、往路では一時2位にまでなりました
が、結果は昭和5年以来の順位だったそう です。
10位までがシード権ですがわずか2秒差で11位となった城西大の
無念さ、コースを間違えたけれどシード権内に入った国学院大など悲喜
こもごもです。
シード権争い
予選落ちの順大、法制大、亜細亜大、大東文化大 など名門大学が
今回は名がなく、ここにも浮沈のドラマがありました。
それにしても走行時間約11時間の中で、わずか21 秒差、本当に
苛酷な 闘いの箱根駅伝に驚異を感じま した。
栄冠、拍手の影に涙、悔しさ、無念さあり、どれにも拍手を送りました。
順位
1位早稲田大 2位東洋大 3位駒沢大 4位東海大 5位明治大
6位中央大 7位拓殖大 8位日体大 9位青山学大 10位国学大
(シード権)