昨年は宮崎県の牛の口蹄疫で多くの牛が殺処理され、畜産業界では大
きな痛手を受けました。今度はまた鶏インフルエンザが愛知、鹿児島、宮崎
に発生したとの事です。
昨年11月に島根県で13羽の鶏が死んだことで、2万3000羽の殺処理
が行なわれています。今回の宮崎県では41万羽の殺処理ですから養鶏農
家にとっては死活問題でしょう。
鶏インフルエンザは昨年北海道で渡り鳥により感染したことがあり、渡り
鳥の南下と共に各地に及ぼしたようです。
卵も肉も人体にはあまり影響はないそうですが、やはり病気の鶏の卵は
口にはしたくないです。
卵は最も安い蛋白源で何十年も昔から価格もあまり上がらず大衆的な
食品です。和食、洋食の食材にお菓子、ケーキの類には欠かせないです
から、消費者にとっても卵が少なくなることは影響大です。
わたしの子供時代は田舎では殆どの家で10羽ほど鶏を飼っていま
した。毎日5~6個は産むので、家庭で食べる分はありました。わたし
の母は鶏の肝臓が大きくなったと言っては、自分で手術をしちゃんと治
していたこともあります。
産まなくなった鶏は家で肉料理にしていました。
ひなをかえすのも家です。有精卵を10個ほど雌鳥に抱かせ、暗いとこ
ろで20日間ぐらいで可愛いひよこの誕生です。すり餌を与えるのが子ども
の仕事でした。
のどかな農村風景は忘れられない思い出です。