夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

日展11回の入選  南幸男氏個展を見る

2009-02-07 17:37:58 | Weblog

    南 幸男さんの作品展がとなりの阿児町ギャラリーボナールで開催中で
     見に出かけ ました。 南さんはガンに侵されながらも絵筆を取られ絵画と
    共に生きておら
れる
方です。わたしの高校時代の1年後輩で、同じ職場で
     勤務したこともありました。

    50年余の画歴をもち、退職後は毎年日展に出品、 5年前に肺ガンを患
     い、肺の一部を摘出、その後再発され入退院の繰り返し、様々な治療を受け
    ながら 昨年退院後100号の大作を描かれ、11回目の入選作となったの
    です。    
     
       昨年の作品は、名古屋の方で日展東海展に出品中ですが、ライフワークの
    王崎(波切漁港)風景をはじめ、北海道、青森、長野などの風景、小品
    としてはばらのなど40数点が展示 され、土曜日とあって多くの方が見に来
    られていました。

   車椅子に乗られた南さんは 一人一人に言葉をかけられ、応対していました。

       今日の中日新聞には地方版に大きく掲載されていましたが、新聞の写真
    でもお元気そうでしたが、お会いして顔色もよくよりお元気そうで安心しました。
           
            中日新聞 2月7日

        今年もまた日展に向けて作品に挑むと言っておられました。
    「絵を描くことが生命力に つながっている。」ことを南さんを通じて感じました。
   見事な生き方に頭が下がります。


ぽかぽか陽気  ゴルフ寿会

2009-02-05 19:51:02 | Weblog

    昨日は早くも立春、今日は一日春が来たと思わせる暖かいお天気でした。
                       

    ゴルフ寿会の2月例会浜島カントリーで行なわれました。冬の時期会員
     も欠席が多く12名だけの参加でした。(20名余りの会員)寒い時は高齢者
     は大事をとって休みます。

   12名の中で年齢順にはわたしは上から4番目ぐらいで今日は女性1名
     なってしまいました。寿会と名が付くくらいですから、60歳以上ですが、若い
    人だとわたしより10歳は違います
         

   浜島カントリーは、伊勢志摩ロイヤルに比べ、距離も長くグリーンもうねり
    があり難しいです。またシニア杭とレディース杭の差が少なく高齢女性にと
    ってはかなり不利です。
                  

    皆さん殆ど90台で回りますが、100を越えたのは4人ほどでした。
   わたしもバンカーの失敗や3パターが多くあり、スコア111(56 55)
    なりメーカーでした(ハンデ21)やはり高齢者が数多く叩いていました。

    スコアはともかく、今日のような天気に恵まれた日に、外で仲間と共
      プレーできることはありがたく楽しい一日でした。

    退職後20年、わたしがこの齢になるまでゴルフが出来るのは、ゴル
     フ場が近くにあることの利や、仲間に恵まれていることが続けられた
     ことにつながります。

    「谷や池が越えられなくなったら、止めるわ。」と今日も言いましたが、
    どうにか全てクリアーできました。 もうひとがんばりです 


 ー命短し・・・ー 映画「生きる」 黒澤明 没10周年記念作品

2009-02-04 14:27:33 | Weblog

   数多くのグランプリ名作を作って巨匠黒澤天皇と言われた黒澤明氏没か
    ら10周年です。 代表的な一つである「生きる」が昨夜NHK BSで放映され
    ました。        黒澤明氏

            

        わたしが高校生の頃の作品です。(昭和27年)
   「酔いどれ天使」では結核、「静かなる決闘では梅毒、そして「生きる」では癌
   に侵された男の生き方をテーマとしていました。

          あらすじ

   主人公の渡辺勘治(志村喬)は市役所課長として、日々無気力に過ご
    してきた。当時の市役所の仕事の一端が伺える。

   彼は、ある日胃の痛みから受診し医者からは、胃潰瘍の初期と診断さ
   れる。しかし、周りの患者との話から、自分が癌の症状であることを知ら
   される。
     絶望のあげくに無断欠勤し、夜の街で小説家の男(伊藤雄之助)に誘
   われ、日夜歓楽街にも出る。

   その帰り道、奔放に生きる部下の若い女性・とよ(小田切みき)に刺激
   を受けた勘治は彼女の生き方に「生きる」ことの意味を見出す。
     無意味に感じていた市役所で、生きているうちに市民のために出来る
   ことをと懸命に動く。そして市民のための児童公園作りに必至となる。

   小雪の降る日完成した公園のブランコに乗ってー命短し・・・-の歌を口
   ずさみながら静かに死んだ。  ・・・葬儀後公園では児童たちの喜々とした
  姿が見られた
        

     当時の社会批判市役所内の仕事のたらい回しを取り入れながら
    一人の平凡な病に冒された男を通して、 限られた命を懸命に生き、人生
   を燃焼し尽く
す姿は現代にも大いに心を揺さぶります 
 
   主人公の勘治が公園のブランコに乗りながら 
     -いのち短し 恋せよ乙女―  と歌う「ゴンドラの唄」は子供の頃に観た
   シーンが未だに残っています。日本映画史上に残る屈指の名シーンとして・・・・

   重々しく歌うその声は、黒澤氏が「誰も歌えない様な声で」と志村氏に言
   われ
 のことです。 今の映画に比べ画面も暗くカラーではないですが、50数
   年前に「生きる」
 と言うことの意味を問うた大作でした。

      監督の黒沢氏と共に出演者の方々の多くはすでに亡くなられています。
   懐かしい思いで、昔の映画に浸りました。

      
「ゴンドラの唄」

1 いのち短し恋せよ乙女 紅き唇あせぬ間に
         熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日はないものを

   2. いのち短し恋せよ乙女 いざ年をとりてかの舟に
        いざ燃ゆる頬を君が頬に ここには誰も来ぬものを

   3 .いのち短し恋せよ乙女 黒髪のいろあせぬ間に
      心のほのお消えぬ間に 今日はふたたび来ぬものを
  


大相撲力士 若麒麟への処分 ー納得がいかない!-

2009-02-03 08:04:12 | Weblog

   昨年から大相撲力士の大麻汚染で露鵬など外国人力士が処分を受けて
    いますが、今また日本力士の若麒麟が大麻で逮捕され、昨日「解雇」処分
    受けました。
          解雇の若麒麟     師匠の尾車親方にも降格
             

   あれだけ相撲界を騒がせ、多くの物議をかもし出している角界で、25歳と
    もなっている若麒麟に自覚もなかったのでしょうか。全く情けない力士です。
    「解雇」の処分はあまりにも甘いと思います。(500万円の退職金が出る)

    国技の相撲は多くの国民は見守っています。この処分を何とみるか?
    相撲協会の処分のあり方に納得がいきません。誰しも「NO」と言いたいもの
    でないでしょうか?
 
   若麒麟も25歳ならば裸一貫からの再生(他の仕事)も可能性はあるでし
    ょう。本人のこれからの自覚の問題です。「25歳はまだ若い」と理事長は
     言っていましたが、25歳は充分に大人です。分別もつくはずですよ。

       また他の力士たちも、まさに「ふんどしを締め直して」の角界であってほし
    いものです。

      節分          

   早いもので今日は節分です。まだまだ寒い日がしますが、
    「冬来たりなば春遠からじ」 どこかに春の音がします。

   豆まきをし、恵方巻きも食べました。

           


さだ まさし著 「茨の木」  情感あふれる物語

2009-02-02 08:04:06 | Weblog

   さだまさしさんと言えば数々のヒット曲を作曲、自らも歌手として、活動して 
    いますが、一方ではエッセイも小説も書かれ、わたしもその殆どは読んでい
    ます。映画化された「眉山」も原作はさだまさしさんでした

   小説「茨の木」は昨年発売された小説です。  
    父の形見となった古いバイオリンのルーツ(製作者)をたどって、イギリスへ
    と物語りは進展します。
                      
          あらまし 

   四十八歳の主人公真二は、二年前に編集者の仕事を辞め、妻とも離婚
    していた。そんな彼の元に、半年前、父の葬儀で喧嘩したきりの兄・健一郎
    から、突然父の遺品のヴァイオリンが届く。

   そのヴァイオリンを修理に出した直後、兄健一郎の病(脳血管性認知症)
    を知る。兄の思いをはかった真二は、ヴァイオリンの製作者を求めてイギリ
    スへと行く。
     そこでガイドとして現われた響子に、初恋の女性(高校時代の英語教師)
    の面影を重ねる。
   彼はその英語教師から教えられたーイギリスのワーズワースの詩 
    「茨の木」ーを思 い出しヴァイオリンの製作がイギリスとあり、茨の木
    も見たさにイギリスへと出向 いたのだった。・・・
   
   「花の咲かない木はないのよ。」と彼女は言った。

   イギリスでの旅で多くの人と出会い、心ある親切に助けられ、ラジオでの
   「お尋ね番組」にも出る。113年も昔に作られたヴァイオリンだったが、・・
   ついに辿り着いた。子孫の計らい
でお墓参りもする。ヴァイオリニストの
   響子が「アメイジング・グレイス」を弾いた。
  

      そして真二は見た。ヴァイオリンの製作者クロフォードの眠る墓地の
   遥か向こうに拡がる山に、小さな白い花が・・・、「 茨の木」だった。
                         茨の花
         

   イギリスを舞台に繊細で優しくロマンあふれる感動的な さだまさしさん
    の小説でした。・・・
ほんの少しラブストーリーも含めた・・・

   


第58回別府大分毎日マラソン

2009-02-01 12:19:22 | Weblog

   昨日の余波を受けて今日も一日中北風の強い日でした。

   ベルリンでの世界陸上選手出場選考をかけての別府毎日マラソンが今日
   12時別府小倉にてスタートしました。
        

   期待される選手としては足立選手ですが、初出場秋葉選手も注目です。
   その他主力の選手達も20キロ地点までは先頭集団を競い合ってのレース
   でした。

    25キロ地点からは先頭集団にもばらつきが見られ、一人また一人と脱落し
    ていき、期待の太田選手はとうとう歩き出しリタイヤでした。長い距離ですから
    途中でなにが起こるか分かりません。

       ペースメーカーも退き、最終までレースに残ったのはモロッコのアンナニ選手
    と日本ではベテラン小林・初出場秋葉選手の二人だけとなりました。ケニアの
    選手も最初は1,2位で争っていましたが、いつの間にやら落ちていきました。

    結果はモロッコのアンナニ選手の2時間10分15秒での優勝で、続いて
  32歳の小林選手の2位、29歳晩成型と言われる秋葉選手の3位で終わり 
    ました。