続いてまた 森絵都さん。
直木賞受賞作品。
短編です。
「器を探して」
「犬の散歩」
「守護神」
「鐘の音」
「ジェネレーションX」
そして
「風に舞いあがるビニールシート」
今さらこんなこと言うのもなんですが、作家さんの知識の広さには驚きます。
広いからって決して浅いわけではなく、
一つ一つの造詣の深さにただただ感心しちゃいます。
「ジェネレーションX」は話がわかりやすくて私向きだったかもしれません。
「鐘の音」も好き。
もう全部いいです。(笑)
妹は「風に舞いあがる・・・」で泣いたそうです。
私は泣かなかったと言ったら
「あんたとはやっぱり感じるところが違うんだよね」 って。
私と妹は十歳も年が違うし、性格も環境も今に至る過程も全く違う。
だから違って当たり前だし だからこそおもしろい。
この世の中に全く同じ価値観、感性の人がいたら
それはそれでちょっと気持ち悪いかもしれないしね。
本の話に戻りますが
全ての主人公が大切な何かのために一生懸命生きている。
そんなお話が詰まってる本です。