恒川光太郎 著。
少し前に初めて恒川さんの本(『竜が最後に帰る場所』)を読んで
すっかりその世界観に惹き込まれ二冊目を読みました。
この『夜市』が恒川さんのデビュー作になります。
私はこっちの方が好きかも。
表題の『夜市』と『風の古道』の二編。
恒川さんの本は、夜 静かな雰囲気の中で読むと
よりその世界を感じることができます。
病院の待合室や電車の中など 落ち着かない場所ではもったいない。
読んでいると、なんだか懐かしい気持ちが溢れてくる。
むかーしむかし、どこかで似たような経験してたのかなぁ、
なんて思ってしまう。
"千と千尋・・・” の世界にもちょっと似ているような??
畏怖、切なさ、懐古・・・
これが恒川さんの世界です。