若菜晃子 著。
山に登る人なら誰でも知っている登山誌で15年働き、副編集長も経験した若菜さん。
彼女の山のエッセーは、読みながら風を感じ、木々の葉音が聞こえ
土を踏む感触まで感じられる。
まるで自分が今、その場所にいるかのよう。
過酷な場所に咲く小さな花に感動したり、
得意気に山の同定をするオジサンに辟易する様子まで
全部自分が経験したことがある懐かしい記憶。
『人生に山があってよかった』
何度も出てくるこの言葉。
心から共感できます。
本当はこの連休、山の計画を立てていましたがキャンセルしました。
やっぱりね、色々ね。
ビクビクしながら行くのもね。
全国の山ヤさんは、地団駄踏んでいることでしょう。
でも、来月にはきっと、どこかの山の頂に立っていたい。