毎日がHappy気分♪

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『無人島に生きる十六人』

2020-07-13 04:31:34 | 本でハッピー♪

 

須川邦彦 著。

明治31年、日本を出航した帆船『龍睡丸』が しけに合い難破し、

翌年に乗組員16人が近くの無人島に上陸。

そこでの約3か月間の生活が描かれています。

何がすごいって、その乗組員全員が一人も欠けることなく日本に戻れたこと。

それは決して奇跡ではなく、きちんとした理由があるのです。

もし、これが現代で起こっていたら、おそらくこうはいかなかったと・・

 

普通16人いたら、その中の1人や2人、

弱音を吐いたり投げやりになったりしてチームワークを乱す者がいると思うのですが

龍睡丸の乗組員にはそんな奴はいませんでした。

”ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために”

これを、いつ戻れるかもわからないのに行動で示した結果、

全員が生きて戻れたのです。

各人が与えられた仕事をきっちりこなし、

絶望せず、明るく、知恵を絞り助け合って生きたのです。

常に冷静さを失わず、若い乗組員を統率するリーダー。

そしてその年長者を敬う若者たち。

感動しました。

すごいことです。

もっともっと世間に知ってほしい本だと思いました。

あらゆる場面で教科書になり得ます。

そして、今の私たちが忘れかけている「日本人の良さ」を思い出させてくれる本です。

 

 

 

 

 

 

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